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福永落馬問題でJRA現場医師の判断と「医療体制」に改めて疑問の声
- 263 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2018/09/19(水) 04:46:21.31 0.net
- 脳から脊髄、人間の中枢神経は、頭蓋骨や脊椎などの骨と、さらに硬膜という丈夫な何重もの覆いによって保護されています。
しかし、今回の落馬事故のように頭蓋骨が破損すると、硬膜にも亀裂が入り、そこから空気が入ってしまう。そんな外傷が「気脳症」です。
空気が入るだけなら良いのですが、逆に中から髄液が漏れ出す髄液漏に進展する可能性もあります。
脳神経科学的に言えば、気脳症は硬膜破損を伴った頭蓋底骨折が副鼻腔などに達し、頭蓋内と外界が外耳孔などを通じて交通しているということで、非常に危険な状況になってもおかしくありません。
直後のレースに騎乗したという話ですが、私に言わせればめっそうもないことで、最低でも1週間は絶対安静で、経過を見なくてはいけないと思います。
手術などの特別な治療は必要ないとしても、安静だけは譲れません。来週も騎乗するなんて、もう一度落馬したらどうするんだ?ということです。
この先を考えて、今を大切にしておかないと。騎手生命に関わる大けがなのですから、決して無理をしないように、周囲の皆さんが危機感を持って対応していただきたいと、心から望みます。
◆松本浩彦(まつもと・ひろひこ)芦屋市・松本クリニック院長。内科・外科をはじめ「ホーム・ドクター」家庭の総合医を実践している。同志社大学客員教授、(社)日本臍帯・胎盤プラセンタ学会会長。
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