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【地域言語】お国言葉・方言学3【訛り/アクセント】

1 :名無し象は鼻がウナギだ!:2019/02/07(木) 18:41:51.17 0.net
このスレではあらゆる言語の方言を音韻、語彙、統語、形態は勿論、
社会的な動態や時代毎の変遷など様々な面から言語学的に考察します。


前スレ
【アクセント】方言学【訛り】
http://itest.5ch.net/test/read.cgi/gengo/1481136448/

前々スレ
【言語学板】方言/訛り/アクセント/外国語【総合雑談所】
http://itest.5ch.net/mint/test/read.cgi/gengo/1470844473/

105 :名無し象は鼻がウナギだ!:2022/03/09(水) 00:34:16.16 0.net
江戸末期までは「へん」は登場しておらず、打消表現として「ぬ」が好まれた。その後、町人女性や遊女などの女性において「ん」の使用が目立つようになり、明治中期には「ん」の形が優勢に(少数派であるが、「ぬ」の使用も若干見られた)。そしてその流れから、「いかん」「ならん」「つまらん」「かしらん」などの慣用化された打消表現が生まれた。

次に目につくのは、いずれも全体に対する割合は小さいながら、「ヘン(二・二%)」と「ナイ(一・八%)」の出現が見られることである。このうち、「ヘン」については、属性的な面では、女性の方の使用が進んでおり(八・〇%−男性は一・一%)、また形態的な面では、単純終止(三・四%)や助詞類下接(二・〇%)の場合から始まっているようである。

(金沢裕之『近代大阪語変遷の研究』)

このように、明治時代の大阪では、江戸時代に優勢であった「ぬ」の音変化によって生まれた「ん」が主に使用された。使用層も当初は女性のみに限定されたが、明治中期から後期にかけてさまざまな活用のバリエーションが生まれ、幅広く使用されるようになった。

その他にも、「なんでやねん」でお馴染みの「ねん」。標準語で断定を表す「のだ」に相当する「のや」から出発し、「のや(んや)→ねや(ねんや)→ねん」という変遷過程を経て生まれた言葉である。より厳密に言うと、「ねん」は大正時代に「ねや」から移行する形で一気に使用ケースを増やし、大正末期には大阪弁として普及していった。

106 :名無し象は鼻がウナギだ!:2022/03/09(水) 00:37:50.60 0.net
命題処理度が大きい発話ではノヤが優勢になり、命題処理度が小さい発話ではネンが優勢になることが読み取れる。ここでいう命題処理度とは、話し手が発話時に「聞き手に伝える」以外にどの程度命題処理を頭の中で行っているかということを表すので、命題処理度が小さいほど、発話時に「聞き手に伝える」ことに専念していると言える。つまり、ネンは聞き手に伝えるという機能に特化されているということになる。

(野間純平の論文「大阪方言におけるノダ相当表現:ノヤからネンへの変遷に着目して」)

「ねん」は「のや」からの変遷の流れの中で、発話時に聞き手に伝えるという、本来の「のや」には見られなかった対人用法を発展させていった。こうして、大阪のお笑いの要素をなす「なんでやねん」の礎が形成されたと見ることができる。

ちなみに、ボケ・ツッコミの掛け合いの言葉という印象の強い「なんでやねん」であるが、お笑い黎明期から用いられたわけではなかった。そのワードが用いられたのは1960年以降である。想定される正解からずれた言動に対する強い戸惑いの気持ちを表明する際に使用される「なんでやねん」であるが、今日ではツッコミと同時に発することで、笑い効果を高めるという役目を担っている。

107 :名無し象は鼻がウナギだ!:2022/03/09(水) 00:55:26.27 0.net
インターネットの普及で「なんでやねん」は多くの日本人にとってより身近な言葉に

1990年代半ば、Windows 95解禁をもってインターネット時代の幕開けになった日本。インターネット黎明期には「みゆきネット」と呼ばれる今日のSNSの先駆け的存在が登場したほか、掲示板「2ちゃんねる」が開設。SNSの前身である前略プロフィールに始まり、mixi、GREE、モバゲーなど、様々なSNSが誕生しては廃れ……を繰り返しつつ、令和3(2021)年5月末現在、FacebookやTwitter、Instgram、TikTok、LINEが友人や家族とのやりとりを支える主要なコミュニケーションツールとなっている。

携帯メイルやブログや掲示板、SNS(Social Networking Service)などは、非対面・非同期というメディア特性をもつ「打ちことば」によるコミュニケーションである。お互いに顔を合わせることなく、タイムラグをはさんでのコミュニケーションであるため、「自己装い表現」が取り入れられやすい。

(田中ゆかり『「方言コスプレ」の時代』)

もともと親密な間柄でやりとりする「打ちことば」には、話しことばに近いくだけた文体があらわれやすいことが分かっている。「共通語」と「方言」のバイリンガル状態がほぼ完成した一九八〇年代以降、「方言」は「くだけた話しことば」のスタイル(親密コード)としてすでに機能しており、一九九〇年代中頃以降に急速に普及した「打ちことば」において、「くだけた話しことば」らしさを表現するのに、「方言」は非常に効果的な素材となっていたといっていいだろう。

(同上)

また、「打ちことば」は、音声を伴わないため、正確な再現がなかなかむずかしい「方言」のアクセントやイントネーションを気にせずにヴァーチャル方言を使用することができる。つまり音声を伴う対面コミュニケーションに比べ、ヴァーチャル方言を採用するハードルが低いわけだ。

(同上)

108 :名無し象は鼻がウナギだ!:2022/03/12(土) 02:26:01.63 0.net
>>1

https://ja.forvo.com/word/honnan_j%C3%B6tt%C3%A9l%253F/
😂ぷーーwwwwワロス
何じゃこりゃ

109 :名無し象は鼻がウナギだ!:2022/03/12(土) 02:49:48.18 0.net
ほー

110 :名無し象は鼻がウナギだ!:2022/04/16(土) 14:21:13.02 0.net
あきさみよー

111 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/02/06(月) 02:30:10.38 0.net
しゅぼっ☆ 火-y(ー ̄)フゥ…

112 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/03/06(月) 19:37:33.69 0.net
県境や河川、山など、ここを越えたらガラッと方言が変わる地域ってありますか?足を運んでみたいのでお教え願います。

113 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/05/26(金) 22:41:37.03 0.net
奥吉野

114 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/05/26(金) 22:41:46.55 0.net
佃(月島駅)は深川(門仲駅)の隣駅だけど、同じ江戸弁でも違うアクセントなんだよね。
7月お盆の佃念仏踊りでは独特の歌を披露してくれますが、コロナで今夏も中止でした、涙。

115 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/06/14(水) 01:16:53.56 0.net
>>112
神戸方言は川を越えると差異があると言われていた。
旧生田川の東西、住吉川の東西など。

116 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/11/30(木) 07:02:01.62 0.net
方言板、AIに徹底的に破壊し尽くされた模様

117 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/20(水) 01:23:06.36 0.net
アクセントについてです。 全国で無アクセントの県がいくつかありますが、その一県に住んでいます。 私の県は、箸も橋も端もアクセントが同じなので、 話の流れから どの『はし』なのかを判断する感じです。 小さい頃からそれが当たり前なので、会話中困ることはないのですが、 他県の方からは、意味がわからないと言われます。 その時に『アクセントが無いので』と言える相手なら良いのですが、そうではない場合が大変困ります。 他県に行き、気心知れない相手と会話をしなければならないことがあるのですが、 そんな時、話すのを大変躊躇してしまいます。 皆様が、知らない相手と会話をして、相手のアクセントがめちゃくちゃだったら、どんな印象を受けますか? 何だこの人?って感じですか? 会話が始まる前に “無アクセントなので意味が通じないかもしれない” と、一言言うべきでしょうか? 何も考えずに話していますが、『橋』を『箸』と言ったら、相手は変な感じですよね? 一言断って会話を始めるべきですか? とても困っています。

118 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/20(水) 11:08:05.71 0.net
>>117 コピペっすね

119 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/20(水) 16:10:24.81 0.net
最近は関東出身者でも、一定の聞ける関西弁を使える俳優が増えてきたが、筑前式の出身者はやっぱり無理っぽいな エセ感が強い

120 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/24(日) 19:22:07.84 0.net
Z世代の大阪人は大阪弁話さんて言われてるけどほんまか?
うちの周りの人は普通に大阪弁やさかい

121 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/24(日) 20:37:34.32 0.net
衰退してる 

122 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/24(日) 22:44:52.91 0.net
>>120
私は出身が河内南部で今は神戸だが、子供や若い女性の話し方からは明らかに語彙・文法・アクセント含めあらゆる関西弁的な特徴が消えつつあるように思う。
一言二言程度聞いただけでは京阪式なのか分からない人も多くなってきてるように感ずる。
其れに、昔から方言自体は一貫して衰退する傾向にあった。周りの人は普通に大阪弁との事だが、大阪府南河内郡千早赤阪村教育委員会が1997年に行った調査では老年層と若年層で明らかに方言残存度が違う。
https://i.imgur.com/YMDHYIV.png

「蛇」では老年層に多いクチナやクチナワがほぼ消えてヘビに、「太陽」ではタイヨウが多くなりオヒサンはあるがオヒーサンは消えた。
「梟」では共通語形のフクロウのみになりフクロクやフクロやフックフックなどの方言が消滅、「玉蜀黍」ではナンバやナンバキビと言った大阪弁本来の語形が消滅してトウモロコシのみになった。

斯ういうのも大阪弁の衰退に他ならないし、アクセントみたいに東京と大阪で違いがあるものという事すらも忘れられて「おそらく昔から蛇はヘビ、玉蜀黍はトウモロコシと言ってたんだろう」となってしまう分さらに深刻。
今の時代に同じ地域の若者を調査をしたら、若年層に一ヶ所だけ残っていたクチナも聞かれないだろうし、当時はまだそれなりに残っていたオヒサンすら使われなくなっている可能性も高い。それでも千早赤阪村は方言が残っている方だと思われるので、地方からの出入りが多い北摂や大阪市内の若者の方言がどれ程聞かれなくなっているかは推して知るべし。

123 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/25(月) 01:11:22.09 ID:0.net
c

124 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/25(月) 02:30:37.15 0.net
伝統的な方言単語なんかは言うまでもないほど残ってないわな
「~やで」等の基本中の基本の関西弁語尾すら避ける傾向もある。

125 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/25(月) 07:11:23.56 0.net
>>124 今の朝ドラで水川あさみはんが「何してけつかんねん」ゆうてたけど、
当人がインタビューで、自分としてはつこたことのない言い方やゆう意味のことを
標準語でゆうてはった。ちなみに「けつかる」は広辞苑にも載ってる言葉だす。

126 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/25(月) 15:25:27.48 0.net
「けつかる」は関西の言葉という感じを持ってきたが、辞書にも載っているし、森鴎外の小説にも出てくるというから、もともとは全国区の言葉だったということがわかる。
このぞんざいな悪口言葉を、関西芸人がテレビ時代になっても使っていたので関西弁との認識になっていたのだろう。

127 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/25(月) 18:33:48.74 0.net
テレコやツロクも昔は東京でも使われた。(今でも東京の古老は使うか?)

128 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/25(月) 20:32:23.88 0.net
今の子供はYouTubeの影響でペラペラと東京語でしゃべる 

129 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/27(水) 15:32:45.11 0.net
京都では千年以上、例えば「春」は「る」の高い「はるう」というような
アクセントで言われてきたんだけど(「る」は高く「う」は低い。アホウと同じね)、
今は、「る」が高いのは同じだがおまけの「う」のつかない「はる」という
アクセントで言われるようになった。「舟」は「ふ」が低く「ね」が高いが、
それと同じアクセントになった。
その「舟」に「は」の付いた「舟は」も、長らく「ふね」は低く「は」が
高かったんだけど(「は」なんかが付くと「舟」のアクセントが変わる)、
最近は「ね」だけが高く「は」が低い。
千年来のアクセントが変わっちゃったんだ。大変化だよ。このこと、日本語の
アクセントの本には書いてあるんだけど、一般にはほとんど話題にならない。
ならないまま、この変化が完了してしまったんだ。

130 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/27(水) 18:35:37.83 0.net
拍内下降が無い方が、助詞が付くとアクセントがLLHに変わる
でいいんかな。 

131 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/27(水) 18:48:44.67 0.net
>>129
ついでに言うとアホも低降だね。でも拍内下降はあくまでも同じ母音の中で下降するからアホウみたいに勝手にウが出てくる訳じゃない。拍内下降が出来ない人にありがちな書き方だが。昭和20年代頃に生まれた人ぐらいからは低高になっている事が多い。

「舟は」の場合は、江戸時代前期までは低高-高だったのが、中期には低低-高になった。そして昭和30年代頃に生まれた人からは低高-低になっている事が多い。

四類と五類では五類の方が変化している人が多く、また変化がみられる年齢も高めな印象がある。四類の方だと中年位ならまだ変化を起こしてない人もそれなりに出会える。(体感として)

132 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/27(水) 21:13:24.08 ID:0.net
>>130 いいと思います。
>>131 「はるぅ」と書くべきだったですかね。「低降」の「はるぅ」が二拍五類ってやつで、
「低高」が四類ですか。京都と大阪とでは、このあたりの統合・変化はどちらが早い、
なんてことについて、ご存じのことがあったら承りたいのですが。

133 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/27(水) 21:50:32.00 0.net
猿(さ⤴る⤵ぅ)も

134 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/27(水) 23:18:06.29 0.net
>>132
大阪市と京都市で言うなら大阪市の方が早くに統合した。というか四類五類の統合は大阪市から始まったと考えられているので、京都に波及するまでに少し時間が掛かる筈。
ただし、大阪府という話なら泉南や南河内みたいな保守的な地域もあるので違ってくると思うが。

135 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/28(木) 07:31:06.89 0.net
>>134 貴重なお話をありがとうございます。大阪市からですか。
せっかくなのでもう少し「教えて君」をさせてもらうと、四国の一部などに
遅あがりの残っているところがあるそうですが、四五類の統合はそういう、
アクセント面で保守的な地域にも見られるのでしょうか。

136 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/28(木) 12:34:49.04 0.net
一応、私が知っている範囲で答えると、徳島に於いては京阪式及び讃岐式(池田型)地域で本来LL-Hだった筈の地域がLH-Lになる変化は既に起きている。

高知に於いては四類LH-HがLL-Hに変化する流れは既に起きているが、LH-Lになる変化まで起きているかは知らないので土佐アクセントに詳しい人に訊いた方が良いと思う。
それと高知の少し古めの資料では三拍名詞六類が本来のLHH-HからLLH-Hになる変化が若年層に起きていて、三拍名詞二類四類のHHLがHLLになる変化も起きているようなので、京都がかつて経験した変化を追うように変化が始まっているらしい。
伝統的な徳島と高知の京阪式地域には元々拍内下降が無いので、二拍名詞の四類も五類もLH。助詞が続く場合に四類はLL-H(徳島)又はLH-H(高知)、五類はLH-Lという別れ方をする。
それと徳島や高知には音韻的にも共通語と違った要素(前鼻音や合拗音やセ・ゼの口蓋化音など)が多かったがそれも廃れてきている。

137 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/28(木) 13:27:52.14 0.net
>>136 重ね重ねありがとうございます。四国の一部などの、近畿中央部よりも
古態をとどめたアクセントのところでも、大阪などの影響が及びつつあるのですね。
アクセントにおいても部分的には周圏論的変化が見られる…。
もっとも、「伝統的な徳島と高知の京阪式地域には元々拍内下降が無い」となると、それらの地域では
早々失ってしまったものがむしろ近畿中央では続いてきたわけで、いろいろ複雑ですね。

138 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/29(金) 14:11:27.40 0.net
>>135
四国の一部などに遅あがりの残っているところがあるそうですが、と書いてあるけど、正しくは「早上がり」だね。

京阪式アクセントはどこで下がるかは重要だけれども、どこで上がるかは重要じゃない。
室町時代の京都や高知、和歌山県の田辺市では二拍名詞の四類はLH/LH-Hで、現代京都や大阪のLH/LL-Hと違って上昇位置を遅らせずに発音する。
そして室町時代の京都や高知、和歌山県の田辺市では三拍名詞の六類はLHH/LHH-Hで、江戸時代中期の京都や徳島や和歌山の龍神村ではLLH/LLH-Hになり、現代京都や大阪のLLH/LLL-Hと違って上昇位置を遅らせずに発音するか上昇位置そのものが早い。

三拍名詞は平安時代の京都で五類LLH-H六類LHH-Hなので上昇位置も重要だったが、南北朝時代に五類HLH-H六類LHH-Hとなり、室町時代の京阪式祖体系では五類HLL-L六類LHH-Hとなった事で上昇位置は弁別的でなくなった。弁別的でない(どこから上昇しようが構わない)となるなら上昇位置を出来るだけ遅らせて発音を楽にしようという考えが働いた結果、遅上がりが生まれた。

それと五類はLF/LH-Lとされる事が多いが、必ずしもそうではなくLF-Lになる人もあるし、昔の資料にも出てくる。私の内証では常LF/LH-L、声LF/LF-Lになる。

139 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/29(金) 19:12:26.03 ID:0.net
兵庫県小野市は「平安時代の京阪式アクセント」が残ってるとされ、中を見ると
「ウサギが」がLHHH と見て、関東弁やないか!とオモタ。
大昔は早上がりやったんやな

140 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/30(土) 01:40:13.65 0.net
b

141 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/30(土) 08:06:42.24 0.net
>>139
平安時代に京阪式アクセントは無かったけどね。それは平安時代の京都で話されていた古代日本語アクセントであって京阪式アクセントではないので。

平安期アクセント(以降、名義抄式)は京阪式とは体系も複雑さも別物。その解釈も学者によって違うけど、名義抄式「二つの式と昇り契機と降り契機が弁別的なアクセント」や「二つの声調と下げ核と昇り核が弁別的なアクセント」や「三つの声調とピッチの下がり目が弁別的なアクセント」などと解釈され、いずれも京阪式「二つの式と下げ核が弁別的なアクセント」とは違う。

今の京阪式は南北朝時代に大きな体系変化を起こした後の室町時代に誕生した。一般的に平安や其れ以前の時代から南北朝時代までのアクセントを古代アクセント、室町時代から現代までのアクセントを近代アクセントと言う。小野市には室町時代のアクセントが残ってるというならまだ分かるけど。
この図を眺めてもらうと詳しい事抜きに別物だと分かると思う。
https://i.imgur.com/5axApXJ.png

142 :137 :2023/12/30(土) 17:44:36.23 0.net
>>138 むろん「早あがり」と言うべきでした。不注意でした。まあ、「遅上がり」に対して
の「早」なんで、例えば「うさぎ」はもともとLHHであり、それをそう発音するのは
しかるべきところで上げたに過ぎないわけですが。
二拍五類について、助詞が付くと拍内下降が失われると決まっているわけではないというお話も、
興味深くうかがいました。

143 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/31(日) 02:27:55.98 0.net
q

144 :名無し象は鼻がウナギだ!:2023/12/31(日) 15:33:11.66 0.net
そやったんか、京阪式アクセントにおける二拍45類の統合は大阪市からはじまり他地域に広まったんか。
かつて京都は他地域のアクセントの変化を引き起こす側にあったわけやけど、
今は東京式アクセントに強く影響され、大阪発の変化も素直に受け入れる…。
伝統的な京言葉のアクセントを守ろやないかゆう運動が起こると面白いけど、
まあ、むつかしおすやろなあ…。残念どす。

145 :名無し象は鼻がウナギだ!:2024/01/01(月) 19:49:50.94 0.net
今日の地震で石川県が特に大きな被害を受けたな。
京阪式の変種や東京式(内輪)や曖昧アクセントや無アクセントなど多数のアクセントが犇めいていて、町並みも古めかしい日本家屋が残る地域だが。

146 :名無し象は鼻がウナギだ!:2024/01/02(火) 01:25:40.89 0.net
l

147 :名無し象は鼻がウナギだ!:2024/01/02(火) 02:11:05.71 0.net
4類の法則を学校で教えないと存在すら知らないまま消える

>>138
へぇ。現代で早上がりを使う人の音声とかあるのかな。ちゃんとした背景が分かってないと東京弁に寄ったアクセントと勘違いしてしまいそうだが。

「声」はそのように発音すべきところが、東京化が進みつつあるなぁ
「ええこ⤵︎え出さはる」などと言ってるテレビCMがあったり
キャストはネイティブ関西人の筈

大衆に広く呼びかけるにはLFやLHでは非京阪式話者には受け入れられ難いからそこだけ東京式に発音させているという訳なのか 

148 :名無し象は鼻がウナギだ!:2024/01/02(火) 02:33:52.70 0.net
伝統的な2拍四五類の単語の一部がHLで発音される現象はそこかしこで聞かれるね
特に法則性のない散発的な現象だけどあれは何なんだろうか

149 :名無し象は鼻がウナギだ!:2024/01/02(火) 02:58:16.09 0.net
この二拍5類って近畿周辺部の垂井式だとどう発音するんだろ

150 :名無し象は鼻がウナギだ!:2024/01/02(火) 12:39:25.85 ID:0.net
>>148
単純に四五類の東京のアクセントがHLなのでそれに影響されているんじゃないか。
杖LH・罠LH・罪LH・兄LF・琴LF・嘘LFあたりでHLを聞く。

>>149
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9E%82%E4%BA%95%E5%BC%8F%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88
これを見る限りA型で四五類HL-L区別無し。B型で四類LH-H五類HL-Lで区別有り。C型で四類LH-H五類LH-Lで区別有り。
ただし垂井式は違いも多くて難しい。C型の四類はHH-Hもあるし、五類はHH-Lも存在する。初拍の高低の区別が無いため同じ話者でもその時々で違ったりする。
垂井式の中でも古めかしい特徴を持った赤穂市のアクセントだと四類ML/HH-H五類LF/LH-L。※M=高くも低くもない中間的な高さの音
相生市では明治30年代頃の生まれまでは京阪式アクセントで、明治後期や大正生まれでは垂井式。京阪式世代は室町時代の京都と近いアクセントで話し、高知や田辺と似たアクセントが観測された。
京阪式世代で四類LH/LH-H五類LF/LH-L

151 :名無し象は鼻がウナギだ!:2024/01/02(火) 16:27:55.74 0.net
https://www.youtube.com/watch?v=hS0XcvcJUbc&t=120s
これは1997年に大阪市生野区で撮影された番組だけど、やっぱり今の小学生世代とは言葉遣いが違ってもっと関西弁的な話し方だな。
「ユウジ君がねチハルにこんなん言ってんやんか なんか耳聞こえへんババァとかな言ってきてんやんか ほんでチエな(聞き取り困難)そんなんやから腹立つやん」みたいな話し方をする小学一年生の女児はもう滅多にいないように思う。

https://www.youtube.com/watch?v=IGCXumJai5U&t=1365s
こっちは1994年の動画だけど、当時の和泉地方の高齢者が喋っている場面が多く出てくる。
「おなごの方は怖がんねん 他所出ていくのん 働きに他所出てないはかいな」「出て言ってもその上手いこと幸せにいくかどうか分からん?」「分からんよっておなご怖がんねん」「自由に結婚出来なんだという事は結果としてそういう何 やっぱり差別があった訳やな?」

152 :名無し象は鼻がウナギだ!:2024/01/02(火) 18:42:13.13 0.net
>>151
上のやつ指定の時間ナレーションが入ってて聞こえないけどどこを聞きゃええの? 

153 :名無し象は鼻がウナギだ!:2024/01/02(火) 19:02:59.73 0.net
>>150
「声」のHLには違和感を抱く自分も罠、罪、琴はHLで、LHやLFで言ったことはないな 
兄も自分ではHLで言うかな
「杖」なんかは「声」と同じ感じでHL化が進んでるイメージ 

法則性… 使う頻度、アニメとかで頻出する単語とかなのかな 
でも琴とか身近であんまり使わん単語も京阪式の言い方を知らずにそれはそれで最初から何の迷いもなく東京型で言うしなぁ 

あと「馬鹿」は京阪語に入ってないから正しいアクセントって無いのかな 
還暦以上くらいの人が言う「馬鹿にする」HLLLLの所以がわからん

154 :名無し象は鼻がウナギだ!:2024/01/02(火) 19:46:58.24 0.net
「海」もよくHLで聞く

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