【中国時報/慰安婦問題】台北の婦女救援基金会の康淑華執行長「日本は、反省しなければ、未来無し」[10/21]

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　大衆紙中国時報は21日のオプイドページの寄稿で、日本は慰安婦問題で反省しなければ、未来が無いと忠告した。　　

　台北の婦女救援基金会の康淑華執行長が、｢日本は、反省しなければ、未来無し｣を題にした寄稿で、朝日新聞の
従軍慰安婦問題の報道を批判し、日本政府が慰安婦の史実を承認、人権保障の承諾を実行するよう呼びかけた。

　康氏の寄稿の概要は次ぎの通りである。

　｢日本の朝日新聞が先月、1982年に刊載した日本軍人吉田清治の慰安婦問題証言系列を撤回し、吉田氏の、
戦時中、日本軍が朝鮮半島で女性を拉致して暴力的に慰安婦にした証言には誤まりがあると指摘した。
　撤回は日本で社会を騒然にし、右翼人士が慰安婦問題で翻転するのを引き起こした。

　｢安倍晋三首相を含む右翼人士は、朝日新聞の1982年の報道を譴責、当時のレポートが国家の形象を損なったので、
朝日社に謝罪を要求している。右翼のメディアは、此れを機に、朝日を攻撃、報道した記者や今その記者が教職に
就いている大学までも脅威されている。　日本政府は更に、国連調査員クーマアラスワミ（Radhika Coomaraswamy）が
1996年に発表した人権報告の中で、引用した朝日新聞慰安婦報道の内容を削除するのを要求したが、拒絶された。

　｢婦女救援基金会は慰安婦人権運動に従事し、朝日新聞の報道撤回が引き起こした一連の成り行きに深く遺憾を
感じる次第である。日本が二次大戦中、婦女を強制徴用して前線に送り従軍慰安婦にしたのは紛れも無い事実であり、
1992年以来、各国の現存元慰安婦たちは、当時の日本が強暴、脅迫、かどわかし、戸政抽選などの手段で、婦女を強迫、
日本軍人にセックスサービスをさせたと証言している。….

　｢クーマアラスワミ氏が言うとおり、『吉田証言』は衆多の証拠の一つだけであり、その証言が真実であるかや否かは、
募集過程の中で、慰安婦たちが強迫されて日本軍の性奴隷になった事実を影響することは無い。　朝日新聞の報道に
瑕があると言えども、それで、日本軍が二次大戦中、慰安婦たちに対して犯した罪を消すことも不可能である。….

　｢安倍首相が就任以来、保守勢力が再び台頭、右翼人士は日本の戦争責任を反省せず、慰安婦を傷つける言論を
引き続き発表し、今度の朝日新聞の報道撤回を機にして、再度『河野談話』及び国連調査報告を否定しようと試みている。

　｢慰安婦事件は70年前に起った只一つの偶発事件では無く、21世紀には、婦女が敵方のセックス奴隷にされた事件が
しきりに発生、性暴力は依然として戦争の手段の一種であると見做されている。　安倍政府は、21世紀には人権侵害が
再び起こることのないように努力するとしているが、我々は何ら具体的な行動を見ることが出来なかった。　我々は日本政府が、
迅速に慰安婦の史実を認め、人権保障の承諾を実現するのを期待している。

　｢過去の歴史を反省しなければ、日本の次世代が如何にして何が錯誤に面する勇気であるかを理解することが不可能であろう。
　彼等が何が本当の世界和平を創造するのかを了解出来ようか？　日本政府は、より好く営み、次世代の日本人にプライドを
持たせなければならない。｣

コメンタリー

ソース：中国時報

国民党ニュースネットワーク　2014．10.21
http://www.kmt.org.tw/japan/page.aspx?type=article&mnum=119&anum=12337