【名門】庄屋・名主・本陣・郷士【富裕】Part4.1

白馬青牛

>>355-357
江戸中期の成り上がり庄屋は小作農からも、「あそこは家柄がのう」と、バッシング受ける
辛い立場じゃけぇのう。逆に財産潰して庄屋層の子弟から落ちた家にゃ小作人も「あそこは、
金は持っとらんが、家柄はええ。」と、出自による家格云うもんがあったけぇのう。
広島県は伊予系や福島系の村落上層部もおるけど、元来の安芸国人衆からも、小作農から見ても
出自から格下意識が強いし、浅野藩士系にも「陰徳記」に出て来る一族の子孫と他じゃ格が
違うけぇのう。浅野藩士らが安芸国人衆系と婚姻関係結びたかったんも、家柄劣等感意識じゃろう。
>>357-358
　大阪の食いもんなんか「しまつ」の文化よのう。広島じゃ食いもんを命を取った供養云う
ことで祖末にすな云われとんじゃが。
麦飯なんか西日本じゃ当たり前のことで、ほいから西日本は米は加工した酒造りの方が儲かるけん
のう。じゃが白米の「江戸患い」は「大阪腫れ」と畿内都市部での贅六は否定できまあ。
麦の割合が低い自体贅六じゃし、広島県じゃ麦七割以上が当然じゃったし、江戸後期は甘藷を
主食にもしとったけぇ、大阪から北前船が残りもんの米を分けて呉れるんを贅沢とした時代
じゃけぇのう。ほいから広島県は備後の一部を除いて麦味噌じゃが畿内は東日本と同様の米味噌
文化で、広島人から見たら東日本人臭い処があるけぇのう。
カスリ取っても、贅沢たぁ云えんよ。そもそも贅沢たぁ他者や恋人でもええが、喜ぶ顔を見て
こっちも嬉しいわけで、贅沢たぁ他者に奢り、振る舞うもんなんよ。わががで糞握りして、自分に
大盤振舞いしても何の意味も無ぁわ。お金は他者の為に使う為に日常質素にするんじゃなぁか。
われん庄屋贅六愚弄像は躾を受け取らん連中と一緒じゃけぇ可笑しげなんよ。