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人工言語について語りましょう part10

918 :luni ◆CcpqMQdg0A :2014/12/03(水) 12:21:54.90 0.net
>>916
言語が違うから争うのではなく、元々利害関係が異なっているから争っているわけで
争っているとほぼ同じ言語なのにヒンディー語といったり、ウルドゥー語といったりして、
デーヴァナーガリーとアラビア文字という別の文字で書き表したりしていることから、
言語が違うから争うんじゃなくて、争いの結果相手とは別のルールを作って差別化するという順番なのです。

エスペラントにおけるイドの乱にしても、
元々「もっと普及させたいから言語をより単純化したい」というボーフロン一派と、
「もうすでに覚えている人の再学習は迷惑だから現状維持」というライトユーザーという、
異なった利害関係を持つ人々がいて、その結果片方の言語が変わったということで、
言語が違うから別団体になったと言う因果関係ではないのです。

つまり、宇宙人が攻めてきたとか、ゴールドラッシュとか、オリンピックとか、ゲームとか、
音楽とか、金の匂いがする新技術とか、交易とか人々の利害関係を一致させれば、
その結果彼らの間で共通言語ができると言う順番なのです。
港とか船とかで混成言語ができたり、医療でドイツ語、音楽でイタリア語、料理でフランス語
船舶・空港・ネットで英語が使われるのも、そういう事情なのです。

最初に言語から作っても、需要がなければ広まらないのは至極当然なのです。

ただ、幸いなことに19世紀末の欧州は鉄道・蒸気船・郵便の発達で民間レベルで
国際交流が盛んになったばかりのワクワク感のある時代で、その結果、
外国人とお友達になりたいという共通の利害関係を持つ人が多かった結果、
はっきり言って難しいヴォラピュクでも受け入れられるほど、
人工言語による簡易共通言語への需要が高かったのです。利害関係が一致する人が多かったのです。

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