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洋書・読み終えた本の感想を書きまくれ 1冊目

705 :名無しさん@英語勉強中 :2019/04/12(金) 09:58:15.03 ID:EmMFht75a.net
Russian Writers and Society, 1825〜1904(by R. Hingley)

19世紀ロシア文学といえば、ツルゲーネフ・ドストエフスキー・チェーホフ・トルストイ・ゴーゴリ
等によって生み出された圧倒的な、重厚な作品群がある。
一般的には、ステップ・大森林・雪原の途方もない、信じられないような風景の中に、貧しい
村・幻想的な都会があって異様なしかし素晴らしい人々が激しく根元的な徹底性をもって苦
悩の人生を生きているというようなイメージがある。

しかし、ロシア作家は具体的な歴史的状況のもとで同時代人のために書いたので、読者が
帝政ロシアのあらゆる面に通じていることが前提だったのである。このような社会的背景を
知らずしては、ロシア文学を充分に理解することは難しい。
本書は19世紀の時代の実相、雰囲気をよく伝え、ロシア文学の理解に役立つ有益な知識
を与えてくれる他に類例のないガイドブックである。ロシア文学を読みたい人には必読の書
である。

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