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【国際】北朝鮮は中国に捨てられた…習近平が狙う「中韓歴史認識同盟」、朴槿恵が有り難がる中国の「韓国の正統性」のお墨付き[07/08]

2 :Hi everyone! ★@\(^o^)/:2014/07/08(火) 00:45:01.02 ID:???.net
>>1の続き)

■韓国は「米中のジレンマ」に直面

 中国は、朝鮮戦争で北朝鮮を支援し、韓国を侵略した歴史がある。近代史では、北朝鮮の指導者と共に「帝国主義」と戦ってきた。
多くの韓国人が、中国軍に殺された。中韓の指導者は今回、その歴史的事実にはまったく触れずに、両国の「美しい歴史」を強調した。
歴史の「隠蔽」である。

 朴槿恵大統領の願いは、中国で結成された韓国の「独立軍」の復権だ。父親の朴正煕元大統領は、この独立軍に参加したとされて
いるからだ。彼女の願いは、大韓民国の正統性回復と、日本の軍人であった父親の韓国人としての名誉回復である。

 習近平国家主席はその思いを十分に理解し、「中韓歴史認識同盟」に彼女を動かそうとしているのである。韓国と父親の正統性の
根拠は、中国にあるからだ。

 同盟の理論に従えば、同盟には「共通の敵」と「共通の価値観」の2つが必要だ。「中韓歴史同盟」は、共通の歴史観(価値観)で
問題はないが、日本を「共通の敵」にすると米韓同盟が崩壊しかねない。米国は、「日本と対立しないように」と求めている。

 習近平国家主席の韓国訪問は、「目に見える大きな成果はなかった」(韓国・中央サンデー紙)と報じられた。だが、「中韓歴史認識
同盟」に向け、日米両国から韓国を引き離す作戦はかなり成功した、と言っていいだろう。韓国を、米国との「同盟のジレンマ」に直面
させたからだ。

 日本は、中韓の歴史認識同盟に対し、戦後の日本がいかに戦争や侵略を反省したかを強調し、これまで何度も謝罪した事実を、
アジアと国際社会にしつこく繰り返し発信すべきだ。

●重村 智計(しげむら・としみつ)
早稲田大学大学院国際コミュニケーション研究科・教授

 1969年早稲田大学法学部卒業。1976年に韓国高麗大学大学院研究生。1986年スタンフォードプロフェッショナルジャーナリズム
プログラム修了。シェル石油勤務を経て、1971年毎日新聞社に入社。1979年〜1985年、毎日新聞社ソウル特派員。89年〜94年
ワシントン特派員。毎日新聞論説委員をへて、2004年9月より現職。

 主な著書に『北朝鮮はなぜ潰れないのか』 (2007年・ベスト新書)、『朝鮮半島「核」の外交−北朝鮮の戦術と経済力』(2006年・
講談社新書)、『外交敗北−日朝首脳会談の真実』(2006年・講談社)など。

(終わり)

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