2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

イザベラ・バード「朝鮮紀行」

521 :マンセー名無しさん:2020/01/26(日) 22:35:27.32 ID:IQbI5uwm.net
英国人女性旅行家イザベラ・バードが朝鮮を訪れたのは、1894年、62歳の時のことである。
以後3年余、バードは4度にわたり朝鮮各地を旅した。折りしも朝鮮内外には、日清戦争、
東学党の反乱、閔妃(びんひ)暗殺等の歴史的事件が続発する。国際情勢に翻弄される李朝末期
の不穏な政情や、開国間もない朝鮮に色濃く残る伝統的風土・民俗・文化等々、バードの眼に
映った朝鮮の素顔を忠実に伝える名紀行。

日本が介入して推し進めた政治改革や近代化をバードは強く支持していた、王妃であった閔妃殺害
に日本の公使や軍隊が主謀したとされる乙未事変に対してですら、日本政府や日本全体を非難する
ことはしていない。

朝鮮人にとって金剛山がなぜ魅力的なのいか、西洋人の目を通して感じられる。
旅の間は朝鮮の下層階級の人たちをおともに連れ、一般庶民と触れ合いながら朝鮮半島の広範な地域
を直接見て回ったバードの記述は臨場感に溢れとても説得力があります。バードは旅の道みち宿泊す
る「農村の宿の不潔さ、不快さ、庶民の行き過ぎた野次馬根性に苦しめられた」時には悪態を書いた
り、「官吏や両班の強盗まがいの搾取、腐敗」に驚いたことであろう。当事の両班含め朝鮮の制度に
対して"朝鮮の宿痾"と言い不治の病のこと。治らない宿痾となると国の生き方は一っしかない。

総レス数 1012
357 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200