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【円銀】円銀コレクション・改18【真贋】

1 :名無しのコレクター:2007/08/02(木) 13:52:25 .net
ここは上級者の方も投稿されます。失礼のないようにすれば、質問にも丁寧に答えていただけます。
贋作について。
真正品判断の基本は量目、径ですが、誤差があります。
ギザの数は旧、大型円銀は198本、小型円銀は193本。
スーパー贋作を除けば贋作の95%はギザの数が違うと言われています。
ギザについては以下の物は贋作の可能性が高くなります。
あきらかにギザのピッチが違う部分がある。
斜めに切ってある。
谷の底がV字型になってる。
谷の底が泡が吹いているようになってる。
機械で付けたように正確にピッチが刻んである。(ギザを付けるギザカラーの原本は手彫りですで微妙な変化があります。)
ギザにタールを詰めて谷底を見られないようにしている。
スーパー贋作は歯科技工に使われるロストワックス法で作られてると思われます。
これは原本を高い精度でコピーするので、微細な流通痕も写し取ってしまうため同じ流通痕があるものが出来てしまいます。
ただ贋作はギザを後から付けていますので、加工の後が残りますし上記の異常が見られます。
大型円銀で、馬の歯とリムの面が同化している物。(ロストワックスの出来の良いものは、片面の一部分のみに同化があります)
現物を見られる場合はリム付近を10倍程度のルーペで見て、削った痕や機械的な線状痕があればまず贋作。
中には採算度外視で丁寧に仕上げた物がありますが、手間がかかる為か少数です。(不思議な事に並年に多く見られます。)
また普通、リム(輪)からギザにかけて滑らかな曲線を描きますので、鋭角な段差が出来ているものは疑わしくなります。
鑑定書のない貿易銀や特年、美品クラスなのに流通痕が極端に少ない。
修正品や荘印物でも贋作は 多く存在します。
初心者でも鑑定眼を付けたいならギザの谷の底の光り方を勉強するのが一番です。
並年でいいからトーンの入った未使用と、洗った未使用を揃えておくのがいいでしょう。
半分以上のギザの谷底がそれと同じ光沢を放っていれば真正品と判断できます。
また、三年を除く大型円銀についてはプレス前の台の処理が違うので未使用肌の残るものは真正品の判定がし易いです。

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