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藤田引退★2

555 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2015/09/07(月) 00:29:34.67 ID:1JNkluWJ0.net
思い出すのは清水×マッキーマックス。ご冥福をお祈りします。

家康の人生訓を真っ向から否定するようだが、重い荷を背負っていては到底、遠き道を行き着けないのが3400mのGVダイヤモンドS。

勝つための作戦は一つ。篠つく雨に蹄の音を隠し、
軽騎寡兵をもって真一文字に今川義元の本陣を突いた信長の「桶狭間」あるのみ。
実際、重装備のハンデ頭が何頭馬込みに飲まれたことか。
数字でいえば過去10年間で連対馬20頭中13頭が54キロ以下の軽量馬。
55キロまで枠を広げれば、実に8割の16頭がこれに該当する。

さすがに広い東京の長い3400、最後の最後は目方が明暗を分けることになる。
◎は54キロ以下の軽量馬。なかでもフサイチアウステルを蹴り、
マッキーマックスを選んだ藤田。「安定」や「将来性」で選べば間違いなくフサイチA。
まして馬主の関口氏とはダービー馬のフサイチコンコルドなどの浅からぬ縁。なのに決断はマッキーM。

ふと思い当たるのは前走の万葉S。ハッキリ言って、藤田らしからぬアンチャン並の乗り方。
スタート直後に他馬と接触、そのままかかった馬をなだめられず、
引っ張っていた手綱を放したのは最悪の3コーナーの上りだった。
当然のようにゴール前失速。「腕が悪ければさっさとヤメたらいい」と公言していた藤田にとって、これ以上の屈辱はなかったはず。

ただ意地や屈辱だけがマッキーM騎乗に駆り立てたわけではないだろう。
キッチリ仕上げてくれた厩務員を人一倍思いやるのも藤田。馬主や調教師にではなく、
厩務員に対して「すまない」という贖罪が大半かもしれない。上にはツッパリ、
仲間や弱い者には言葉と裏腹に「防波堤」を買って出る藤田。これが藤田の男気であり、
これがなくなったらこの男はただの金髪のツッパリ。馬が走るのは本能。
が、それを走らせているのは人間であることも忘れてならない。

菊花賞5着の最強2勝馬が、馬も人も本気ならそこが馬の「沸騰点」。
人馬一体はさらなる力を引き出す。まして本気度は自ら手綱を取った最終追いでも容易に分かる。
もちろん、前回、前々回を大幅に凌ぐ12.3秒のフィニッシュ。
長距離の資質を備えた馬に裸同然の54キロなら金髪が吠えて当然。
当方の頭の中には「鉄板」の漢字2文字しか浮かばない。

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