2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

英語の発音総合スレ Part52

233 :名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW d79d-z13H):2020/04/09(Thu) 06:28:17 ID:GsdxMRVt0.net
>>230
音素は言語音の単位の1つです。>>3を読んでみて。

>>232
Jones式、kenyon式、Gimson式はそれぞれ音素表記の方法です。これらは記号自体はIPA(国際音声記号)から採用してて、英語の音素にどの記号を当てるかの違いです。

イギリス出版の辞書は、イギリス発音ならGimson式が多い。アメリカ発音を併記するときはアメリカの発音をKenyon式で表記することが多い。

アメリカ出版の辞書はIPAの発音記号をあまり使わずに独自の表記が多いですが、基本的にはフォニックスを知っていれば理解しやすい表記です。一部の辞書ではKenyon式も採用してます。

Jones式は1917年イギリス出版の辞書で初採用。
kenyon式やGimson式はどちらもJones式の改良版です。
kenyon式はアメリカ出版の辞書で1944年に初採用
Gimson式は1967年イギリス出版の辞書で初採用

日本の辞書は戦後長年Jones式が主流で、kenyon式やGimson式などが採用され始めたのはけっこう最近でした。
だいたい1990年代後半から2000年以降採用する辞書が増えてきて、今ではGimson式が主流になりつつあります。

最も大きな違いは一部の母音音素の表記/ɪ, i, iː, ʊ, u, uː/の使い分けです。

Jones式は、fitとfeetやfullとfoolの母音の違いを「長さ」の違いとして/i, iː/, /u, uː/で表記します。シンプルさを重視した表記です。

IPA(国際音声記号)の原則では、音素表記はなるべくラテンアルファベットで対応させる、とあるので、Jones式はこの原則に最も忠実な表記です。
しかしfitとfeetやfullとfoolの母音の違いは、実際には「長さ」の違いだけではなく「音価」自体の違いもあるし、ネイティブスピーカーにとってはむしろ「音価」の違いが大きいです。

なので、kenyon式は音価の違いとして/ɪ, i/, /ʊ, u/で表記します。ネイティブスピーカーの知覚を重視した表記です。

Gimson式は音価と長さ両方の違いとして/ɪ, iː/, /ʊ, uː/で表記します。ノンネイティブの知覚にも配慮した表記です。

総レス数 1006
358 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200