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なぜ昔の家にはお手伝いさんがいたのだろう

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/02/28(火) 11:58:52.46 ID:WSKtOHax0.net
うちの親父の実家(田舎の旧家だからデカイ)では、
10年前に伯父さんが亡くなるまで、お手伝いさんと作男(二人は夫婦)がいた。

旧家だから、年間の神事や行事が一杯あって、この神事には
この食器に○○を盛って、東に向けるとか、決まりが恐ろしいほどある。
有職故実を完璧に把握しているのはお手伝いさんだけ。
土蔵がデカイから、どの食器がどこにあるのかとかも覚えるのは、
家族でも至難の業。神事になると、家族がいつもお手伝いさんに
やり方を訊ねていた。

家業があるから、家族はそっちに掛かり切りで、田畑や山は全く管理出来ていない
作男がいるから耕作や枝打ちや下草刈りが出来ていたが、今は荒れ放題。

お手伝いさんと作男の夫婦は、伯父さん夫婦がいたから40年も努めていたが、
伯父さん夫婦が10年前に相次いで亡くなると辞めた。

息子(俺の従兄)夫婦とは、考え方が違うというか、ソリが合わなかった。
行事は盆と正月と彼岸ぐらいしか行われなくなり、田畑や山は荒れ放題。

うちの親父や親父の姉妹は
「400年以上も続いてきた神事や耕作を、なんでお前の代で止めるのか・・・」
と甥夫婦を責めていたけど、まあ、時代の流れだ、仕方ない

伯父さんが健在の頃は「古来からの神事を完璧に残す家」として
神事の様子を地元のTVもよく取材に来ていたし、
民俗学の大学教授や地元博物館の学芸員も調査に来ていたけどね。

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