【韓国】河野談話検証：非公式対話を外交交渉と言い張る日本[06/21]

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河野談話検証：非公式対話を外交交渉と言い張る日本

日本政府は、20日に発表した「河野談話」の検証結果についての報告書に「慰安婦問題をめぐる日韓間の
やりとりの経緯」というタイトルを付け、外交関係者の間の非公式な対話の内容まで公開した。

盧泰愚（ノ・テウ）、金泳三（キム・ヨンサム）両元大統領の発言まで引用することで、自国の主張の正当性
を強調しようとし、また一部の内容だけ抜粋、編集したと指摘する声も出ている。

外交上の非公開の対話については公開しないという慣例を破った、前代未聞の礼儀に反する行為という
わけだ。

報告書によると、韓日両国の外交当局が文言をめぐって交渉を行い、日本の宮沢喜一首相と韓国の
金泳三大統領（いずれも当時、以下同じ）が最終的に了解したという。

また、1993年8月に河野洋平官房長官が談話を発表する2日前、日本側が「談話の文言について事前に
交渉を行った事実は、メディアに一切知らせないでもらいたい」と要請し、韓国側が「了解した」と返答した
という。

当時、在日韓国大使館で歴史問題の書記官を務めた、外交部（省に相当）のチョ・セヨン元東北アジア
局長は「当時、外交部が『文言についての交渉に応じないように』との指示を下したが、日本政府の当局者
は『韓国に責任を転嫁することはない』として相談を持ち掛けてきた」と語った。

つまり、日本にとって有利な内容ばかり盛り込まれていたというわけだ。

報告書は1993年6月、武藤嘉文外相が来韓し「具体的にどのような表現をすべきかについて、日本側と
しても、韓国政府から大局的見地での理解と協力を得たい」と述べたとしている。

その上で「韓国政府の閣僚が『日本側の誠意に満ちた発言に感謝している』と発言した」とつづった。

また、盧泰愚大統領が92年1月、韓日首脳会談で「今後の真相解明に向けた努力や、日本側の適切な
措置に期待する」と述べたことも報告書に記載された。韓国政府がどんな形であれ、協議に応じたという
印象を与える意図だと考えられる。

これに対し韓国政府は「（当時の）真相解明は両国間の交渉の対象ではないという立場を明らかに堅持
しており、日本の度重なる要請に応じて非公式に意見を述べたにすぎない」と反論した。

また「今後、韓国政府は日本側が発表した河野談話の検証結果の細かい内容に対し、韓国側の評価や
見解について、あらためて表明する方針だ」と説明した。

外交部の関係者は「たとえ戦争中でも対話をするのが外交だ。非公式な場で交わした言葉を、後に
『交渉内容』として公開するのは常識以下だ。こんなことでは今後、一体誰が日本との交渉に臨むだろう
か」と語った。

ソース　yahoo (朝鮮日報日本語版)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140621-00000807-chosun-kr

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