【アンティーク】西洋骨董人形館・92体目【ビスク】

もしもし、わたし名無しよ

372です。

断定したような書き方でごめんなさい。
「ジャーマン」が「フレンチ」に敵わないと言ったのはあくまで私個人の見解です。

ずいぶん昔に、広島「星ビル」のドールフロアで出会ったトリステに一目惚れしました。
まさに「直球ど真ん中のストライク」胸にズドンです。「世の中に、こんな美しいお人形がいるんだ」と暇を見つけては通いました。
「非売品」から外れると聞いたものの、当時の販売価格８桁では手が出せず、ある日彼女は居なくなっていました。
今は本に掲載された彼女の写真を眺めるだけです。本当に欲しかった。

私が「怖いくらいの美しさ」と思うのは思わず瞳の奥をのぞき込んでしまう深みのある「ペーパーウェイトアイ」と決め細やかな肌の色合いです。
つい時間を忘れて見惚れてしまいます。
「威厳に満ちた」と表現したのは貴族的な高貴な顔立ちからです。
「世俗の埃」が降りかかる煩わしい世界をしばし忘れさせてくれるそんな気さえするのです。

ジャーマンにも「ペーパーウェイトアイ」や白く美しい肌の子もちろんいます。
ただ、私のおこずかいの範囲でお迎えできるジャーマンっ子は時代が下るので「スリーピングアイ」「オープンマウス」の親しみやすいお顔立ちの子ばかりです。
一人ではカメラに緊張していても二人並べると途端にお喋り始めたみたいに楽しげな表情になってこちらも笑ってしまう。
そんなジャーマンドールも大好きです。

376さん、「フレンチ」「ジャーマン」とにかくたくさんのお人形をご覧になって下さい。
できればお店で直にドールと対面していただければ「アンティークのオーラ」を含め、私の個人的な感覚も多少理解していただけるように思います。
御自身の好みもわかるのではないでしょうか。