【北朝鮮】核兵器は人権の保護・増進のため必須・不可欠、人の生命と健康が最も貴重[09/17]

ダーティプア ★＠＼(^o^)／

北朝鮮が、今月13日に独自に発表した「人権報告書」で、核兵器は人権の保護・増進のため必須・不可欠という詭弁（きべん）を
展開していたことが確認された。

北朝鮮は、計128ページからなる報告書の第5章「朝鮮民主主義人民共和国での人権保障の展望」で「人権保護増進のための
必須不可欠の先決条件は国の自主権」「国の自主権は銃隊によって守られ、核兵器を中枢とする自衛的国防力強化が共和国
の自主権と生存権を守る担保」と主張した。また「人権に対する共和国の見解と立場は主体思想に基づいている。人権は国権」
とも記した。人権は個人の権利ではなく「人民大衆」の集団的権利であって、それはすなわち「国家自主権」だという内容だ。
これは、国際社会が認める普遍的な人権の概念とは懸け離れている。

同報告書は、政治的自由について「今年3月の最高人民会議代議員選挙において、99.9％の投票率で100％賛成票が投じられた
のは、共和国政権に対する全有権者の絶対的支持と信頼の表れ」と主張した。また、信教の自由については「人々に何かしら
宗教を信じろ、信じるなと干渉したり強要したりすることはないが、全ての公民は主体思想を選択し、固く信じている」と記した。

「国際人権諸条約に規制された人権基準に対する評価」という項目では「世界の全ての国に全く同じように合致する人権基準
というものはあり得ない。人民が良いと思えば、それがまさに公正な基準」と主張した。

また「朝鮮の人民は実生活体験を通じ、共和国政府が掲げている人権保障のための基準が真正かつ公正な基準だということを
確信している」と主張した。

さらに同報告書は「共和国では、世に生まれてから、コメ代・家賃の心配もなく暮らしている。人の生命と健康を最も貴重なものと
考えている」とも記した。しかし、国連の北朝鮮人権調査委が指摘した政治犯収容所などに関する言及はなかった。

黄大振（ファン・デジン）記者 , キム・ミョンソン記者

ソース：朝鮮日報　2014/09/17 10:08
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/09/17/2014091701233.html