宝塚記念を2020年を目処にＧ２降格へ

名無しさん＠実況で競馬板アウト

日本中央競馬会(ＪＲＡ)は現在６月に開催されているＧＩレース宝塚記念を、２０２０年を目処にＧＩＩに降格させることを検討していることを明らかにした。
同レースは１９６０年に設立した、春競馬のグランプリレースと位置付けられているものの、
クラシックに出走する３歳馬の出走は極めて少なく、古馬の有力馬も凱旋門賞やブリーダーズ・カップへの参戦を視野にサトノダイヤモンドのように休養するケースが多い。
また海外馬の参戦も認められているが、国際レースとして解放された１９９７年以外は参加した馬はおらず、また地方馬の参戦に至っては１頭もない。
そのため、フルゲートになった年は数える程度しかなく、今年も大阪盃、天皇杯(春)を連勝したキタサンブラックを含め１１頭しか登録していない。
冬のグランプリ有馬記念と同じくファン投票で出走馬の大部分を決めているが、総投票数は有馬記念の２～３割程度。馬券の売り上げも有馬記念の４分の１程度で、天皇杯(春)の３割弱、ＧＩＩ時代の大阪盃をわずかに上回る程度でしかない。
こうした現状を鑑み、ＪＲＡでは２０１９年まではＧＩレースとしての開催を継続するが、来年からファン投票を廃止し、通常のＧＩレースとして１着賞金を現在の１億３，２００万円から９，６００万円に減額し、
２０２０年度以降はＧＩＩレースに降格させ、ＧＩＩとしてはＪＲＡ最高額賞金レースとしてリニューアルする予定だ。