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追放された求道者の避難所(英語・言語学・文学)

170 :名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ a35e-oA82):2017/02/10(金) 11:14:00.48 ID:8BGFWKXB0.net
>>169 の続き
現実を見るということは、実は、確実に存在する錯覚も見るということを含むのかも
しれない。そうでもしないと、平面に立体を表現するのは無理だ。暗い面には、
非常に明るい光が、明るい面には闇が面に隣接して現れる。これを無視すると、
二次元の紙の上に三次元の空間を表現することはできなくなる。

デッサンでまず初めにすることは、モチーフの全体を見ることだ。一つの塊として
捉えて、全体を明るいところ、暗い所、その中間と3つに分けることから始める。

その後、それぞれの場所も、徐々に細かくして明暗を付けてゆく。この作業は、
アナログ化の作業に似ている。分断されて、省かれたものを再び加えてゆく作業だ。

気をつけなければいけないのは、暗い場所の中の明るいところは、決して明るい
場所の中の暗いところよりは明るくならない。またその逆も言える。

しばらく描いていると、全体感がわからなくなるから、また全体を見て、調整する。

人間関係もそうではないだろうか。

自分が今いる「時」を、歴史全体から見る作業も必要だろうと思う。

意外と、自分の人生が、真っ暗ではないような気がするかもしれないし、思ったより
明るくないことに気がつくかもしれない。そんなことより重要なのは、歴史に深く
精通することによって、自分の善悪の基準も、大きく影響される場合があるという
ことだ。歴史から、自分の現在の人間関係を見るって、あまりに、スケールが違うと
いうかもしれないけれど、私はそうは思わない。人間の実際の性質は、昔からそんな
に違っていないから。(続く)

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