【映画評論家】町山智浩【ウェイン町山】Part183

独り言

●それ以下の製作費￥数千万クラスの作品、、
一握りのメジャー系公開作以外、今の日本映画の殆どがこのクラス。

そしてこのクラスに限れば、実は日本は恐らくは世界で最も作りやすい。
だって（いま批判されている様に）現場が低ギャラ・低予算でも頑張って作ってしまうから。

だから「￥数千万で済むなら」あるいは「出資一口￥数百万で済むなら」、、
カネ出す人はいまだに絶えない。
実はある意味、日本ほど「映画が作りやすい」国も珍しいです。
他国では有り得ない様な低予算（￥数千万程度）でも作れちゃうから。
もちろんその分、現場は泣いているわけだけど、、

＞映画作るなんて道楽

話はズレるけど実際、「道楽」じゃないの？
今の日本映画のバジェット￥数千万で「食えない」けど頑張りますなんて、こんなのもう
既に「仕事」じゃないよ。申し訳ないけどただの「道楽」だよね。

ちなみに是枝さんもねえ、、言ってる事をよく聞くと（もちろん直接にこう言ってる訳じゃないけど）
●ボクは大ヒット作は大衆迎合だから作りたくない（だから『君の名は』も批判）
●小・中ヒットで続けたい
●その為に日本も映画にもっと税金を出して欲しい、メジャーからインディペンデントに
分配金を出して欲しい、、

、、「ボクは大衆に迎合したくない、大ヒット作は作りたくない」「でも映画は作りたい」
からお上とメジャーはボクにカネ寄越せ」、、

もうホント、こんな感じ。
上辺では日本映画の環境改善を訴えてるけど、本人の言ってる事はまさに「道楽」としか言い様がない。

要するに海外の「巨匠」たちみたいに「多額の国際的・公的な補助金に依存して優雅に
映画監督業をやりたい」、、骨の髄までスノッブでどうしようもないです(´・ω・`)