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現代アートという詐欺

1 :ФゝФ〕Иαηα∫н!∫αη:2013/06/09(日) 13:23:20.64 .net
これは作り手による表現の任意性を逆手に取った
巧妙な詐欺であり、芸術表現への欺瞞である。
そしてこの手の詐術で拵えられた物体を公的美術館などに
所蔵するのは税金への無駄遣いでもあり、
芸術への冒涜でもある。
以下手口を紹介する。

2 :ФゝФ〕Иαηα∫н!∫αη:2013/06/09(日) 13:35:14.31 .net
仕掛け人は複数人用意する。
役として一人はサクラ。一人は芸術家。一人は画商。一人は富豪。
標的は一代で財を築いたが教養のない成金。それも文化的素養のない
ことに劣等感を抱いていそうな。
場所はその手の成金が休日に好んで出歩きそうな、いかにも人工的に用意された
芸術都市のような街がいいだろう。彼は周辺の金持ち連中に財界の会合で
見下されないためにも、仕事が空くとここに来ては美術館や劇場に
通いつめることにしている。
そしてここで例の画商が個展を開く。
今回扱っているのは「有名芸術大学の大学院を出て、
ニューヨークに渡り個展を開催し現地の白人美術評論家に
高い評価を受け、天才の若手作家」とされる人だ。

3 :ФゝФ〕Иαηα∫н!∫αη:2013/06/09(日) 13:47:42.71 .net
通りを歩き、画商の開く個展の案内に目を留める彼。
高級そうなドアをくぐって中に入ってみると
部屋の正面中央の壁になにやら描かれた絵が飾られてある。
それはとても奇妙なもので、描かれたモノの形ははっきりしないし、
塗られた色も極彩色ではあるが乱雑で、とても意味が
汲み取れるものではない。正直そこに絵を囲む額がなければ子供の落書きか、
気の狂った人の作品にしか見えない。うろたえながら
視点を下方に移すとそこには表題の書かれた紙があり、
しっかりと「微笑む女」と記されている。

4 :ФゝФ〕Иαηα∫н!∫αη:2013/06/09(日) 13:58:47.34 .net
すると後ろからいかにも感心しきったような唸り声が
聞こえた。ぎくりとして後ろをそっと振り向くと、そこには
値のはりそうな黒いスーツに身を固め、頭には山高帽、そして
胸には田舎者の自分にでも分かりそうな高級な
臙脂色のネクタイを決めた紳士が立っていた。彼は
顎に手を当てさも感激したかのように続ける。「この作品は
今世紀最大の傑作になるに違いない」。その感嘆の言葉に
おもわず吹き出しそうになる。「これが傑作だって?
何が描かれているかもわからないのに」と。その態度に
気づいたのか、老紳士は彼にこう告げる「あなた、みたところ
大層な人じゃないですか・・それなのにこの絵の良さが
お分かりにならないのですか?NYで認められた人なんですよ。
それに彼の作品は過去14億円で落札されもしたのですよ」

5 :ФゝФ〕Иαηα∫н!∫αη:2013/06/09(日) 14:12:42.91 .net
「14億だって!?」
「その通り。この作家、ご存じなかったのですか?有名なので
すがね・・。それに彼が作る芸術品の数々はこの他にも
たくさんあって、それらには最低で数千万円の値が付くのです。
国立の大きな美術館にも所蔵されてもいますしね」
心底あきれたような顔をしてそう彼を見つめる紳士。
「そう言われればそう見えなくもない・・」
常日頃から財界のお仲間連中に文化的教養のなさから
軽んじられている彼は、ここで負けてはいられないのだ。
「・・・・た、確かに若くて微笑ましい女性の姿がっ、
なにかこう、いきいきと感じ取れますな」
一生懸命画面を見つめて彼はそううそぶく。「そうでしょう」と
言わんばかりににっこりと共感してみる老紳士の目。

6 :ФゝФ〕Иαηα∫н!∫αη:2013/06/09(日) 14:21:42.50 .net
「買い。買いましょう。おいくらでしょうか?」しばらくして
画商を静かに呼びつけてこう宣言する老紳士。と、呼ばれた画商はなぜか
隣にいる男のほうをまじまじと見つめた後に、老紳士を戸の空いた
別室に呼び入れ、机の上で何やら書類を交わす。出てきた紳士は
「いやあ、いい買い物でしたよ」とニコニコ顔である。「この絵を
買ったのですか?・・・・おいくらで?」「二億です。大きい声では
言えませんけれども」「に、二億ぅ!?」「もうすでにこの芸術作品には
目端の利く買い手がたくさんついていたのですが、無理を言って私に譲ってもらいました。先の
買い手には最初からより高い値をつけた方に譲るという・・・」
もう彼は聞いていなかった「(二億なら自分の小遣いを何とかすれば・・
そう、不動産の損きり物件を幾つか売りさばいて・・それで・・・)」

7 :ФゝФ〕Иαηα∫н!∫αη:2013/06/09(日) 14:38:51.11 .net
「・・・・・・(この絵を我が家のリビングの真ん中にどかっと
飾ればきっと家の中が文化的に潤うに違いない・・この絵の真価を
俺は今わかった・・いや、わかるんだ!!・・だから他の連中にもこの
難解な絵の、その美的高尚さを自慢してやれば、もはや田舎者の
成金だなどと二度とそう見下されることはあるまい・・・)」
極度の焦りから汗がどっと吹き出す。彼が老紳士からその絵の購入権を
譲り受けたのは当然のことであった。ちなみに彼はこの絵に二億四千万円の
値をつけた・・・・・・。
数日後。
広々とした家の中で機嫌の良い彼。もちろん件の絵を前にして毎朝ご満悦なのだ。
すぐそばにぐずる我が子。がむしゃらに働いた彼は結婚も遅く、その子はまだ
3歳にもならない。「ねえパパ、何を見てるの?」男の子は泣くのをやめて
そう問いかける。「これかい?これは微笑んだ少女を描いた絵で、今世紀最大級の
芸術作品なのさ」はやくも我が子にこの絵によって芸術的審美眼が
芽生えたのかと感心しきりの彼。さらにこの芸術品の「意味」を長々と
自慢げに語り続ける彼。つとその隣に立ち、どんぐりまなこでじーっと
その「芸術作品」を見つめる男の子。そして
「この絵は壁紙だ。パパ、ここには何も描かれてないよ」

この後彼が画商に騙されたと知るのに時間はかからなかった。

8 :ФゝФ〕Иαηα∫н!∫αη:2013/06/09(日) 14:46:04.66 .net
これは「裸の王様」と同系統の古典的な詐欺だ。誰か天才的な
詐欺師が芸術の価値が観るものの任意からなりたつという現代
アートの欺瞞に気づき、それを利用したのだろう。もしかしたら
ピカソあたりからすでにそうだったのかもしれない。彼は
仕掛けられた工作員であり、彼の後ろにはこのスレに
登場するような画商がいたのだとしたら・・。考えすぎだろうか?

9 :ФゝФ〕Иαηα∫н!∫αη:2013/06/09(日) 14:55:08.28 .net
後の秀吉である

10 :ФゝФ〕Иαηα∫н!∫αη:2013/06/09(日) 17:10:51.25 .net
全員だませば詐欺じゃなくなるんだよ

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