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食物と酒、嗜好品の歴史@日本史板

798 :日本@名無史さん:2014/01/13(月) 23:31:49.05 .net
正月の行事は、よく見ると、結構重層的だからなあ。
晩秋の収穫祭の要素と、早春の迎春祭の要素と、中華式正月(旧正月)の厳冬の要素が複合している。
餅つきや鏡餅の風習、くわい、黒豆、栗、鮭など、おせち料理の農水産物の大半は、
むしろ晩秋のほうがしっくりくる。
だから、明治以降1カ月前倒しになった新暦正月としても、違和感が薄い要素が多い。
正月飾りも、注連縄は晩秋のほうが分かりやすい(藁が「採れる」のは秋の稲刈りだから)

ところが、梅が咲くのは普通は新暦2月以降だし、愛でる草花も晩秋ではなく早春のものだし、
料理の中にも、タケノコのように、本来ガチの春にならないと食べられない代物も混在している。
酒についても、新酒が上がるのは今でも2月以降で、昔は晩稲だったから、新酒の上がりはもっと遅かった。
正月に酒を飲む習慣は、本来なら新暦3月ごろの習慣であるように思える。

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