2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

縄文・アイヌ・弥生・渡来人学11

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/08/11(月) 02:45:07.34 ID:JUd1vNtX.net
HLAを少し調べただけで、いかに牛さんが適当で無理解だか分かる
http://www.veritastk.co.jp/attached/3744/KAMON28.pdf#search='hla+%E5%AF%BE%E7%AB%8B%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90'

>人類集団の類縁関係を調べるためにも、このHLAは極めて有用なマーカーであります。
>特徴的なハプロタイプは単一起源であるということが重要なポイントであります。
>もう一つは、それぞれの遺伝子が多型でありますので、非常にたくさんの対立遺伝子があって、頻度が集団間で多様であるということです。
>遺伝距離を計算して系統樹をつくる手法と、主成分分析あるいは対応分析といった多変量解析法の両方が使えます。

牛さんの主張は人類単一起源説に基づいたハプロ分類は前提自体が間違っているから、人種の実態を表していない、というもの
しかし日本と朝鮮人が近いというHLAによる分類がまさにHLAをハプロ分類した結果によるもの、という矛盾に全く気づいていない
>HLA-A, B とDRB1 遺伝子の頻度を使って系統樹をつくると、本土の日本人は、韓国だとか、中国の北部の集団と近い関係にあります

一端脱線するが、HLAは変異マーカーの数が阿呆みたいに多いので、これを基に単一祖先を求めると、従来のアダムやイブより単一祖先がはるか昔ということになり、
これを根拠に単一祖先という通説自体が間違っている、人類多地域並列進化論の主張の裏づける理由の一つとされている
また、HLAによるハプロ分類がY染色体やミトコンドリアDNAほどメジャーではない理由は、SNPが多すぎて人の移動を追うには不便なこと、
父系母系で遺伝しないので混血による分布結果が単純ではないこと、が挙げられる

これを踏まえると、「ハプロ分類のように単一起源に拠っていない」「HLAの非常にたくさんの対立遺伝子があって、頻度が集団間で多様という特長を生かせる」多変量解析法の方が
人種解析には向いているし、牛さんの主張にも適う、ということになる
そしてその結果は
>HLA-A, B とDRB1 遺伝子を使って対応分析法でつくった類縁図を見てみますと、本土の日本人、沖縄の人たち、それからサハリンのNivkhi の集団は近い関係にあります。
>それからやや離れてアイヌの人たちということになります。
>東北アジアの大陸に住んでいる中国人、韓国人と比べると、本土日本人は少し離れ、さらに少し離れて、沖縄の人たち、それから少し離れてアイヌの人たちがいます。

以上の結果を基に徳永氏が日本列島の人々の成立についてどんな仮説を建てたかは、結論を読んで頂きたい
とにかく、自分には牛さんが論理性も糞もなく「自分にとって都合のよい結果」の指標だけを恣意的に抽出しているとしか思えないね
というか、どうせ最後は「見た目が似てるのは〜」と言うんだから、下手にHLAみたいな分子遺伝学を引用しなきゃいいんだよw

総レス数 849
503 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200