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作画を語るスレ6627

399 :メロン名無しさん:2024/02/18(日) 01:23:03.97 .net
https://prtimes.jp/story/detail/rP6ljkinDzB
押井:「何を言っているかというと、自分で人間だと思い込んでいるだけで、もしかしたらあなたも人形かもしれないっていうことです。
これを作ったとき、人間と人形、どう違うんだ?ということを考え始めて、それをどう証明するのかという映画になった。
映画を作った後に、医学博士の養老孟司先生とお会いする機会があって、人間は自分を人間だと思い込んでいるけれど、それってどういうことなのか?という話をしたんです。
そこで聞いた話によるとね、自分を見てるもう一人の自分がここ(頭上)にいる、いわゆる自意識がある時間って、24時間のうちせいぜい3時間だって言うんですね。
人間ってさ、起きてる間はずっと自意識があると思い込んでいるけれど、朝起きて、服を着て、家出て、電車に乗って、会社で働いて、帰って寝る、これほとんど無意識でやっていると。
つまり人形になっているわけですよ。以前にね、僕はこういう講演を行っている最中に記憶がぶっ飛んだことがあるんです。気がついたら、知らないビルのテラスで雨を眺めてた。
3時間ほどの記憶がまったくない。その間に自分が何をやらかしたのか、とても怖かったので人に聞いたら、ちゃんと普通に喋ってましたよって。領収書にも判子を押して、お金いただいて帰りましたよって(笑)。
気がついたらスキー場のゲレンデにいたことがあるっていう人の話も聞いたことがある。だから人間って自分が思っているほど人間じゃないんですよ。
この映画も、誰が人間で、誰が人形なのかわからない世界の話ですけど、もうそれはどっちでもいいんじゃないかと思う。ただし、幸福感は欲しい。自分が自分である根拠も欲しいし、自分が生きていると思いたい。
それで二つの可能性を考えたわけ。まず一つは黄瀬と暮らすこと。黄瀬が生き物であることは、抱けばすぐわかる。いい匂いがするし、温かいし、心臓はトクトク動いてる。まさにこれが命だとわかる。
もう一つの可能性は人形と暮らすこと。今の人たちはこれですよね。インターネットにぶら下がって生きたりとか、それは要するに人形と暮らすってことですよ」

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