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志らく「安倍の桜を見る会に反社が来てた。反社と関わりあった宮迫はTV出なくなった安倍は辞めるの?」

236 :無党派さん:2020/01/07(火) 12:46:02 ID:l5RplzCI.net
1月7日
 安保闘争の最中、東京の銀座通りで見た光景を加藤日出男さんは忘れることができなかった。
デモ行進のかたわらで、氷店の若い配達員がべそをかいていた。氷が溶けかかっているのに、
学生たちは道をあけようとしない。君たちは貧しい人の味方ではなかったのか。
 ▼加藤さんの家は、配達員と同じような境遇の若者たちのたまり場だった。御用聞きに来る米屋、
酒屋の小僧さん、新聞配達の少年…。「ご苦労さん」と声をかけたのがきっかけである。
当時、東京都内に約30万人いた住み込みの店員や女中さんのほとんどが、中学を卒業してすぐ
上京した地方出身者だった。
 ▼「一人ぼっちだ」と訴える彼らの交流の場として、加藤さんが作ったのが「若い根っこの会」
である。「美しい花をみて、根っこを思う人はいない」。名前は少年時代に作った詩の一節に由来する。
 ▼「なんとか自分たちの家をつくろう」。昭和35年の正月に加藤さん宅に集まった「根っこ」
たちは誓い合った。小紙がこの話を報じると、全国から激励の手紙や寄付金が送られてきた。財界や
芸能界からも協力者が現れ、やがて埼玉県川越市に拠点が完成する。最盛期には会員3万人、
イベントに参加するだけの人を含めると10万人を超えていた。誕生したカップルも2500組を数える。
 ▼社会現象を生み出した、最近の言葉でいえばカリスマだろう。その加藤さんの訃報が昨日の新聞に
載っていた。喪主の妻、美江(みえ)さんも最初の会員の一人である。東京農大OBの加藤さんは、
大学の名物である「大根踊り」の考案者としても知られる。60冊以上出した人生論では、読者からの
手紙にすべて返事を書いた。
 ▼90年の生涯で、どれほど多くの人を励ましてきたのだろう。

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