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【韓国】日本人建築家が作った慶州の韓屋 「屋根は大工の仕事と思っていた韓国建築家の伝統を抜けだした」

1 :yomiφ ★@\(^o^)/:2014/05/19(月) 18:06:04.07 ID:???.net
http://japanese.joins.com/upload/images/2014/05/20140519112625-1.jpg

慶尚北道慶州市南側の南山は景観も美しいが、新羅千年の遺跡が多いところ
としても有名だ。その南山が屏風のように囲んでいる南山洞の村に最近、店と住居を
兼ねた韓屋が姿を現した。53平方メートル(約16坪)規模で、一見、普通の韓屋に見える。
しかし中に入れば違う。天井を横切る大梁がない。梁がない韓屋だ。
「必ず一度実現させたい実験だった」と話す人がいる。日本出身の建築家、
富井正憲・漢陽大建築学部客員教授だ。

富井教授は「韓屋を現代的に解釈してみたかった。実験の核心は石窟庵(ソックラム)石室から
インスピレーションを受けた屋根の構造にある」と説明した。富井教授の話を聞いた。

−−韓屋を設計することになったきっかけは。
「日本人の知人が慶州に住んでいたが、マンションを出て、小さな家を作りたいと話した。
建築主が博士課程の学生だったので予算は十分でなかった。工事費は1億ウォン
(約1000万円)程度しか使えない状況だった。韓屋の設計を考えているので私にしてほしいということだった」

−−梁なく韓屋を建てたが。
「天井を横切る梁がなければ内部が視覚的により広く見えると考えた。
重い屋根にもかかわらず、家の上・下部構造が均衡するところから生じる緊張感を最大化したかった」

漢陽大建築学部のソ・ヒョン教授は「今まで多くの建築家は韓屋の平面を変化させるのに集中し、
屋根の施工は大工の領域と考えてきた」とし
「今回の韓屋は伝統方式を再現する従来の方式から抜け出した」と話した。

富井教授は「梁のない韓屋」実験にインスピレーションを与えた韓国の建築物に石窟庵を挙げた。
自分のノートブックを開いて石窟庵主室の写真を見せ、富井教授は
「石窟庵は韓国伝統建築の力を象徴する緻密な建築物」と述べた。富井教授は
「石造のつくりを通じて、非常に重いものを軽く持ち上げるところから出てくる緊張感が韓国建築の大きな特徴」と語った。

続いてベルギー超現実主義画家ルネ・マグリットの絵『ピレネーの城』を見せた。
重く見える岩が宙に浮いている絵だ。富井教授は韓国建築をこの絵のように「浮いた石」に例えた。
支石墓(コインドル)、石窟庵、そして「韓国現代建築の巨匠」キム・ジュンオブの建築物などから、
こうした優雅さと緊張味を読むことができるといった。

−−作業が容易でなかったようだ。
「大工はこうした韓屋は建築したことがないといって困惑していた。このため構造モデルを別に作った。

最も難しいのは瓦を載せることだった。韓国の瓦は日本の瓦に比べて3、4倍重い。
設計から共同作業した弟子のファン・ボラムさん(クガ建築勤務)、構造エンジニア、
大工とともに難しい試験問題を一緒に解く心情だった」

設計費として受けたお金は、構造デザイン費、ソウル−慶州を40回往復する交通費に使えば
一銭も残らなかったという。富井教授は「韓屋の施工費は日本の木造建築費に比べてもかなり高い」とし
「韓屋が今後もずっと発展するためには、工事費を引き下げるためにはさまざまな実験と努力が必要だろう」と話した。

http://japanese.joins.com/article/465/185465.html

http://japanese.joins.com/upload/images/2014/05/20140519112800-1.jpg
(※内部の梁なく建築した韓屋の天井。他の部材が柱の上でシーソーのように
バランスを取り屋根の重さを支えるよう設計した(写真上)。空間の仕切りがない
ここは現在、カレーうどん店として使用されている。格子窓で、内部の壁紙には
韓紙を使っている。)

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