【中韓】韓国の大学生、ハルビン駅「安重根記念館」初訪問[07/18]

LingLing ★＠＼(^o^)／

■韓国の大学生、ハルビン駅「安重根記念館」初訪問
・105年目にして堂々開かれた「安重根記念式典」
・かつては石碑一つなく中国・公安部に追い出されたことも
・今年1月に中国当局が記念館開館、初の式典開催

「安重根（アン・ジュングン）義士の義挙（正義のために起こした行動）をやっと正式に記念できる
ようになり、子孫として胸がいっぱいです」

12日午後、中国・黒竜江省ハルビン駅前に韓国人大学生20人が立っていた。駅の東側にある鉄
の扉を入ると、時計を見上げた。建物の外壁に取り付けられている時計は「9時30分」で止まって
いた。1909年10月26日のこの時刻、安重根はハルビン駅で初代韓国統監を務めた伊藤博文を
「処断」した。韓国の大学生たちはこの義挙から105年目にしてハルビン駅に建てられた「安重根
義士記念館」に足を運んだ。

全国各地から集まった大学生たちは、安重根義士崇慕会の主催で集まった「安重根義士国外
独立運動史跡探訪団」のメンバーたちだ。彼らは8日から7泊8日間の予定でロシアのウラジオス
トクやウスリースク、中国の遼寧省や大連市など安重根の独立運動の関連史跡を訪れ、その足
跡を振り返った。

安重根義士崇慕会は毎年、海外探訪団を結成してハルビン駅を訪れていたが、安重根が伊藤
博文を狙撃したハルビン駅ホームには短い時間しかいることができなかった。中国の公安当局の
規制で、ハルビン駅に降りて義挙の現場で黙とうすることが許されているだけで、追われるように
その場を後にするのが常だった。また、義挙の現場にはきちんとした石碑もなく、安重根と伊藤
博文が立っていた場所に小さな表示があるだけだった。安義士記念館はハルビン駅から遠く離れ
た朝鮮民族芸術館の2階にあった。

だが今年1月19日、中国政府はハルビン駅1等席旅客待合室を取り壊し、そこに安重根義士記念
館を移設した。昨年6月に韓中首脳会談で朴槿恵（パク・クンヘ）大統領が習近平・中国国家主席
に「安義士の義挙現場に記念碑を設置してほしい」と要請したことから中国政府が石碑を設置し、
それと同時に記念館の移設も始めたのだ。これまで中国政府は、日本の反発を懸念して安重根
に関する記念碑などを作ることに消極的だった。このため、韓中両国は秘密裏に記念館開館を
進め、実際に記念館が開館してから日本政府が反発したこともあったという。指導教授として探
訪団に加わっているパク・ミニョン独立記念館先任研究員（54）は「長い間迷っていた中国政府が
韓国政府の要請を受け入れ、安義士の行跡を積極的にたたえたのは実に励みになることだ」と
説明した。

記念館内部の片側、一面のガラス窓の向こうに、安重根の義挙現場であるハルビン駅ホームが
はっきり見えた。ホームの上には昨年とは異なり「安重根撃斃伊藤博文事件発生地」と書かれて
いた。中国語で「撃斃（げきへい）」とは銃殺または射殺を意味する。

しばらく窓の外を見つめていた忠北大学ロシア語・ロシア文学科2年の女子学生ユ・ハンソルさん
は「外国に韓国の独立運動家の記念館があるということ自体が意味のあること。誰でもが見るこ
とができる場所に、このように立派な記念館ができて胸がいっぱいになった」と話した。明知大学
化学学科1年のイ・ヒョンジェさんは「記念館が建てられるまで、本当に多くの時間がかかったと
思う。今後も国力を伸ばし、北東アジアの各地に抗日運動家たちの行跡をたたえる施設を作って
ほしい」と語った。

探訪団はこの翌日、安重根が死刑になるまで収容されていた大連市の旅順刑務所を訪れた。
「こんな所に閉じ込められていたのに、安義士は祖国の独立と東洋の平和だけを考えていたの
ですね。死の瞬間まで毅然（きぜん）としていた安義士の姿を思うと胸が詰まります」。安重根が
収容されていたと推定される独房の前で、高麗大学漢文学科1年のユン・ジンヨンさん（21）は
しばらくたたずんでいた。

ハルビン・大連＝崔燕真（チェ・ヨンジン）記者

ソース　朝鮮日報／朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/07/19/2014071900808.html

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