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アメリカン・スナイパー American Sniper 1

532 :名無シネマ@上映中:2015/02/14(土) 17:36:58.46 ID:tpqb6hI2T
『許されざる者』以降から『ミリオンダラー・ベイビー』くらいまでのイーストウッド映画って
自らの運命に必死に抗いながらも結局は飲み込まれていく
そんな人間の“卑小さ”を崇高な悲劇にまで高めていく・・・といった感じだったけど
『チェンジリング』あたりから、人間の“卑小さ”そのものを凝視しながら
そこに何というか「救い」を見出す・・・という印象があるんです。
その「救い」がどういうカタチで現れたか、あるいは一見「悲劇」的に見えても
主人公にとってそれは救済に他ならない、という。

で、この『アメリカン・スナイパー』を申し訳なくも試写会でタダ見させてもらったんだけど
ここには「悲劇」も「救い」もない、ただ世界も人間も“蒸発”した果ての一種の「無常」観(!)というものに
文字通り圧倒されたというか・・・
むしろ、この映画がアメリカで記録的大ヒットしていることが、今は不思議です。

まあ、意味不明なオナニー文であることは自覚してるし申し訳ないけど、なんというか
これまでのイーストウッド映画と確かに似通っていながら、しかし
これまでに感じたことのなかった印象を抱いた作品だったです。。

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