2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【書籍】 「日本は‘三重の犯罪’を犯した」〜「慰安婦をめぐる記憶の政治学」を出した上野千鶴子インタビュー[07/18]

1 :蚯蚓φ ★@\(^o^)/:2014/07/19(土) 12:51:37.11 ID:???.net
http://img.khan.co.kr/news/2014/07/18/l_2014071901002816700227051.jpg
▲上野千鶴子
http://img.khan.co.kr/news/2014/07/18/l_2014071901002816700227053.jpg
▲慰安婦をめぐる記憶の政治学上野チズコ著|327ページ|1万8000ウォン

光復節を一日前にした1991年8月14日、キム・ハクスン、ハルモニは挺身隊問題対策協議会事
務室で日本軍慰安婦の実状を初めて証言した。1990年6月、日本政府関係者が「日本軍は軍慰
安婦問題に関与しなかった」としたことに対する怒りの表現だった。実名証言は国内でも初めてだ
った。

1991年12月、キムハルモニは東京地方裁判所に提訴した。日本女性社会学者、上野千鶴子はド
イツにいてこの報道に接した。同じ敗戦国であるドイツと日本の戦後処理が多く異なる原因をずっ
と考えていた彼女は「殴られたような痛みを感じた」と話す。その後、日本軍慰安婦問題は彼女に
とって一生の宿題になった。

この本は1998年、日本で出版された<ナショナリズムとジェンダー>を大幅改訂増補した2012年版
の韓国語版だ。1部は日本軍慰安婦問題が提起する核心の国民国家と記憶の問題を扱い、改訂
増補版では小幅改正された。2部と3部が追加され、3部は日本知識人らと行った論争に対する
回答を集めたものだ。

著者は「国家が犯した戦争犯罪に関し、女性にはどんな責任があるのか」という問いに対する答
えを執拗に求めた。彼女は日本政府が戦争初期から‘後方’にある女性の協力は避けられないと
みて女性の組織化を推進し、戦時女性は戦争に参加する方式で権益を伸長したので戦争責任か
ら自由になれないと主張する。

その一方で反省的女性史の流れについても批判し、国民史を超越するためジェンダーというカテ
ゴリーを前面に出してナショナリズムの危険性を強調する。日本のある社会科教師が慰安婦問題
を学級討論に使ってクラスの全学生に同じクラスの友達の在日韓国人女子学生に‘謝りなさい’と
要求したというエピソードを例にあげる。「そんな問題ではないと思うけど…」在日韓国人女子学生
は困惑したという。個人と国民国家を同一視する落とし穴だ。

もちろん著者の基本論旨は日本政府が責任を負うべきであり、日本の態度を‘三重の犯罪’と表
現する。「第一に戦時強姦という犯罪、二番目に戦後半世紀の間、その罪を忘却したという犯罪を
いう。それに加えて現在の保守派の人々が被害女性の告発を否認していることを3番目の犯罪と
呼んでも良い。」

著者は1995年、日本政府と市民社会が一緒に作った‘女性のためのアジア平和国民基金’も辛
らつに批判する。国民基金の公的性格が曖昧だから責任主体が明確ではなく、国家補償をしない
ための口実に使われる憂慮が大きく、‘国民全体の責任’ということで、もう一度‘1億人総懺悔’と
いう無責任体制が再生産されるという三種類の理由を上げた。

著者は被害者が要求する公的謝罪、国家による賠償に応じるべきで、そのために‘戦後補償特別
法’を制定すべきだと主張する。しかし単純に政府の責任だけを追及するわけではない。代議民
主主義体制で「‘国民=投票者’として政策決定者に委託すれば終わるのではなく、政府が間違う
ことに反対する行動を取ることが‘市民の義務’」と強調する。

慰安婦問題に初めて対面した1993年、東京大助教授だった著者は2011年名誉教授になった。
非営利法の‘女性行動ネットワーク’を設立し慰安婦問題を重要な主題の一つとして扱っている。

著者にeメールインタビューした。
(一部を>>2-5あたりに掲載)

ソース:京郷新聞(韓国語) [本と人生]‘慰安婦をめぐる記憶の政治学’出した上野千鶴子eメールインタビュー
http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=201407182038215&code=960205

2 :蚯蚓φ ★@\(^o^)/:2014/07/19(土) 12:51:50.61 ID:???.net
>>1の続き

-安倍晋三総理は河野談話を否定し慰安婦問題はさらに後退した。日本政府の態度をどのように
見るのか。
「一言で‘いらいらする’と答えることができる。歴史上、過ちを犯して戦後処理過程で誤りを加えた
うえに慰安婦問題の対応でも誤りを繰り返した。かろうじて和解の道へ向かう瞬間に保守政治家
の本心があらわれてやっと編み出した成果をだいなしにした。河野洋平元長官が最近、毎日新聞
とのインタビューで‘政権を変えろ’という話までした。慰安婦問題だけでなく安倍政権の暴走に危
険を感じる日本人たちが増える。」

-相変らず韓国で日本軍慰安婦問題は民族問題として過剰に問題化されている。
「韓国で慰安婦問題をめぐる国民的運動を起こす時‘民族’というキーワードが強力な談論的資源
だったことは明らかだ。しかし、そのキーワードを使うことには功績と過ちの両方を見抜かなけれ
ばならない。慰安婦被害者らを‘国家’や‘民族’が領有してはならない。被害者の尊厳を回復させ
ることは韓国人が民族としての尊厳を回復することとは別のことだ。何が本当に被害者らのため
になるのか原点に帰って考え直せばと思う。」

-本を初めて発行してから、韓国で‘帝国のフェミニストではないか’という批判もあった。在日朝鮮
人、徐京植(ソ・ギョンシク)東京経済大教授は2011年<言語の監獄で>で‘ナショナリズム批判と戦
後責任回避のひっくり返った結合’と批判した。
「日本政府に同調する‘帝国のフェミニスト’なのかどうかは本を見て直接判断することを望む。私
は日本人の戦後責任を否定したことがただの一度もない。日本国民のひとりとして戦後および現
在の日本政治に対する責任があると考えるが、個人が国家や民族を担う必要はないと考えており、
その考えは変わらない。」

総レス数 208
73 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200