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最近の「みんなのシネマレビュー」(笑:15票)
- 1120 :名無シネマさん:2017/12/08(金) 01:05:17.75 ID:JB1aPKVrN
- >1115
その問いに応えてやろう。
「まんが日本昔ばなし」こそ作画にこだわっている作品だという事を!!
確かにナレーションの語りがメイン、声優も二人だけと話を聞くだけでは手抜きもいいとこだ。だが、作画陣には他の作品でも活躍する実力者が多い。
そのこだわり振りは細部まで見ないと分からんだろう。
例えば「吉作落とし」という作品がある。背景はぼかしているようでかなり描き込まれており、デフォルメされたキャラにとっては別世界の様な恐ろしい雰囲気を醸し出していた。
キャラのほのぼのとした感じは嵐の前の静けさでもある。雄大に拡がる美しい世界を一望、それが次の瞬間には断崖に一人取り残される恐怖となる。
岩肌を上から見下ろす視点で下に転々と拡がる森林を見せ「高さ」を映像で強調し、掴んだら剥がれ落ちる岩、キノコを採るためだけに作られたヘラを幾度も突き立てる焦燥感、それも折れて絶望感を倍増させる。
絶壁に取り残された様を遠距離から映すことで縄と登場人物の間にある「距離」も視聴者に理解させる。髪を揺らす風もいつ登場人物を崖から落とす強風になるのかとビクビクさせる。
林どころか霧がかる山々にいくら叫んだところで、誰も助けにはやってこない。
気付けば後ろの空も暮れていき時間の経過、山は黒く染まり、山のどこに人影があるのか下の人間にはまったく分からない。身を躍らせた人間が瞳からこぼす意味深な涙。
分かるか?ナレーションが語るもの以外にも、作画面でこういうこだわりをしているのだ。
貴様こそ、「絵が酷い」勝手に思い込んでいるガキだってことを理解しておくんだな。
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