【何度目の青空か？】乃木坂46★1534【本スレ】

名無しさん＠実況は禁止です＠＼(^o^)／

六本木ブルーシアターで迎えたアンダーライブ
センター伊藤万理華がMC滑りまくり、パフォーマンスも勢いを見せずグダグダだった
会場に響くファンのため息、どこからか聞こえる「今回でアンダーライブも終わりだな」の声
無言で帰り始めるメンバー達の中、中田花奈は独り楽屋で泣いていた
おいでシャンプーで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今のアンダーで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすればいいの・・・」中田は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、中田ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい床の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってレッスンをしなくちゃ」中田は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、中田はふと気付いた

「あれ・・・？お客さんがいる・・・？」
楽屋から飛び出した中田が目にしたのは、最後列まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどにサイが振られ、地鳴りのようにメンバーへのコールが響いていた
どういうことか分からずに呆然とする中田の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「かなりん、次おいシャンだよ、早く行こ」声の方に振り返った中田は目を疑った
「い・・・いこまちゃん？」　「なんだ、かなりん居眠りでもしてたの？」
「れ・・・れなりん、大学はいいの？」　「なんだかなりん、勝手にれなりんを卒業させやがって」
「いくちゃん・・・」　中田は半分パニックになりながらメンバー表を見上げた
生田絵梨花、生駒里奈、市來玲奈、井上小百合、岩佐祐美子、斉藤優里、桜井玲香、白石麻衣
高山一実、中田花奈、西野七瀬、橋本奈々未、畠中清羅、星野みなみ、松村沙友理、宮澤世良
暫時、唖然としていた中田だったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ！」
伊藤万理華からマイクを受け取り、ステージへ全力疾走する中田、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、楽屋で冷たくなっている中田が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った