これまでにあった修羅場を語ru

名無しさん＠ＨＯＭＥ

もともと妹乃は私が嫌い。妹乃いわく、私ちゃんは細くて可愛いし彼氏は金持ち。モデル事務所からも声かけられるし親戚一同からは「うちの一族遺伝子からこんな可愛い子が！」と結婚を楽しみにされている(実際は根暗コミュ障)。
それに比べて妹乃は14歳にしては背は高いけど体型が小錦レベル。親戚から可愛いとは言われても「ブサかわいい」という扱いが納得いかないらしい。ちなみに性格的に問題があるらしく学校には行かず、フリースクールみたいな
ところでよろしくやってるらしい。
だからあまりこの家族に関わりたくなかったのに…と思ったがさすがに小錦の体当たりは痛いので姉子に相談した。姉子は私に謝ってくれて、妹乃には注意すると言ってくれた。
私が言ったとわかったらまた何されるかわからないからそこは伏せてほしいと頼んだ。
ちなみにうちの親は「葬儀の手伝いもしない薄情娘」と言って私のことは無視してたから親に相談もできなかった。
これくらいの理不尽には慣れてた。
そして火葬も終わって式場の片付けをしてあとは帰るだけってなったときに妹乃に呼び出された。
「痛くもないのに痛いとかさ、ぶりっ子すんのやめてくんない？」
あぁ、姉子から怒られたのかな…と思いながらとりあえず冷静に対応した。
「私が痛いか痛くないかは私の気持ちだよ。妹乃ちゃんは痛くないかもしれないけど私は痛かったの」
妹「だいたいわたしはぶつかったりしてないし、そうやって嘘ついてお兄ちゃんの気をひかないでくれる！？」
「あーじゃあ妹乃ちゃんはぶつかったって自覚なかったのかな？けっこうぶつかってて痛かったんだよ。気がつかなかったならこれから気にした方がいいよ」
ほんとは殴り倒したいほど腸が煮えくりかえってたけど落ち着いて話をしていた。
妹「そもそもわたしは私ちゃんのこと、最初っからキライなんだよ。ウザイしお兄ちゃんにくっついてるし…死・ね！」