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靖国神社&日本近代史における食人を語る統合スレ

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2024/06/13(木) 06:19:24.71 ID:CMB4WxTgC
海外旅行は危ない。自分のステータスをおめおめ晒して帰ってくるようなものだから。
人たることの証が立つか立たぬかそれが重要だ。
明倫敬。
おかえり。?

7 :代理屋 ◆h2tGrAbWPt6L:2024/06/27(木) 19:37:52.02 ID:jZxxX39KE
【歴史修正主義と極論的食人言説の蜜月】拙>>5つづき

『後見草』(1787)の警鐘すら無かったコトにしてしまった一連の
○『梧窓漫筆後篇』(1823/江戸)
○『日本紀標註〈16〉』(1891/明治)
○『国民性十論』(1908/明治)の系譜を集大成した論文が、大正
デモクラシー期に登場します。

著者は「支邦史」と称されていた歴史学に、民族の視点を導入して
再構築した新しい学問「東洋史」の泰斗でした。
その一級の学者は、まず『狂人日記』が発表された翌年の1919年、
問題の論文の叙文といえる「支那人の食人肉風習」を総合誌に寄稿。

そして食人を示唆する証言も含んだ『明治戊辰梁田戦績史』が刊行
された1924年、江戸の珍説から100年以上を経たこの年、学術誌に
入魂の「支那人間に於ける食人肉の風習」を発表しました。

同論文では、中国にまつわるさまざまなパターンの食人記述を、西
欧やアラビアの文献も交えて列挙。その一方、日本に関しては医療
食人のみ軽く認めつつも、先学の儒学者、国学者の名を出し、改め
て『日本書紀』の記述にクレームをつけて一蹴。前人の所論をかな
り進歩させと自賛する、自民族中心主義の食人論を開示しました。
(*桑原隲蔵「支那人間に於ける食人肉の風習」の12章 1924)

これらふたつの論文は、記憶に残る神話的・伝説的な論文として、
いまでは青空文庫で誰でも閲覧可能となっています。
h ttps://www.aozora.gr.jp/cards/000372/files/4270_14876.html
h ttps://www.aozora.gr.jp/cards/000372/files/42810_23981.html

さて次からは、戦前のこれらの日本の食人の記憶を暗殺した言説が、
戦中、および戦後にどう影響したかについて言及したいと思います。
              ↓つづく

8 :代理屋 ◆h2tGrAbWPt6L:2024/06/27(木) 20:32:10.88 ID:jZxxX39KE
>>7の補足

本来、桑原隲蔵「支那人間に於ける食人肉の風習」という大論文は、
「12章」の強弁をとりのぞいて「人類がなにをしかねないか」の視
点で読むべきと信じる。

この点は、前スレで紹介した実蔵氏に師事した戦後東洋史を代表す
る宮崎市定氏が書かれたとおりだ。
https://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/history2/1369046613/47-53


……ホロコーストをドイツ民族限定の問題ではない。

30年前の松本サリン事件もオウム限定の問題ではない。

いずれも人類の属性に関わる普遍的な問題であると考える。

その普遍的問題を考察するためにこそ、記憶の暗殺、歴史修正主義、
否定論と呼ばれる学問の病理は批判していかなければならない。
       ↓つづく

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