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【上古・中古】 漢字音スレ 【中・日・朝・越】

1 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/10/26(水) 19:46:28.37 0.net
上古音・中古音・近古音など、過去の漢字音や、
中国語の諸方言や、日本語、朝鮮語、ベトナム語など、
漢字文化圏の漢字音について語るスレです。

<基礎資料>
中国語方言字音データベース
http://homepage2.nifty.com/Gat_Tin/fangyin.htm
韓国語漢字音データベース(単漢字)
http://homepage2.nifty.com/ichimat/kanji/
Asia言語研究舗ベトナム語
http://ttr.a.la9.jp/
漢越辭典摘引 Hán Việt Từ Điển Trích Dẫn
http://vietnamtudien.org/hanviet/

過去スレ
【各国語の漢字音比較】
http://mimizun.com/log/2ch/gengo/1061625854/
【各国語の漢字音比較】PART2
http://unkar.org/r/gengo/1126463814

56 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/04(金) 03:49:28.97 0.net
しかし1000年前ってタイミングは謎だな。
全国的に整備された奈良時代とか、中枢が移った鎌倉時代なら話はわかるんだけども

57 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/04(金) 06:26:02.82 0.net
>>53
対転によって自動詞←→他動詞が変わる単語の説明には
去声が元-sっていう説明をするのが一番楽そうだよ。
接辞-sによって他動詞になるとか。

58 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/07(月) 08:02:41.65 0.net
そもそも鎌倉時代特有の言葉が現代の共通語に生き残ってるのか、と

59 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/07(月) 09:41:12.14 0.net
>>55
特に南琉球については、言語的にも考古学的にも、平安時代以降近代までに、
本土からの強い影響を受けたとは考えられない。
また言語的に、平安時代以降に分岐を始めたとは考えられず、奈良時代以前の分岐だと思われる。

しかしそのような南琉球方言でも、ハ行転呼は例外なく起きており、ほとんどの場合で子音が消えている。

ただ、「おほ」のように、同じ母音に挟まれた場合にハ行転呼が起きていない例外があり、
「ウプ」「ウフ」などの語形が見られる。

>>58
「現代の共通語に生き残っている言葉」であれば、それは「鎌倉時代特有の言葉」ではなくなるのだから、そのような語が存在しないのは当然。
厳密には地域の違いがあるが、江戸時代には上方語が江戸語に非常に強い影響を与えたので、
鎌倉時代以降に上方語と江戸語は完全に分岐していたわけではない。

60 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/11(金) 03:01:47.93 0.net
現代中国語(普通話)の発音はなんで音読みと離れまくりなのだ?

61 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/11(金) 06:09:00.11 0.net
両方とも元は中古音だがそれぞれ大きく変化してしまったために離れた。
というのが一番シンプルな答えだ。
ふつうわのほうで
入声(-k,-t,-p)の消滅、軟口蓋音(k類の子音)の口蓋化など
いろいろ起きている。



62 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/11(金) 10:40:57.29 0.net
>>61 千数百年〜2000年前のシナ語が現代までそのまま残っているはずがないだろう。

 南欧ではラテン語がフランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ルーマニア語に分かれたほどの年月だ。


63 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/11(金) 13:09:39.31 0.net
中古音といってもそれは中国の公務員採用試験のための規範的な発音で
科挙志願者以外は中古音でしゃべっていたわけではない。

主として北荻と呼ばれる異民族が侵入して彼等と戦う漢人兵士が地方から
集まってくる。一方戦乱を逃れて移住する難民。戦争が終わっても故郷に帰らない兵士や胡人が中古音を真似しても
正確に発音できない。その訛った首都方言を地方に帰って拡散する。

64 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/11(金) 13:19:21.61 0.net
戦線拡散説ってなんか実証例無いものかな?

65 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/11(金) 13:24:35.14 P.net
北狄(ほくてき) 中国の北方異民族。匈奴、鮮卑、契丹、女真、蒙古など。
北荻(きたおぎ) 荻窪の北の方。杉並区に属する。

66 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/11(金) 13:35:04.21 0.net
キ「タキ」ツネ?

67 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/12(土) 11:31:34.30 0.net
>>59 沖縄本島は本土からの影響を受け、南琉球は本島からの影響を受けていた。
エイサーは鎌倉時代に本土から伝わった舞踊が基になっている。

68 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/16(水) 10:08:53.49 0.net
普通話の中でXから始まる音はおそらく今の朝鮮音のh(ハ)行に
相当すると思うんだけど、どう変化したのだろうか?

69 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/16(水) 11:59:32.87 0.net
>>68
清濁関係なく朝鮮ではh、北京ではx
清濁の区別は上海語には残ってるけど、濁音のほうは日本人には無音に聞こえると思う

70 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/18(金) 03:36:30.46 0.net
濁音のハ行(この場合はbではなく)と無音の語って全部無音で通しても文脈で上海人はわかってくれるのかな
それとも上海人自体が普通話の影響で濁音のhと無音の区別がつけられなくなってきてるのかな

71 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/18(金) 09:22:16.47 0.net
>>68
[x]と[ɣ]が合流して[x]になったというのが原則

例外:況xuang→kʰuaŋ

「吁」は曉母で「況于切」xu[ɕy]とyùの2音

72 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/18(金) 10:21:11.27 0.net
曉母が上古[ɣ]から中古の[ɣ]と[j]に分化したというのが王力説
上海語は雲匣どちらも[ɦ]と発音すると王力が漢語史稿に書いている。

「況」を半切上字とするもの
xuān/hyun諠暄萱喧
nuǎn煖「况袁切、乃管切」広東語hyun1 nyun5 客家語non
huān讙
xǔ栩(広東語heoi)xù煦洫(広東語gwik)
xuān愃
huǐ毀
yù閾

73 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/20(日) 12:25:43.07 0.net
反切だろjk


74 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/20(日) 19:19:02.43 0.net
>>72
特定しますたw

75 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/21(月) 21:55:20.61 0.net
上古の再現音でよく見られる「-g」とか「-d」とかの有声音で終わるのの存在が未だに信じられない
昔は終音が外破裂音だったのかもしれないけど、それでも発音しづらいよなあ。
外来語とか方言とかチベット・タイ・ビルマ語に有声音の対応音が残ってるの?

一方、去声の起源としてよく語られる「-ks」「-ts」は発音しやすそうなんで、信じられる

76 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/23(水) 20:22:20.61 O.net
すいません
程淑梅
の意味をおわかりの方教えてくださいm(_ _)m

77 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/25(金) 12:43:27.64 O.net
有声破裂音終わりを認めないのが最近の潮流だろう。

78 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/26(土) 14:17:30.57 0.net
じゃあチベット語のbrgyad(8)ってつづられるのも、大昔綴り通り発音されてたときも語末はdではなかったってことかな

79 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/27(日) 21:18:58.40 0.net
>>77
ですね。
高田時雄1974「上古濁塞音韻尾について」(『均社論叢』1-2)
で「内破音だから聞き取りできんだろ」と言ったのが一番早いのかな。

最近は帯-h韻尾-s韻尾説があるけど、まだちゃんとウラが取れてないね。

80 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/28(月) 12:51:11.81 O.net
>>78
バルティ語ではゥギャットのような発音らしいからtっぽいな。

81 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/28(月) 23:10:12.42 0.net
>>79
そんなに昔から内破音だったら日本漢字音に入っているわけないだろ常考。
それに、例えば漢代から内破音だったら切韻の時代には声門閉鎖音くらいに変化してそうだし。


82 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/29(火) 02:38:34.59 O.net
内破音だからって日本語話者が聞き取れないわけでもないだろう。
今の日本語話者の感覚だと促音に聞こえるかもしれないが、
古代の日本語には促音が無かったわけだし。

内破音がすぐに声門閉鎖音に変わるような不安定な音だというのか?
広東語は今でも3種類の内破音をはっきり区別するし、
朝鮮語やアイヌ語も内破音を持つが、これが外破音から最近変化した音だというような証拠はない。

83 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/29(火) 06:42:59.69 0.net
そうだね。北海道のアイヌ語地名の再現度を見ても
日本語話者はちゃんと内破音をききわけられてるように思える。

84 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/11/29(火) 07:39:11.16 0.net
ああ、ただアイヌ語に限って言うなら樺太では内破音→声門閉鎖音に変化しちゃったか
でもこれニヴフとかの影響じゃないの?

85 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/02(金) 00:50:12.47 O.net
チベット語は、古い時代にはちゃんと-dなどを持っていたようだ。
ただ、かなり古くから無声化する傾向にあったようだが。

シナ語派と同源のはずのチベット語派が、
古い時代にはbrgyadだのgnyisだのskarだのbrasだの
やたら複雑な音節を持っていたのはどういうことだろう

86 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/03(土) 09:57:39.11 0.net
>>85
先に変化したのが中原で、表音文字化されるまで音韻を保ったのがチベット語ってことだろ?

87 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/04(日) 06:10:53.54 0.net
逐鹿神州(神州に鹿を追う)(史記淮陰侯列伝)
問鼎中原(中原に鼎(=鍋)を問う)
逐鹿中原(中原に鹿を追う)
問鼎逐鹿
なんていう四文字熟語がある。

88 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/04(日) 23:54:12.05 0.net
「鼎」は鍋じゃなくて皇帝の権力を象徴するものだよ。

89 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/05(月) 06:30:11.27 0.net
>>88
金文が彫られてた青銅製の巨大鍋でしょ?

90 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/05(月) 16:45:10.88 0.net
朝鮮音のサン(sang 上、常など)って本当はシャン?
どこかで朝鮮人はシャ、シュ、ショが言えないって聞いたので

91 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/05(月) 16:51:10.36 0.net
>>90
ジャンだよ

92 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/05(月) 16:57:20.86 0.net
>>91
ジャンですか。それなら日本の昔の漢字音に近いですね
ありがとうございます

93 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/05(月) 19:22:27.52 O.net
朝鮮語には/z/がないので、現代朝鮮語でsangなら
中期朝鮮語ではsangかsjang。すなわちサンかシャン。
中期朝鮮語から現代朝鮮語に至る間に、
サ行音とシャ行音がサ行音に、ツァ行音とチャ行音がチャ行音に統合された。
これは漢字音に限らず固有語にも起こった。

その後に入った西欧語系の外来語ではシャ行音も使われており、シャ行音を発音できないわけではない。
一方、ツァ行音は韓国人は発音できないし、表記もできない。
北朝鮮ではツァ行音とチャ行音の統合が起こっておらず、表記でも区別できる。

韓国ではcaもcjaもチャで、cjaという綴りは原則的に使われないが、
北朝鮮ではcaがツァ、cjaがチャになる。

沖縄語でもよく似た音の統合が起こっていて、
サ行音とシャ行音、ツァ行音とチャ行音、ザ行音とジャ行音が
それぞれサ行音、チャ行音、ジャ行音に統合されている。
しかもかつての首里では、士族や貴族の成年男子だけはこの統合をせず区別した音韻体系だった。
男子でも子供の頃は区別しないのだが、成年になる際に厳しい教育により区別を身に付けたという。

なお、中期朝鮮語にはzもあったが、これは現代語に至るまでに脱落している。
例えば二、日、人、若はそれぞれzi、zir、zin、zjakという字音だった。
これらは日母の字で、呉音ではニャ行音、漢音ではジャ行音、普通話ではピンインのrで現れる。

94 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/07(水) 16:20:10.48 0.net
中期朝鮮語までは「ㅐ」の部品をそのまま「アイ」と呼んでたんだね
しかも上にあるように語頭の「z」が取れたのもこの頃だし

95 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/09(金) 12:45:19.15 O.net
中期朝鮮語漢字音と中古音の対応は結構分かりやすい。
日本語の字音仮名遣いの字音ともよく対応する。

96 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/09(金) 15:18:18.54 0.net
>>94 ダイコンと書いてデーコンとよむようなものだな。


97 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/09(金) 19:40:25.26 0.net
朝鮮語関係者必死だなw

98 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/10(土) 01:17:55.29 0.net
中期朝鮮語で語頭に濁音が来たのはzだけ?もっとさかのぼればb,d,g,jもあったの?

99 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/10(土) 14:49:15.75 0.net
日本の漢字音って語頭の脱落が殆ど見られない気がする
ngo→goくらいじゃないの?

100 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/10(土) 21:28:33.57 0.net
シナと日本の字音を考えるのに何故朝鮮が関係するのだ?
朝鮮語はノイズに過ぎない。
朝鮮の話をなぜするのか理解できない。

101 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/11(日) 02:08:34.23 0.net
>>100
重紐とかな。
最近だと上古音研究に使われていたりするね


102 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/11(日) 05:05:20.93 O.net
朝鮮語は朝鮮語で結構古い要素が字音に残っていたり、保守的な面があるからな。
日本漢字音と似た面もあるし、分かりやすい対応をする面もある。

103 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/11(日) 11:00:12.37 O.net
>>99
ngは2つの子音じゃなくて単一の鼻音だからnが脱落しているわけじゃない。
鼻音を調音点の同じ破裂音で代用したわけだ。

104 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/11(日) 17:54:53.17 O.net
>>98
zだけが無声と対立する有声音素だった。
有声破裂音、破擦音は音素としては存在しない。
現代と同じく無気破裂音、破擦音の異音として存在した。
漢字音にも全清と全濁の区別はなく、次清はそれらと区別される。

105 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/11(日) 18:59:40.33 0.net
/β/は?

106 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/12(月) 12:46:56.13 O.net
βも有声音素だな。
ただ、対応するΦが無い。あとは、hの有声音もあった。
これらは語中にしか現れない。漢字音には関係ない。

107 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/12(月) 20:56:05.92 0.net
>>99
>>103の書いてる通りだ。
福建方言ではngをgで代用してる。
その福建、潮州方言では「黄」という姓の場合ng[ŋ]と発音する。
朝鮮人の「黄」の場合はマスゴミは「ファン」と書くが
中国人の場合fan/FangとHuang/Huanは区別するので
「黄Huang」の場合ホアン/ホワンと書く。

108 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/12(月) 22:24:09.60 0.net
それでか。関係ないけどドイツ語のFrauをフラオと転写したり、マレー語のharimauをハリマオって書くことがあったのは、
それぞれのuが日本人にはオに聞こえたのかな


109 :99:2011/12/13(火) 15:44:20.51 0.net
皆さん分かりやすく教えて下さってありがとうございます

110 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/14(水) 02:08:59.66 0.net
>>10
>>新羅人たちは秦の国人たちの子孫
具体的には辰韓だな。しかし、新羅の言葉は朝鮮語であるとはいい難い。
それは朝鮮族がそう言っているだけ。
http://members3.jcom.home.ne.jp/sadabe/kanbun/sankan-sinkan.htm

111 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/14(水) 02:17:13.14 0.net
日本における漢字は呉音と漢音ベースみたいだな。
このことから北方の魏ではなく、南方の呉や蜀との関係性が伺える。

112 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/14(水) 02:26:34.72 0.net
>>110
そうだな。ハザール人がユダヤ教に改宗して
自分はユダヤ人、と言いだしたのと似たようなもの。


113 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/14(水) 02:34:59.65 0.net
朝鮮でもソウルは北朝鮮の言葉と似ていて、南の方言とは発音も別らしいね。
それで南のほうは親日的だと聞いたことはある。倭人も住んでたみたいだし。

114 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/14(水) 02:40:40.47 0.net
>>100
そういうこと。siとshiの区別やPとFの区別もままならない。

115 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/14(水) 02:41:09.26 0.net
>>110
国譲りといえば出雲を連想するんだよな。
因幡の新羅兎?

116 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/14(水) 03:41:33.26 0.net
>>100
通り道だからだろ。
字を教えたのが誰だったのかと。

117 :名無し象は鼻がウナギだ!:2011/12/14(水) 05:08:23.73 0.net
>>111
五胡十六国の戦乱により難民が中原から呉や閩、粤にたどりついた。

118 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/01/09(月) 21:15:21.06 O.net
昔の中国語の発音あれマジか?
無アクセントか?
全部同じトーンで単語を読んでいってるだけみたい

119 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/01/10(火) 15:33:22.26 0.net
>>118
何を馬鹿なw
藻毎の聴いた昔の中国語の発音のソースを出せ。
藻毎のアクセントはどういう意味か答えよ。


120 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/01/10(火) 23:35:50.05 0.net
>>118
そんなわけは無い。
日本語もそうだが、そこらへんの現代人より整った発音をしている可能性もある。

121 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/01/11(水) 00:04:01.57 0.net
118が言ってるのテレビで見てたけどなんか調声がはっきりしてなかったよね

122 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/01/11(水) 02:05:16.01 0.net
発音の整っていない者達が文明を築き、綺麗な漢字を書いたとは考え難い。

123 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/01/11(水) 02:43:53.32 0.net
wikipedia「四声」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E5%A3%B0

上古では声調は無かったのかも知れないね。
ベトナム語もチベット語も最初は無声調だったと考えられている。

124 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/01/11(水) 11:52:26.80 0.net
Wikipediaの中国語音韻関係の記事はかなりアレなのが多いので、
引用するならWikipedia 以外にしてほしい……

それはともかく、少なくとも去声は上古では音の高さの区別ではなかった可能性が高い。

平声と上声の区別も最初は音の高さによるものではなかったかもしれないが、
上古段階では何ともいえない。


125 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/01/12(木) 21:20:53.70 0.net
去声は-sだったって説をどっかでみた気がするんだけど、あれは誰が言ってたんだっけ
上古漢字音はやたらに語頭も語末もやたらに子音連続多いよね

126 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/01/13(金) 07:09:28.77 0.net
>>125
Haudricourt が 1950年代に言ってたのが古いはず。


127 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/01/19(木) 06:07:32.29 0.net
上古中国語(=上古音)吹き替えのドラマ「封神榜」:
http://jp.alpha-lab.info/topic-5-0.html

128 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/01/19(木) 18:00:31.76 0.net
上古漢語の子音連続が感覚的に信じられないという人は、
遠い遠い親戚言語のギャロン語rGyarongなどをイメージするといいと思う。
いろんな派生接辞や人称その他の文法的接辞が付きまくりで
えらいことになってる

129 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/03(金) 02:15:55.81 O.net
sam

130 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/04(土) 22:29:54.40 O.net
cao cao

131 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/08(水) 14:49:17.89 0.net
何かのきっかけがあれば
今の英語みたいな子音連続がある言語も
それを失い代わりに声調を獲得することがあり得るのか?

132 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/08(水) 15:18:20.55 0.net
運営しっかり

133 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/08(水) 18:09:12.33 0.net
>>131
チベット語なんかは歴史時代以降にどういう変化が起きたな
チベット語の綴りは7〜8世紀の古い綴りを反映していて、子音連続が相当に多いけど、
現代チベット語は子音が大幅に脱落して、その代わり声調を獲得してる。声調は文字から予測できる。

134 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/09(木) 04:40:56.79 0.net
>>133
スウェーデン語でちょっとだけそれに近いことが起こっている。
声調言語とまでは行かないが音調アクセントが一部に生じて
同音異義語の意味の区別に役だっている。
>>133
現代チベット語でも北方のアムド方言は古い子音連続が残っていて
声調がほとんどないものがあるな。

135 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/17(金) 18:35:43.77 0.net
>>131
つ カンボジア語

136 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/19(日) 16:51:34.95 0.net
台湾語の本が売ってたので見てみたら、行の発音が「ギャン」と
書いてあったんだが、日本のギョウ(ギャウ)という音はここから
来てるのかな?

137 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/19(日) 21:46:51.66 0.net
ルーツが同じってだけだろ

138 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/20(月) 05:23:01.06 0.net
日本の漢字音が「n」が「ん」で 「ng」が「う」になったってことは昔は「ん」の聞き分けができたってことなのかな

139 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/20(月) 09:00:16.15 0.net
>>138
嘗ては「う」を鼻に響かせて「ng」を表していたらしい

140 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/20(月) 17:28:19.83 0.net
つまり母音のウと鼻母音のウを発音し分けていたらしいんだよな

141 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/24(金) 22:50:58.42 0.net
「ギャウ」って言っても、当初はウが鼻母音だったと推定されている。
元々は ɡjaŋ のような音だったということ。

142 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/24(金) 23:46:14.00 0.net
http://thuploader.orz.hm/1mup/dat/1mup_04461.pdf
http://thuploader.orz.hm/1mup/dat/1mup_04462.png

「こうしょう」と発音する漢字語について、中古日本語、朝鮮語、北京語、広東語における発音を調べてみた。
発音は音素表記。字音仮名遣、ハングル、ピンイン、イェール式ローマ字を付した。北京語と広東語には声調も付けた。

143 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/25(土) 20:44:31.23 0.net
北京語の /kʰ/ と 広東語の /h/ が対応しているもの、/s/ と /ʦ/ が対応しているもの、
/ʈʂkʰ/ と /s/ が対応しているものなどはどうしてこういう対応になったの?

144 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/25(土) 21:58:58.11 0.net
てめぇが書いたんだろうが禿げ


145 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/26(日) 00:03:32.67 0.net
咬むの字は北京語では母音始まり、広東語ではng始まりということは、中古音でもng始まりで、朝鮮語では母音始まり(例:外、牛)、日本語ではガ行で表記されるパターンのような気がするけど、
中古日本語や朝鮮語でkで始まるってことは、ある時期の中古音ではkでその後g→ng→ゼロとなったのか
それとも日本と朝鮮が基本パターンとは違うように聞きなしを行ったのか。「ガウっぽいけどカウにしとこう」とか気まぐれで

146 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/26(日) 01:02:06.59 0.net
「咬」には呉音ケウ、漢音カウと、呉音ゲウ、漢ガウの2系列があるようだ

147 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/26(日) 02:00:51.01 0.net
咬の上古音はŋkなんて子音連続があったってことはさすがにないか。発音ができないもんな
それとも母音+ŋk+母音だったとか

148 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/26(日) 02:33:47.97 0.net
「咬」は多音字だったってことでは?
kの見母とngの疑母の両方を持っていたってことかと。

http://hpcgi2.nifty.com/Gat_Tin/fangzi.cgi?kanji=%D2%FB
これを見ても、北京語には疑母由来と思われるyao3の他に、見母由来と思われるjiao1がある。
台湾語にもka7とngau2があるが、上海語にはhhioo3、潮州語にはga6、客家語にはngau1、広東語にはngaau5しかないようだ。
どちらの音が主に受け継がれるかが方言や言語によって違ったのかな?

149 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/26(日) 03:57:32.51 0.net
教授、気をしっかり

150 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/26(日) 06:31:22.45 0.net
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151 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/26(日) 07:11:52.60 0.net
>>145

「噛む」という意味の「咬」なら、もと「齩」と書いて、疑母。

広韻に見母の「咬」という字もあるが、意味が異なる(鳥のなきごえ)。

日本語などでコウになっているのは、たぶん旁の「交」からの類推(百姓読み)。


152 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/28(火) 04:05:47.27 0.net
>>142-143

広東語では中古 kh → kh になる場合と kh → h になる場合があり、
その分岐条件はよくわかっていない。

北京語 s に対して広東語 ts(h) があらわれるものは中古で全濁(z)だったもの。
北京語 tʂh に対して広東語 s があらわれる「承」も全濁(常母)由来。これらが
破擦音になるか摩擦音になるかはかなり複雑で、早い時期に日本語の「ジ」と
「ヂ」のように混同が起きていたらしい。


153 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/29(水) 16:47:21.05 0.net
もうちょっと補足。
中古音では有声の舌頂摩擦・破擦音が少なくとも z dz d (またはd ) d の
5つあったらしいのですが、広東語では原則として以下のようになっています。
1. dz, z → ts
2. d → tsh(平声と上声の一部), ts(それ以外)
3. d , → s

いっぽう北京語ではもっと複雑で
1. dz → tsh(平声), ts(それ以外)
2. z → s
3. d → t h(平声), t (それ以外)
4. d , → t h(平声の一部), (それ以外)

なお「士・事」などは d だったはずですが、北京語でも広東語でも例外的に
摩擦音になっています。

>>142 の例にあてはめると、以下のようになります。
* 「誦・頌」は z だったので北京語で s, 広東語で ts。
* 「床」は d かつ平声だったので北京語で t h, 広東語で tsh。
* 「承」は d かい平声だったので北京語で t h, 広東語で s。



154 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/02/29(水) 16:51:05.51 0.net
ああもう。もう一度。

中古音では有声の舌頂摩擦・破擦音が少なくとも z dz dʒ (またはdʐ) dʑ ʑ の
5つあったらしいのですが、広東語では原則として以下のようになっています。
1. dz, z → ts
2. dʒ → tsh(平声と上声の一部), ts(それ以外)
3. dʑ, ʑ → s

いっぽう北京語ではもっと複雑で
1. dz → tsh(平声), ts(それ以外)
2. z → s
3. dʒ → tʂh(平声), tʂ (それ以外)
4. dʑ, ʑ → tʂh(平声の一部), ʂ (それ以外)

なお「士・事」などは dʑ だったはずですが、北京語でも広東語でも例外的に
摩擦音になっています。

>>142 の例にあてはめると、以下のようになります。
* 「誦・頌」は z だったので北京語で s, 広東語で ts。
* 「床」は dʒ かつ平声だったので北京語で tʂh, 広東語で tsh。
* 「承」は dʑ かい平声だったので北京語で tʂh, 広東語で s。


155 :名無し象は鼻がウナギだ!:2012/03/02(金) 21:58:41.80 0.net
なんだかんだでどの方言もやたら破擦音が多いよなあw

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