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英語圏の【古典・準古典文学】を英語で読む

1 :OED Loves Me Not ◆5o7MC4F0bo :2015/04/07(火) 16:01:58.78 ID:11283gro.net
「洋書を読むスレ」はすでにあるけど、そこでは現代の小説や娯楽小説、
その他の教養小説や新聞も含まれる。このスレでは、英語圏の
【古典・準古典文学】に限る。思想書や歴史書も含めたいところだが、
我慢する。やはりまずは古典的な英語文学をしっかりと読みたい。

50 :名無しさん@英語勉強中:2015/05/17(日) 10:53:38.83 ID:y487KUeo.net
ぽかーてぃ

51 :名無しさん@英語勉強中:2015/11/10(火) 14:06:39.00 ID:h/ih6fnh.net
あげ

52 :名無しさん@英語勉強中:2015/11/30(月) 07:45:29.47 ID:C1SFfona.net
test

http://fast-uploader.com/file/7004392627990/

53 :名無しさん@英語勉強中:2015/12/04(金) 20:40:38.73 ID:LymgavnB.net
2週間ほど前だったろうか。下記の小説を原文で読了した。

   F. Scott Fitzgerald "The Great Gatsby"

書評の中で他の読者が書いていた通り、やはり名文を書く人だと思った。実に短い
小説だし、さほど難しい文章でもないはずだが、まだまだ僕はこの程度の小説も、
辞書をあまり引かずにざあっと一回だけ読んだくらいでは、その中身をじっくりとは
味わい尽くせていないのだと思い知らされた。一度読んだあと、Sparknotes という
サイトでその荒筋から性格分析、背景の説明、一章ごとの梗概と詳細な分析を
すべて読んだ。

無料で読めるものはすべて読んだが、おそらくペーパーバックで
20ページ分くらいあろうかと思われるほど詳しくて素晴らしい分析を披露してくれている。
そして、その分析を読んでいて、いかに僕がこの小説をまだ独力では十分に
理解していないことを痛感した。とはいえ、その Sparknotes の注釈と
Everyman's Library 版のこの小説についている Introduction や作者の
生き様についての解説を読んだり、ネット上の写真などをちらほら見たりして、
この作者と作品に少しでも近づけたのがうれしい。

この作品については、下記のスレにて、詳しく紹介した。320番から348番まで。
   http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/english/1418274018/320-348

そして今、この作家の小説の処女作である次の本を 3分の2ほど読み終えたところ。
   F. Scott Fitzgerald "This Side of Paradise"

54 :名無しさん@英語勉強中:2015/12/08(火) 11:54:44.41 ID:3qb8Rv33.net
Shakespeare の "Romeo and Juliet" は、Arden Shakespeare の注釈や
Cambridge の注釈や Alexander Schmidt の Lexicon を参考にしながら半年ほど
前に1か月か2か月ほどかけて精読した。まさか他の人がこの作品について2ちゃんねるで
質問するとは思わなかった。ここに、覚書として、質問と回答へのリンクを貼り付けておく。

質問:
   http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/english/1446796277/602

回答:
   http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/english/1446796277/609-611

55 :名無しさん@英語勉強中:2015/12/08(火) 12:00:30.27 ID:3qb8Rv33.net
"Romeo and Juliet" を読んだときのことについては、英文で
   http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/english/1443424666/42-44
このリンク先の 42-44 番のコメントにて詳しく書いておいた。気が向いたときに、また
"Romeo and Juliet" の文章について詳しく僕なりの解説をしていきたいし、さらには、
Shakespeare による他の作品もどんどん精読していきたいと思う。

今は、George Orwell による "Animal Farm" を読んでいる。文章がやさしくて
短いので、気楽に読める。

56 :名無しさん@英語勉強中:2015/12/09(水) 07:07:41.01 ID:1t8kLrg1.net
【"Romeo and Juliet" の The Prologue】

"Romeo and Juliet" の冒頭 The Prologue を少し読んでみる。まずは、これを
Received Pronunciation つまりイングランドの標準的な発音と Original Pronunciation
つまり400年前にこの演劇が上演されたときに役者たちが持っていたと思われる発音との
両方で披露してくれているビデオを紹介する。
   Shakespeare’s accent
     https://www.youtube.com/watch?v=Hi-rejaoP7U&t=1m40s

Original Pronunciation (OP) についてはすでに他のところでも触れたが、上記の
ビデオで OP を披露してくれている役者 Ben Crystal と、その父親である有名な言語学者
David Crystal との二人がその普及や紹介に尽力している。この二人による Shakespeare
についての詳しい解説は書物のみならず YouTube 上でもじゃんじゃん出演してくれている。
たとえば、
   Speaking the bright and beautiful English of Shakespeare, Ben Crystal
     https://www.youtube.com/watch?v=9FF5K8VlcRI
ここでは、90分にわたって Shakespeare の言葉の面白さについての Ben Crystal に
よる講演の録画がアップロードされている。実に面白い。

57 :名無しさん@英語勉強中:2015/12/09(水) 07:25:05.74 ID:1t8kLrg1.net
【"Romeo and Juliet" の The Prologue】

ともかく、The Prologue をここに書き取ってみよう。例のごとく、コピーペーストはせず、
あくまで自分でタイプする。それによって、少しでも原文を覚えたいからだ。コピーペーストすると、
まったく覚えられないから、楽をしている自分が、結局は損をする。なお、それぞれの行の
頭に (1), (2),... と番号をつけていく。後で引用しやすいからだ。

The Most Excellent and Lamentable Tragedy of Romeo and Juliet
   The Prologue

   [Enter CHORUS.]

CHORUS
(1) Two households, both alike in dignity,
(2) In fair Verona, where we lay our scene,
(3) From ancient grudge break to new mutiny,
(4) Where civil blood makes civil hands unclean.
(5) From forth the fatal loins of these two foes
(6) A pair of star-crossed lovers take their life,
(7) Whose misadventured piteous overthrows
(8) Doth with their death bury their parents' strife.
(9) The fearful passage of their death-marked love,
(10) And the continuance of their parents' rage,
(11) Which but their children's end naught could remove,
(12) Is now the two hours' traffic of our stage;
(13) The which, if you with patient ears attend,
(14) What here shall miss, our toil shall strive to mend.  [Exit.]

58 :名無しさん@英語勉強中:2015/12/09(水) 07:40:42.05 ID:1t8kLrg1.net
"Shakespeare In Love" 1998 movie -- Gwyneth Paltrow, Joseph Fiennes
  https://www.youtube.com/watch?v=ZJRJ3WGrXJk

上記の映画は、有名だと思う。最高の美男美女であり、しかも演技がしっかりしている
二大スターの饗宴により、Shakespeare の生きていた時代を描いている。果たして
この映画がその時代や Shakespeare の生き様をしっかりと映し出しているかどうか
については僕は知らないし、別に興味もない。少なくとも、このようにあの時代や
Shakespeare を見ている人もいるということだ。それでよいと思う。僕としては、
Shakespeare を理解する上でこのような映画などの資料が少し参考になれば
それでいいのだ。ともかくこの映画では、"Romeo and Juliet" のうちのかなりの
部分が上演されている。とても面白く楽しく作ってある。

この他、YouTube 上では、実にたくさんの Shakespeare に関するドキュメンタリー、
映画、解説、講演、その他いろいろな資料がアップロードされている。Shakespeare
の作品を上演したものの録画もたくさんある。録画だけでなく、BBC の録音作品もある。
役者が顔を見せて演技するものも素晴らしいが、BBC による録音作品の場合、
顔を見せないで声だけで全力で演技してくれているので、僕のように言葉そのものを
勉強しようとしている者にとっては、これもまた実にありがたい。

59 :名無しさん@英語勉強中:2015/12/09(水) 08:05:43.69 ID:1t8kLrg1.net
>>57
まずは、僕なりに訳してみよう。

(1) Two households, both alike in dignity,
  二つの家、この二つは階級や位においては似ており、
(2) In fair Verona, where we lay our scene,
  この演劇の舞台である美しきヴェローナに本拠を置く家であります。
(3) From ancient grudge break to new mutiny,
  両家は、昔からの恨みつらみから新たな暴動へと向かい、
(4) Where civil blood makes civil hands unclean.
  そこでは、市民の血によって市民の手が汚されてしまうのであります。
(5) From forth the fatal loins of these two foes
  敵対する両家の運命的な母体から
(6) A pair of star-crossed lovers take their life,
  不吉な星々に邪魔された二人の恋人たちが命を縮め、
(7) Whose misadventured piteous overthrows
  その不幸せで惨めな没落は、
(8) Doth with their death bury their parents' strife.
  二人の死によって親たちの争いを埋葬することになるのであります。
(9) The fearful passage of their death-marked love,
  二人の呪われた愛の恐ろしき軌跡と、
(10) And the continuance of their parents' rage,
  永続する親たちの激しき怒りとは、
(11) Which but their children's end naught could remove,
  自らの子供たちの終末によってしか消せなかったのでありますが、
(12) Is now the two hours' traffic of our stage;
  これこそ、私どもの舞台の2時間にわたる話の内容であります。
(13) The which, if you with patient ears attend,
  観客の皆様、辛抱強くお聞き下されば、
(14) What here shall miss, our toil shall strive to mend.  
  私どもの力不足は、努力によって補う所存でございます。

60 :ロリータ:2015/12/13(日) 08:52:12.74 ID:hzIfxcCv.net
ナボコフの超有名小説だけどまだ読んだことがないので読んでみる
forewordが結構難しい単語出てくるなー

61 :ロリータ:2015/12/17(木) 01:58:50.96 ID:OEZipOnS.net
読了
これはかなり難しい小説だった
一応読んだってだけで自分がどこまでわかっているのか自信ない
結局Quiltyってのは実在者なのかいまいちよく判らん

62 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/22(月) 14:19:24.96 ID:9JIKKH5G.net
fast --- [古風] [通例軽蔑して] ふしだらな、すさんだ
  lead a fast life -- すさんだ生活をする
    (スーパーアンカー、5版)

そうか。そういう意味での fast は、古風な言い方だったのか。どうりで現代小説では
見かけたことがないように思った。僕がこれを見たのは、19世紀半ばの小説の中でだ。

"Liddy, come here. Solemnly swear to me that he's not a ●fast● man;
that it is all lies they say about him!"
   http://www.gutenberg.org/files/107/107-h/107-h.htm

Thomas Hardy による "Far from the Madding Crowd" の女主人公 Bathsheba
が、軽薄だが最高に美男子の兵士を愛してしまう。彼女の使用人たちがその男性のこと
を女に対してだらしない男だと評するのを聞いて、苦しみに耐えられず、その使用人の
一人である Liddy を捉まえて「実は彼を愛してるのよ」と苦しい胸のうちを告白する。
そういう場面の台詞だ。

「ふしだら」という意味の fast についての OED の解説
10.
a. Of persons: ●Living too fast● (see fast adv. 7); extravagant in
habits; devoted to pleasure, dissipated; usually implying a greater
or less degree of immorality. Also in ●fast life, fast living●, etc.

b. Often applied to women in milder sense: Studiedly unrefined
in habits and manners, disregardful of propriety or decorum.

c. Of language, etc.: Characteristic of ‘fast’ people.

d. Of a place: Inhabited or frequented by ‘fast’ people.

(続く)

63 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/22(月) 14:20:03.05 ID:9JIKKH5G.net
>>62 の続き
1745 E. Haywood Female Spectator (1748) II. 273
  In deep consultation..how to repair the defects of age and
  ●fast living●.
1841 J. T. J. Hewlett Parish Clerk I. 179
  All the ●fast● men were anxious to make their acquaintance.
1852 L. Oliphant Journey to Katmandu 191
  Lucknow is a ●fast● place.
1856 F. E. Paget Owlet of Owlstone Edge 140
  If a ●fast● young lady be detestable anywhere, what must she be
  in a country parsonage?
1861 T. Hughes Tom Brown at Oxf. I. i. 4 The college was decidedly fast.
1870 E. B. Ramsay Reminisc. Sc. Life (ed. 18) v. 119,
  I never heard..all these ●fast● terms.
1874 F. C. Burnand My Time xxiii. 203
  My lot was cast in a ●fast● set.
---------------
OED Second Edition
This entry has not yet been fully updated (first published 1895).

64 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/22(月) 14:28:08.93 ID:9JIKKH5G.net
>>62-63 に出てくる Thomas Hardy による "Far from the Madding Crowd" の
小説も読んだが、映画化作品も YouTube 上で見た。映画版もとてもいい。ただ、
今はもうその4時間近く続くテレビ向けの映画も YouTube から取り下げられてしまって、
ごく一部しか残っていない。それは、次のリンク先にある。

   Far from the Madding Crowd: Sergeant Troy's story part I
   https://www.youtube.com/watch?v=xa8KRqc0OxE

これは気に入っている映画なので、最近、輸入盤の DVD で買った。PBS が提供している
もので、役者の演技がすべて素晴らしい。

   Masterpiece Classic: Far From the Madding Crowd [DVD] [Import]
   Paloma Baeza (出演), Nigel Terry (出演)

65 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/22(月) 19:47:20.71 ID:9JIKKH5G.net
英語圏の本ではないが、フランス語圏の本の英語版を読むこともある。Pascal だ。
高校のときに日本語で Les Pensees を読んだあと、何十年も経った今でもその
中の言葉のいくつかを何度も何度も、おそらくは1年ごとに何度も思い出す。いつも
思い出す言葉とは別に、今日は違うところを拾い読みしてみた。やはり Pascal はいいなあ。

This is our true state; this is what makes us incapable of certain
knowledge and of absolute ignorance. We sail within a vast sphere,
ever drifting in uncertainty, driven from end to end. When we think
to attach ourselves to any point and to fasten to it, it wavers and
leaves us; and if we follow it, it eludes our grasp, slips past us,
and vanishes for ever. Nothing stays for us. This is our natural
condition, and yet most contrary to our inclination; ★we burn with
desire to find solid ground and an ultimate sure foundation
whereon to build a tower reaching to the Infinite. But our whole
groundwork cracks, and the earth opens to abysses.★
  http://www.gutenberg.org/files/18269/18269-h/18269-h.htm

66 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/22(月) 19:57:04.75 ID:9JIKKH5G.net
Pascal の Les Pensees で最も好きで、今までに100回は少なくとも思い出した
一節は、次のものだ。今はインターネットのおかげで、キーワードを入れればすぐに
また読み直したり、ネット上で引用したりできる。

When I see the blindness and the wretchedness of man, when I regard
the whole silent universe, and man without light, left to himself,
and, as it were, lost in this corner of the universe, without knowing
who has put him there, what he has come to do, what will become of
him at death, and incapable of all knowledge, I become terrified,
like a man who should be carried in his sleep to a dreadful desert
island, and should awake without knowing where he is, and without
means of escape. And thereupon I wonder how people in a condition so
wretched do not fall into despair. I see other persons around me of
a like nature. I ask them if they are better informed than I am.
They tell me that they are not. And thereupon these wretched and lost
beings, having looked around them, and seen some pleasing objects,
have given and attached themselves to them. For my own part, I have
not been able to attach myself to them, and, considering how strongly
it appears that there is something else than what I see, I have
examined whether this God has not left some sign of Himself.
  http://www.gutenberg.org/files/18269/18269-h/18269-h.htm

67 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/25(木) 12:40:51.07 ID:tzOsQFJO.net
Samuel Beckett についても、「洋書を読むスレ」においてかつてかなり精力的に
書いたが、Rockaby という脚本とその舞台ビデオを何度も見たり読んだりしてきたが、
よくわからなかった。今回、久しぶりに舞台ビデオを2本見て、脚本も一度通読して、
やっとこの作品の意味がだいたいわかったような気がした。

(1) Samuel Beckett - Rockaby, starring Billie Whitelaw, director: Alan Schneider (1981)
  https://www.youtube.com/watch?v=66iZF6SnnDU

(2) "Beckett on Film" の DVD 版に収録されている "Rockaby"

この2つを、僕は今日、見てみた。DVD 版に収録されているもののうちかなりの部分は
YouTube 上でも公開されているが、されていないものもある。それはともかく、
Samuel Beckett の作品は "Waiting for Godot" を除けば実にわかりにくいのだが、
何とも言えない魅力があるので、何としてでも理解したいと思って何度でも見てしまう。

68 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/26(金) 10:04:54.57 ID:FTcSsWlP.net
Samuel Beckett の "Endgame" という脚本は、徹底的に絶望的なのに抱腹絶倒。
"Beckett on Film" という企画の一環としてこの舞台が映画化もされている。
80分のこの映画を、僕は3年ほど前から、3回くらいはしっかりと見て、20回くらいは
歩きながら流して聞いた(見ないで、聞くだけだった)。シナリオも、少なくとも3回くらいは
熟読した。"Waiting for Godot" と共に、この "Endgame" もみんなにお勧めしたいし、
できればみんなでこれについて語り合いたいものだと夢見ている。

(1) "Endgame" の脚本
   http://samuel-beckett.net/endgame.html

(2) "Endgame" の映画化作品(見事な演技)
   https://www.youtube.com/watch?v=ok7Vc3jczNg

69 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/26(金) 13:48:03.01 ID:FTcSsWlP.net
【Corpse poo】

下らない話かもしれないが、ある意味では重要とも言える話題。Samuel Beckett の
"Malone Dies" をちらほらと読んでいて、意外なことに気づいた。人は死んだあとに
排泄する場合もあって、その問題を回避するために死体の肛門に栓をする場合もある
そうなのだ。

... she would never forget me, I would die delighted, she would close
my eyes and ●put a plug in my arse-hole●, as per instructions.
   (Samuel Beckett "Malone Dies")

ネット上で、このような質問に対して葬儀屋さんが回答するビデオを YouTube 上で
公開している。

   ASK A MORTICIAN — CORPSE POO
   https://en.wikipedia.org/wiki/Tenebrae

一言でいうと、人間が死んだ後に排泄することもある。そしてそのときに寝具などが
汚れるのを防ぐためには二通りの方法がある。一つは diaper であり、もう一つは
butt plug のようなものを挿入することなんだそうだ。

こんなことは他の人は知っていたかもしれないが、僕はまったく知らなかった。それはともかく、
Samuel Beckett という人は、人間の最も悲しい面、最も醜い面、最も無意味で
味気ない面などをそのまま抉り出して表面に押し出す作家だ。容赦がない。だから
今回のような話題も、そのまま文字にして書き出す。

70 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/26(金) 13:50:09.55 ID:FTcSsWlP.net
>>69 でのリンク先を間違っていた。

Ask a Mortician- Corpse Poo
   https://www.youtube.com/watch?v=gv7MSFgT8TE

71 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/26(金) 20:06:46.05 ID:FTcSsWlP.net
【chamber pot】

Etymology: Formed within English, by compounding; modelled on
a French lexical item. Etymons: chamber n., pot n.1
< chamber n. + pot n.1, perhaps after Middle French pot de chambre
(pot de chambre n.) (although this is apparently first attested
slightly later). Compare Middle Dutch (diminutive) camerpotgen
(Dutch kamerpot).

定義文: ★A bowl kept in a bedroom and used for the discharge of urine, etc.,
esp. at night.★ Cf. chamber n. 7, pot de chambre n.

---------------------
例文がいくつかあるが、省略。

This entry has been updated (OED Third Edition, November 2010).

少し古い時代(たとえば20世紀初頭くらいまで)を舞台にした映画などを見ると、
寝室やその隣の階段の踊り場に瀬戸物で出来た chamber pot が置いてあって、
家族はみんなその中に交代で urinate していた様子が描かれている。さすがに
defecation している場面は撮影されないが、おそらくはそれも行っていたのだろう。
召使たちの過去の仕事ぶりについて

   "The Real Downton Abbey" Servants: The True Story Of Life Below Stairs 1/3
     https://www.youtube.com/watch?v=7h-sNcwUSHk

3時間にわたるこのドキュメンタリーにおいて詳しく紹介されているが、そこでも
貴族の主人一家の排泄物を溜めたたくさんの chamber pots を両手で長い通路を
歩いて地下にまで運び、それを処理していたという話が出てくる。このような知識も、
少し古い時代の小説を読むにあたっては重要だ。

72 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/26(金) 20:36:27.43 ID:FTcSsWlP.net
Samuel Beckett の脚本は、いちおうすべて読んだ。全部で原文500ページくらい。
何度も読んだし、辞書も引きながら熟読したし、YouTube や DVD にてその舞台の
映画版もずいぶん見てきた。何が言いたいのかさっぱりわからないものも多いが、
何度見ても腹を抱えて笑ったり、じっくり考えさせられて唸ってしまうようなものもある。

彼の小説も、少しずつ読んでいる。The Unnamable はすでに全部読んだ。けっこう
気に入っている。Samuel Beckett の作品群については、すでに「洋書を読むスレ」にて
1年くらい前にずいぶんたくさん書いた。今は、Malone Dies を少しずつ読んでいる。
彼の作品は、よほど精神力のあるときでないと読み続けられない。今回は少しだけ
馬力と気力があるので、少しだけど読み進めることができた。いずれこの小説についても、
詳しく述べようと思う。Samuel Beckett は、僕にとって難しすぎるけど、同時に
一生かかってでも何度も何度も挑戦したいと思わせる作家でもある。

73 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/27(土) 06:57:35.23 ID:l9G2z809.net
【I was whelped. --- Samuel Beckett "Endgame"】
whelp --- 1. a. The young of the dog. Now little used, superseded by puppy.

Forms: ★OE hwelp★, ( hwoelp, huoelp, hwealp, hwylp), OE, ME welp,
ME hweolp, ȝwelp, ( Orm.) whellp, wheollp, ME–16 whelpe, ME welpe, 15 whelppe, ME– whelp;
■Sc. and north.ME quelp(e, quilp(e,
ME–16 quhelp(e, ME qwelp(e, quhalp, quholp(e, 17–18 whalp.■

(who や what の場合と同じように、標準語において wh- となっているものが、Scottish
English (あるいは Scots) や Northern English においては quh- などに対応している。
つまり、h の発音は k の発音と対応しやすいのだ。そこが実に面白い。ゲルマン諸語間
のみならず、世界のあちこちの言語間においてこのような傾向は見られる。

Etymology: ★Old English hwelp★ = Old Saxon hwelp, (Middle) Low German,
(Middle) Dutch welp, Old High German (h)welf (Middle High German,
German welf), Old Norse hvelpr (Swedish valp, Danish hvalp):
further relations uncertain. (OED Second Edition)

74 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/27(土) 06:58:09.61 ID:l9G2z809.net
>>73 の続き
動詞としての whelp --- a. trans. To bring forth (a whelp or whelps).

人間が自分の生まれたことを I was whelped というふうに(おそらく自虐的に)
言っている場面に出くわしたので、この言葉を上記のように調べてみた次第だ。

I was whelped. という表現が出てきた場面

HAMM:
All right, be off.
(He leans back in his chair, remains motionless. Clov does not move,
heaves a great groaning sigh. Hamm sits up.)
I thought I told you to be off.
CLOV:
I'm trying.
(He goes to the door, halts.)
Ever since ★I was whelped★.
(Exit Clov.)

   Samuel Beckett "Endgame"
   http://samuel-beckett.net/endgame.html

75 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/28(日) 19:11:31.56 ID:u2NmrEDM.net
【ノミを he と呼んでいる例】

"Endgame" にて、flea のことを he と呼んでいる例を見つけた。愛情をかけている
ペットなどを he とか she と呼ぶ例はよく見るが、嫌でたまらない虫のことを he
と呼んでいる例はすぐには見つからなかったので、ここで覚え書きとして貼り付けておく。

HAMM:
A ●flea●! This is awful! What a day!
(Enter Clov with a sprinkling-tin.)
CLOV:
I'm back again, with the insecticide.
HAMM:
Let ★him★ have it!
(Clov loosens the top of his trousers, pulls it forward and shakes
powder into the aperture. He stoops, looks, waits, starts, frenziedly
shakes more powder, stoops, looks, waits.)
CLOV:
The bastard!
HAMM:
Did you get ★him★?
CLOV:
Looks like it.
(He drops the tin and adjusts his trousers.)
Unless ★he's laying doggo.
HAMM:
Laying! Lying, you mean. Unless ★he's lying doggo.

http://samuel-beckett.net/endgame.html

76 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/28(日) 19:14:21.49 ID:u2NmrEDM.net
【嫌なネズミを he と呼んでいる例】

殺そうとしている相手のネズミを he と呼んでいる例も見つけた。

CLOV:
There's a rat in the kitchen!
HAMM:
A ●rat! Are there still rats?
CLOV:
In the kitchen there's one.
HAMM:
And you haven't exterminated ★him?
CLOV:
Half. You disturbed us.
HAMM:
★He can't get away?
CLOV:
No.
HAMM:
You'll finish ★him later. Let us pray to God.

http://samuel-beckett.net/endgame.html

77 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/29(月) 13:21:23.36 ID:rx1QBM7y.net
【The bastard! He (= God) doesn't exist.】

Samuel Beckett の "Endgame" を見たり聞いたりしていると、あっちこっちで笑わせられるが、
そのうちの一つ。3人でお祈りするが、お祈りしても神が現れないので、3人は落胆するが、
特に Hamm は怒って、「あんちきしょう、存在してやがらねえ」と言う。敬虔なカトリック
信者が多いアイルランドで育ち、さらには厳しい母親に育った Samuel Beckett なので、
キリスト教は彼にとってきわめて重要だったはずだ。その証拠に、彼は無神論者では
ありながら、常に聖書を熟読し、常に神についての話題をその作品の中で出しているようだ。

HAMM:
Silence! In silence! Where are your manners?
(Pause.)
Off we go.
(Attitudes of prayer. Silence. Abandoning his attitude, discouraged.)
Well?
CLOV (abandoning his attitude):
What a hope! And you?
HAMM:
Sweet damn all!
(To Nagg.)
And you?
NAGG:
Wait!
(Pause. Abandoning his attitude.)
Nothing doing!
HAMM:
★The bastard!! He doesn't exist★.
CLOV:
Not yet.
  http://samuel-beckett.net/endgame.html

78 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/29(月) 13:53:31.09 ID:rx1QBM7y.net
"Romeo and Juliet" は下ネタだらけだ。

友人の Mercutio が主人公 Romeo を呼び出すとき、
「お前が愛している Rosaline の目や額や唇や脚や膝、そして
例の大事な持ち物 (demesnes) の名によってお前を呼び出すぞ」
というような意味のことを言って、Romeo を呼び出す。ここでの
demesnes を辞書で引きなおしてみると、本来は大きな財産を
意味するものすごく重い意味のある言葉だと再確認した。
demesnes は、ここでは女性の秘部を指す。

MERCUTIO:
I conjure thee by Rosaline's bright eyes,
By her high forehead and her scarlet lip,
By her fine foot, straight leg and quivering thigh
And the ●demesnes● that there adjacent lie,
That in thy likeness thou appear to us!
  http://shakespeare.mit.edu/romeo_juliet/full.html

79 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/29(月) 13:57:36.24 ID:rx1QBM7y.net
>>78
●demesne●
  = vaginal territory to be possessed by the lover

thigh
  = Mercutio makes the erotic point when he commends Rosaline's
'quivering thigh, and the demesnes that there adjacent lie'.

------------
Shakespeare's Sexual Language: A Glossary
  Gordon Williams

80 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/29(月) 14:02:41.52 ID:rx1QBM7y.net
>>79
demesne
I. possession
a. Law. Possession (of real estate) as one's own. Chiefly in the
phrase to hold in demesne (tenere in dominico), i.e. in one's own
hands as possessor by free tenure. (Formerly sometimes in pl.
by confusion with senses in II.)

II. A possession; an estate possessed.
3. An estate held in demesne: land possessed or occupied by the owner
himself, and not held of him by any subordinate tenant.

a. In the wider sense, applied to all land not held of the owner by
freehold tenants, i.e. including lands held of him by villein or
copyhold tenure.

--------------
OED Online

81 :名無しさん@英語勉強中:2016/02/29(月) 18:12:47.05 ID:rx1QBM7y.net
【Samuel Beckett "The Unnamable"】

Samuel Beckett の "The Unnamable" について、あるネイティブの読者が実にうまい
コメントをネット上で書いている。

The end of the work is completely overwhelming, leaving one dazzled,
as the writing reaches its culmination, asserting the need to go on,
as there is but nothing else to be done, to be understood. The voice
which may or may not belong to a man, the consciousness which may
exist anywhere, anyplace, is subjected to the unfathomable because
nothing is in one’s hands, neither the birth nor the death, so while
one may find it impossible to move on, for there is no purpose in
moving, one has to move on. In the words of Albert Camus - Opening
oneself to the benign indifference of the Universe - one must go on.

“You must go on.
I can't go on.
I'll go on.”

-------------------
https://www.goodreads.com/book/show/12279.Molloy_Malone_Dies_The_Unnamable?from_search=true&search_version=service

82 :名無しさん@英語勉強中:2016/03/08(火) 12:06:46.66 ID:79l/Vd5M.net
【the bawdy hour of nine (エッチな6時?)】

MR. TYLER: Then you have no cause for anxiety, Miss Fitt, for the
twelve thirty has not yet arrived. Look. (中略) No, Miss Fitt,
follow the direction of my index. (中略) There. You see now.
The signal. At 【the bawdy hour of nine.】
  (Samuel Beckett "All That Fall" という脚本の中での台詞)

"Romeo and Juliet" を1年くらい前に精読したことがあるからこの the bawdy hour of
nine というところに笑ったが、それを読んだことがなければさっぱりわからないままで
流してしまっていただろう。ネイティブたちのあいだでは、これは常識なんだろうか?

Nurse: God ye good morrow, gentlemen.
MERCUTIO: God ye good den, fair gentlewoman.
Nurse: Is it good den?
MERCUTIO: 'Tis no less, I tell you, for ●the bawdy hand of the dial● is now upon the prick of noon.
Nurse: Out upon you! what a man are you!
   http://shakespeare.mit.edu/romeo_juliet/full.html

83 :名無しさん@英語勉強中:2016/03/09(水) 13:09:13.11 ID:gWVxWrdy.net
'Our revels now are ended'

Our revels now are ended. These our actors,
As I foretold you, were all spirits and
Are melted into air, into thin air:
And, like the baseless fabric of this vision,
The cloud-capp'd towers, the gorgeous palaces,
The solemn temples, the great globe itself,
Yea, all which it inherit, shall dissolve
And, like this insubstantial pageant faded,
Leave not a rack behind. We are such stuff
As dreams are made on, and our little life
Is rounded with a sleep.

William Shakespeare
From The Tempest, Act 4 Scene 1

なお、この Our revels now are ended. という言葉は、Samuel Beckett の
Endgame という戯曲にも出てくる。

84 :名無しさん@英語勉強中:2016/03/09(水) 20:45:21.52 ID:v+d8cQQA.net
sage

85 :名無しさん@英語勉強中:2016/03/11(金) 19:50:00.85 ID:kFm8iO8P.net
Edgar Allan Poe の The Raven という詩は、3年前から YouTube 上でよく聞く。
辞書を引きながら丁寧に2度ほど読んだこともある。評判通り、やはりとてもきれいな
リズムだ。僕みたいなド素人から見ても、やっぱりこの詩は最高傑作なんじゃないかという
気がする。そこで、この詩をここにタイプしてみたい。コピーペーストではなく、あくまで
筆写するのだ。以前にもそうしたことがあるが、再びやってみる。一つ一つの単語を
丁寧にタイプすることにより、少しでもこの詩を味わいたいし、できれば暗記したいのだ。

THE RAVEN by Edgar Allan Poe

Once upon a midnight dreary, while I pondered, weak and weary,
Over many a quaint and curious volume of forgotten lore—
While I nodded, nearly napping, suddenly there came a tapping,
As of some one gently rapping, rapping at my chamber door.
"'Tis some visiter," I muttered, "tapping at my chamber door—
Only this and nothing more."

Ah, distinctly I remember it was in the bleak December;
And each separate dying ember wrought its ghost upon the floor.
Eagerly I wished the morrow;—vainly I had sought to borrow
From my books surcease of sorrow—sorrow for the lost Lenore—
For the rare and radiant maiden whom the angels name Lenore—
Nameless *here* for evermore.

86 :名無しさん@英語勉強中:2016/03/11(金) 19:58:40.82 ID:kFm8iO8P.net
>>85 からの続き
And the silken, sad, uncertain rustling of each purple curtain
Thrilled me—filled me with fantastic terrors never felt before;
So that now, to still the beating of my heart, I stood repeating
"'Tis some visiter entreating entrance at my chamber door—
Some late visiter entreating entrance at my chamber door;—
This it is and nothing more."

Presently my soul grew stronger; hesitating then no longer,
"Sir," said I, "or Madam, truly your forgiveness I implore;
But the fact is I was napping, and so gently you came rapping,
And so faintly you came tapping, tapping at my chamber door,
That I scarce was sure I heard you"—Here I opened wide the door;—
Darkness there and nothing more.

Deep into that darkness peering, long I stood there wondering, fearing,
Doubting, dreaming dreams no mortal ever dared to dream before;
But the silence was unbroken, and the stillness gave no token,
And the only word there spoken was the whispered word, "Lenore?"
This I whispered, and an echo murmured back the word, "Lenore!"
Merely this and nothing more.

Back into the chamber turning, all my soul within me burning,
Soon again I heard a tapping somewhat louder than before.
"Surely," said I, "surely that is something at my window lattice;
Let me see, then, what thereat is, and this mystery explore—
Let my heart be still a moment and this mystery explore;—
'Tis the wind and nothing more!"

87 :名無しさん@英語勉強中:2016/03/11(金) 20:08:07.57 ID:kFm8iO8P.net
>>86 からの続き
Open here I flung the shutter, when, with many a flirt and flutter,
Is there stepped a stately Raven of the saintly days of yore;
Not the least obeisance made he; not a minute stopped or stayed he;
But, with mien of lord or lady, perched above my chamber door—
Perched upon a bust of Pallas just above my chamber door—
Perched, and sat, and nothing more.
Then this ebony bird beguiling my sad fancy into smiling,
By the grave and stern decorum of the countenance it wore,
"Though thy crest be shorn and shaven, thou," I said, "art sure no craven,
Ghastly grim and ancient Raven wandering from the Nightly shore—
Tell me what thy lordly name is on the Night's Plutonian shore!"
Quoth the Raven "Nevermore."

Much I marvelled this ungainly fowl to hear discourse so plainly,
Though its answer little meaning—little relevancy bore;
For we cannot help agreeing that no living human being
Ever yet was blessed with seeing bird above his chamber door—
Bird or beast uppon the sculptured bust above his chamber door,
With such name as "Nevermore."

But the Raven, sitting lonely on the placid bust, spoke only
That one word, as if his soul in that one word he did outpour.
Nothing farther then he uttered—not a feather then he fluttered—
Till I scarcely more than muttered "Other friends have flown before—
On the morrow *he* will leave me, as my Hopes have flown before."
Then the bird said "Nevermore."

88 :名無しさん@英語勉強中:2016/03/11(金) 20:17:14.86 ID:kFm8iO8P.net
>>87 からの続き
Startled at the stillness broken by reply so aptly spoken,
"Doubtless," said I, "what it utters is its only stock and store
Caught from some unhappy master whom unmerciful Disaster
Followed fast and followed faster till his songs once burden bore—
Till the dirges of his Hope that melancholy burden bore
Of 'Never—nevermore.'"

Bur the Raven still beguiling my sad fancy into smiling,
Straight I wheeled a cushioned seat in front of bird, and bust and door;
Then, upon the velvet sinking, I betook myself to linking
Fancy into fancy, thinking what this ominous bird of yore—
What this grim, ungainly, ghastly, gaunt, and ominous bird of yore
Meant in croaking "Nevermore."

This I sat engaged in guessing, but no syllable expressing
To the fowl whose fiery eyes now burned into my bosom's core;
This and more I sad divining, with my head at ease reclining
On the cushion's velvet lining that the lamp-light gloated o'er,
But whose velvet-violet lining with the lamp-light gloating o'er,
*She* shall press, ah, nevermore!

Then, methought, the air grew denser, perfumed from an unseen censer
Swung by seraphim whose foot-falls tinkled on the tufted floor,
"Wretch," I cried, "thy God hath lent thee—by these angels he hath sent thee
Respite—respite and nepenthe from thy memories of Lenore;
Quaff, oh quaff this kind nepenthe and forget this lost Lenore!"
Quoth the Raven "Nevermore."

89 :名無しさん@英語勉強中:2016/03/11(金) 20:38:53.72 ID:kFm8iO8P.net
>>88 からの続き
"Prophet!" said I, "thing of evil!—prophet still, if bird or devil!—
Whether Tempter sent, or whether tempest tossed thee here ashore,
Desolate yet all undaunted, on this desert land enchanted—
On this home by Horror haunted—tell me truly, I implore—
Is there—*is* there balm in Gilead?—tell me—tell me, I implore!
Quoth the Raven "Nevermore."

"Prophet!" said I, "thing of evil—prophet stll, if bird or devil!
By that Heaven that bends above us—by that God we both adore—
Tell this soul with sorrow laden if, within the distant Aidenn,
It shall clasp a sainted maiden whom the angels name Lenore—
Clasp a rare and radiant maiden whom the angels name Leenore."
Quoth the Raven "Nevermore."

"Be that word our sign of parting, bird or fiend!" I shrieked, upstarting—
"Get thee back into the tempest and the Night's Plutonian shore!
Leave no black plume as a token of that lie thy soul hath spoken!
Leave my loneliness unbroken!—quit the bust above my door!
Take thy beak from out my heart, and take thy form from off my door!"
Quoth the Raven "Nevermore."

And the Raven, never flitting, still is sitting, *still* is sitting
On the pallid bust of Pallas just above my chamber door;
And his eyes have all the seeming of a demon's that is dreaming,
And the lamp-light o'er him streaming throws his shadow on the floor;
And my soul from out that shadow that lies floating on the floor
Shall be lifted—nevermore!

(終わり)

90 :名無しさん@英語勉強中:2016/03/22(火) 06:48:22.27 ID:WlCBuuFR.net
【The Odysseus who... is the Odysseus who....】

Homer の叙事詩は、高校生のときに日本語版を一部だけ読んだ。そのあともときどき
あちこちで断片的に触れた。いつかきちんと読まないといけないと思っていた。でも
僕の感性が鈍いせいか、どうも面白いとは思えなかった。同時に、仮に面白くなくても
一度はすべて通読しておかないといけないとも思っていた。少し本格的な文学作品は、
Homer やギリシャ神話や Virgil, Ovid などのラテン文学の基礎的な知識を前提と
しているからだ。

きのう再び Homer の "The Odyssey" をちらほらと拾い読みしていて、生れて初めて
面白いと思った。英語版で読んでいるのだが、翻訳者の腕がよいためかどうか知らないが、
わかりやすくもある。ただ、僕が慣れ親しんでいる作品とは違って、枕詞(まくらことば)的な
同じ言葉が何度も何度も出てきたり、僕から見ればさほど重要でないように見えてしまう
ことを冗長に述べ立てているように思えてしまう点に、ついつい違和感を感じてしまう。

Everyman's Library 版の英訳本には、有名なアイルランド詩人である Seamus Heaney
による序文がついている。流れるような文章だ。その中で、次のような一節があった。

   ●The Odysseus who weeps in Book VIII is the Odysseus who● butchers
the suitors and mercilessly hangs the servant girls in Book XXIII
('like doves/or larks in springes triggered in a thicket.../Their
feet danced for a little but not long!) and....
  (Introduction by Seamus Heaney to Homer's "The Odyssey,"
  Everyman's Library, xxiii)

上記の●の印がついたところの The Odyssey who... is the Odyssey who....
という言い回しをしっかりと頭に叩き込んでおきたい。同時に、上記の一節に書いてある
ことは、実に大切なことでもある。

91 :名無しさん@英語勉強中:2016/03/22(火) 15:21:53.90 ID:5kafX257.net
sage

92 :名無しさん@英語勉強中:2016/04/04(月) 11:12:06.49 ID:YB4fRW9J.net
【Life's but a walking shadow】

SEYTON
The Queen, my lord, is dead.

MACBETH     She should have died hereafter;
There would have been a time for such a word.
Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow,
Creeps in this petty pace from day to day,
To the last syllable of recorded time;
And all our yesterdays have lighted fools
The way to dusty death. Out, out, brief candle,
●Life's but a walking shadow●, a poor player,
That struts and frets his hour upon the stage,
And then is heard no more. It is a tale
Told by an idiot, full of sound and fury
Signifying nothing.

   --- Macbeth 5.5.18-27

93 :名無しさん@英語勉強中:2016/04/06(水) 11:43:04.42 ID:d/saGcIh.net
【片思いの悲痛な叫び】

Shakespeare の "A Midsummer Night's Dream" には、片思いに苦しむ女性が
冷たい男性に向かって言う悲痛な叫びの台詞が出てくる。

DEMETRIUS
Do I entice you? do I speak you fair?
Or, rather, do I not in plainest truth
Tell you, I do not, nor I cannot love you?
HELENA
And even for that do I love you the more.
I am your spaniel; and, Demetrius,
The more you beat me, I will fawn on you:
Use me but as your spaniel, spurn me, strike me,
Neglect me, lose me; only give me leave,
Unworthy as I am, to follow you.
What worser place can I beg in your love,--
And yet a place of high respect with me,--
Than to be used as you use your dog?
  http://shakespeare.mit.edu/midsummer/midsummer.2.1.html

この部分をプロの役者が演技して収録したラジオ番組が YouTube 上に載せてある。
該当部分を聞くには、次のリンクをクリック。(下記のリンク先の 31 minutes 07 seconds
のところ。)

   https://www.youtube.com/watch?v=SRZ2SmmyMC4&t=31m07s

94 :名無しさん@英語勉強中:2016/04/09(土) 15:57:20.25 ID:vHcPT3gt.net
【自然現象に対する命令形】

風・太陽・雨などの自然現象に対する命令形というのは、今のところ僕はそんなにたくさんは
お目にかかったことがない。それどころか、めったにない。詩を読んだり歌を聞いたりしてきた
経験が浅すぎるからだろうが。まずは、King Lear による次の台詞が参考になる。ただし、400年も前の作品の中での
台詞なので、現代の英語ネイティブがどれほどこのような言葉を口にしているのかは
僕にはわからない。

(1)●Blow winds and crack your cheeks! (2)★Rage, blow,
You cataracts and hurricanos, spout
Till you have drenched our steeples, drowned the cocks.
(3) ■You sulph’rous and thought-executing fires,
Vaunt-couriers of oak-cleaving thunderbolts,
Singe my white head. (4)◆And thou, all-shaking thunder,
Strike flat the thick rotundity o’th’ world,
Crack Nature’s molds, all germens spill at once
That makes ingrateful man.
   (Shakespeare "King Lear" 3.2.1-9)

上記の (1) から (4) までの自然現象に対する命令形について、それぞれ少しだけ
コメントする。

(1)●Blow winds and crack your cheeks!
おそらくこれは、Blow, winds, and crack your cheeks! ということであって、
winds は呼格 (vocative) であって、それに対して blow and crack という命令形
で呼びかけているのだろうと思う。(続く)

95 :名無しさん@英語勉強中:2016/04/09(土) 15:57:45.73 ID:vHcPT3gt.net
>>94 の続き
(2)★Rage, blow, / You cataracts and hurricanos, spout....
さらには、2行目において cataracts and hurricanos
に対して rage, blow という動詞の命令形で呼びかけている。ここでの spout とは、
to pour, to throw out as from a spout という意味だそうだ。
(Alexander Schmidt, "Shakespeare Lexicon and Quotation Dictionary)

(3) ■You sulph’rous and thought-executing fires,
  Vaunt-couriers of oak-cleaving thunderbolts, / Singe my white head.
次に、sulph'rous and thought-executing fires と vaunt-couriers
of oak-cleaving thunderbolts とは同格なのだろうが、そういう fires に対して、
singe my white head. という命令形で呼びかけている。singe とは、
"to scorch, to burn slightly or superficially" という意味だそうだ。
(Alexander Schmidt, "Shakespeare Lexicon and Quotation Dictionary)

(4)◆And thou, all-shaking thunder, / Strike flat the thick rotundity o’th’ world,
  Crack Nature’s molds, all germens spill at once / That makes ingrateful man.
上記の命令文は、all-shaking thunder に対するものであり、命令形の動詞は
strike (flat) と crack だろうと思う。そのあとの All germens spill は、
May all germens spill.... という意味ではないかと僕は思っている。
germens は、germs, seeds という意味だそうだ。(Alexander Schmidt)

なお、上記の解釈はすべて Arden Shakespeare というイギリスの注釈書や
Alexander Schmidt による Shakespeare 辞典などに基づいており、日本人の学者
たちがこれをどのように訳しているかは知らない。基本的に僕は西洋文学の日本語訳は
嫌いなので、なるべく読まないようにしている。有名な邦訳とは解釈が違っていても、
どうか喧嘩を吹っかけないでいただきたい。

96 :名無しさん@英語勉強中:2016/04/10(日) 19:51:58.85 ID:tS3bWfC+.net
sage

97 :名無しさん@英語勉強中 (アウアウT Sacf-wh/5):2016/09/05(月) 05:18:03.62 ID:/eOgNClWa.net
thou (you)
ye (we)
thee (youの目的格)
thy (your)
thine (yours)
ですよね

(I)の古語がego以外見つからないんだけど英語で一番使うはずのものが3文字もあるわけがない
もしかして古英語って日本語みたいに主語使う習慣なかったの?

98 :名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 77e6-wh/5):2016/09/05(月) 06:13:34.65 ID:Tt93K4xa0.net
ウィキに古英語の文法ってページがある。そのあたりからはじめないとダメなんじゃないか?
ちなみに、Iはicって書いてあるな。

99 :名無しさん@英語勉強中 :2017/08/13(日) 22:46:45.69 ID:w8izKQEG0.net
age

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