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レディオヘッドのスレ2

216 :名盤さん:2020/06/02(火) 10:23:20 ID:Hc52sVCk.net
https://shuwatanabe.com/voice/bowie-on-pixies/

ピクシーズを語るデヴィッド・ボウイ (2001)

初めてピクシーズを聴いたのは、確か1988年頃だったと思う。80年代のアメリカ全体でも一番強烈で影響力のある音楽だと思うよ、ソニック・ユースを除いてね。
ヨーロッパでの成功とは違って、当初彼らはアメリカのオーディエンスにはあまり受け入れられなかった。当時のアメリカには、言うなれば大きな泥濘みたいなものがあってね、
そこを通り抜けて表舞台に出てくるっていうのは、かなり大変だった思うんだ。

ピクシーズを重要なサウンド・バンドたらしめる、三つの要素があると思う。一つは静と動のダイナミクス。Aメロはすごく静かに進んで、サビで一気に噴火してノイズの炎にまみれるっていう、その構成。
今では当たり前だけど、当時はそうでもなかったんだ。それが一つ目。
二つ目は、チャールズ(ブラック・フランシス)が取り上げる言葉の並べ方の面白さだね。当時にしたら結構キツい内容だったと思うけど。彼の詞っていうのは、いってみれば「In The Garden」
(イエス・キリストの事を歌った賛美歌)みたいな感じなんだけど…別々のテーマがあって、その中で彼の言葉の配置の仕方っていうのがとても変わっていてね。すぐ興味を持ったよ。彼の想像力だね。
ほとんどの人は想像力というものをファンタジーだと思っているけれけど、僕はそういう風には使わない。想像力っていうのは、物事の関係性を理解し、それらを使ってテーマに命を吹き込む為にあるんだ。
彼はそれを軽々とやってのけている。ユーモアと熱意を盛り込んでね。そういう素晴らしいセンスが彼のやっているすべてのものごとの基本としてあるね。
そして三つ目はジョーイ・サンティアゴのギターの音色。彼はギタリストとして酷く過小評価されていると思う。やっぱり質感だね、良い意味で普通じゃない音の質感。

当時とても強烈だった曲のひとつが「Debaser」。一般的な宗教観というとてもアメリカらしいテーマで、そいういうのがアメリカ人の心にしっくりくるんだろうね。
https://www.youtube.com/watch?v=PVyS9JwtFoQ&feature=emb_logo

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