旭日旗と南軍旗と鉤十字

坂松輝文

旭日旗(日本)
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南軍旗(米国)
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鉤十字(独逸)
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これ等の国旗に共通するのは、侵略や虐殺の象徴とされ、その根底には人種差別思想があることだ。
反黒人、反ユダヤ人、そして反朝鮮民族を始めとしたアジア諸国民族差別。
これ等の国旗の下で幾つもの血が流され、骨が転がり、そして命が奪われていった。その負の歴史を永遠に風化させてはならない。
特に日本は、アメリカ南部連合のような奴隷制を有し、ナチスドイツ第三帝国のような民族浄化をやっていたことは忘れてはならない。
これ等の国旗のデザインカラーが全て赤で統一されているのも偶然ではなく、血塗られた歴史を誇り高く物語っていることだ。それが彼らのアイデンティティになってしまっている。

赤く染まった国旗は禍々しく、毒々しく、多くの人民の悲痛な叫びを代弁しているかのようだ。やはりこれ等の国旗は目に触れるだけで忌まわしい記憶が蘇って、再び悪夢に魘されるのではないかと恐ろしくなる。
かつて大日本南部連合第三帝国は、先住民族を迫害・殺戮し、彼らの土地を収奪し、婦女を強姦し、家屋を放火し、財産も略奪した。
さらにその後、琉球王国を侵略・占領したら、軍部による圧政を敷いて、琉球民族の文化を封殺し、琉球語が禁じられ、徹底的な同化政策が行われ、抵抗する者は弾圧され、警察は彼らを拷問した。
琉球王国のラストエンペラー、尚泰王は中国に亡命し、彼の地で手厚く保護された。だが日本は彼を国家分裂主義者とレッテルを貼り、彼を崇拝する琉球人民を虐殺した。
また労働力が不足してくると、貧困に喘ぐ朝鮮民族を奴隷として拉致し強制労働させた。そして抵抗すれば殺害されたり、女性は強姦された。
特に女性は性的商品としての人身売買の対象となり、戦地の娼窟に送られ、多くの日本軍兵士に強姦され、中には殺害されたり、自殺に追いやられたりした者もいた。
南京における中国人大虐殺と関東大震災における朝鮮人大虐殺は、世界人類史上最悪の日本人の蛮行として記憶に永久保存して、未来永劫に渡り贖罪意識を放棄してはならない。