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縄文・アイヌ・弥生・渡来人学7

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/04/20(日) 23:59:03.04 ID:1xh8FGvi.net
>>185
 そういう根も葉もない抽象論のどこに説得力があるのかよくわからないけど、日本(当時はヤマト)が
外国の文化を受容するのは古墳時代からで、古墳時代に日本の土台が築かれる。
 江上波夫先生の要点をおさえた『騎馬民族国家』P.212-221の解説。
> 騎馬民族国家と渡来人
> いったい、農耕民族国家では、外国人の傭兵をもって外敵を防衛する、いわゆる夷をもって夷を制するため以外には、
>外国人の集団的移住を許容し、長期にわたってその存在を可能にするというようなことはない。それは、農耕民族には、
>一般的に自尊的民族意識があって、他民族を蛮夷視したりする性癖がつよく、外国人を自分たちの内部に受けいれる
>精神的基盤に乏しいからである。また、その社会・経済が自立・自存・自足的で、血縁性・地縁性・伝統性が濃厚で、
>おのずからよそものに対して閉鎖的であることによるのである。
> これに対して騎馬民族国家では、外国人の集団移民はむろん普遍的な現象であって、しばしば外国人の、自国内への
>強制的移住政策、いわゆる徙民政策さえ実行するのである。それは、騎馬民族は自給自足が不可能で、略奪・交易・
>献納等を通して、つねに外界への依存度が高く、経済的に、文化的に、外国人を能うかぎり利用するのを、
>そのたてまえとしているからである。
> 塞外時代の鮮卑・烏桓における中国人、突厥におけるソグド人、アッバス朝時代のイスラム帝国におけるトルコ人、
>契丹における渤海人・中国人、元朝蒙古における色目人などの集団移民は、その代表的な例である。
> これを中国についてみると、蒙古族によって中国の平定が完成されて、そこに大元帝国が建設されると、内陸アジア
>および西方のいろいろな種族の人々、いわゆる色目人が―とくに生産・文化関係のものが、すこぶる多く大元帝国内に
>移り住んだ事実があり、一方、このような現象は、中国人自身が中国を完全に支配した、漢や宋や明の時代には起こらなかった。
> これは騎馬民族国家特有な現象と解され、それと同様な現象が、大和朝廷国家に顕著に現われたということは、
>大和朝廷国家そのものの騎馬民族的あり方を示すものではなかろうか。そうしてそのことは、古代日本の渡来人についての、
>他の注目すべき現象を観察することによって、いっそう明確になるように思われる。

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