累-かさね-【土屋太鳳 芳根京子】

16 ：名無シネマ＠上映中：2018/07/08(日) 00:35:38.86 ID:PWcS5jkI.net

さっき、CMで始めてこの映画について知ったけど。
累(かさね)っていうと、累ヶ淵か。
(なんか昔から作家によって、
いろんなバージョンあるようだけど)

山東京伝の「累(かさね)井筒紅葉打敷」を昔、読んだけど。
醜女かさねが、あまりに救われなさすぎて
読んでて切なかったなぁ……。
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累(かさね)は谷から落ちて、足は不自由に、
顔も、ふた目と見れない醜くい顔になったけど。
本人は鏡を見ても、その顔の変化に気付かなかった。
みんなも、顔の変化について累に黙っていたんだけど、
怨霊がそれを教えてしまう。そして、
累の心のひがみに付け込んで操ってしまう。

いろいろあった末、鏡を嫌う累は
宝の鏡を絹川に投げ捨ててしまう。
それに怒った人物が累を散々、
痛めつけてしまうんだけど。これが、かなりエグい。
累は鎌にかじりついて口をバックリ斬りさかれ、
石や砂を口に押し込まれ、鎌の柄で水につけられ溺死させられる。

しかも、累が死ぬと、とうの鏡は水中から
浮かび上がってくるんで。累を殺した人物も
「この鏡が戻るなら、累を殺す事もなかったんだ…」と後悔したり。

その後、累の怨霊が先の怨霊と合体し、お岸をたたってたけど
上人が累の死んだ絹川のほとりで読経したら、累は成仏する。

そこが今、『累ヵ淵(かさね が ふち)』と呼ばれるようになったとか。