【国民党ニュースネットワーク】ビックス博士の要らぬお節介　｢裕仁は傀儡で無く黒子」[10/20]

1 ：ロンメル銭湯兵 ★＠＼(^o^)／：2014/10/22(水) 20:08:26.74 ID:???.net

　　英文紙のチャイナポスト（The　China Post）は20日、オプイドページの月曜コラムで、アメリカのビンガムトン大学
（Binghamton University）の名誉教授ビックス（Herbert P. Bix）博士の要らぬお節介を批評した。

　　日本の宮内省が10年もかけて編纂した｢昭和天皇実録｣が刊行され、発行前に｢裕仁と現代日本の作成
（Hirohito and the Making of Modern Japan）｣の著者 ビックス博士に、裕仁天皇の日支事変、大東亜戦争、
東京裁判、マッカーサーの日本統治、廣島、長崎の原爆被爆に就いての見方をコメントするのを依頼したが、
ビックス氏は、天皇の二次大戦に於ける役割と責任はコメントすることが条件であるので、拒否した。

　　宮内省のオファーを拒否したビックス教授は、ニューヨークタイムズのオプイドページに｢裕仁は傀儡で無く黒子
（Hirohito: String Puller, Not Puppet）｣と題した寄稿を発表、｢裕仁は臆病な日和見者である｣と批判、中国で
日本軍が化学兵器の使用をコントロールし、真珠湾攻撃を裁可、マッカーサーが日本占領した後も政治に
干渉し続けたと非難した。

　　｢然し、ビックス氏は歴史家としてフォンランケの真実のみを書く金言に背かずして宮内省のオファーを当然拒否したが、
もう一つ格言である『月旦評を控えよ』は守らなく｣、元々日本のビジネスである昭和天皇実録の刊行に入らぬお節介をした、
とコラムニストのJoe Hung はコメントした。

　　コメンタリーの概要は次ぎの通りである。

　　｢批評はジャーナリストの特権であり, … ビックス氏の{裕仁天皇に対する}批評は、“天皇のロザリオ”を書いた鬼塚英明の
影響を受けているとしか思えない。　ビックス氏は、裕仁が満州事変の勃発を阻止することが出来なかったと批判したが、
事実では、参謀本部が関東軍をコントロールすることが出来なく、暴走させたのである。天皇はシナ事変を裁可しなかったことを
蒋介石は熟知、戦後日本が天皇制を維持するのをルーズベルト大統領に建議した。…　　

　　｢裕仁天皇が真珠湾攻撃を裁可したか？　それは、スティネット（Robert Stinnet）やセオボルド少将（Robert A. Theobold）の
真珠湾攻撃は米、英の首脳部には事前に知られており、攻撃が始るのが励まされ、米国を『裏門から，戦争に引き入れた』
セオリーを見れば、一目瞭然である。

　　｢近衛文麿が戦争を止めるよう上奏したが、天皇はソ連に斡旋を頼み、一合戦して勝利を得た上でポツダム宣言を
受託せよと決定したが、当時の近衛公は軍部の公敵であり、裕仁が大東亜戦争はアジアを西洋の帝国主義国家から
開放するために戦っている超愛国主義の軍部の反対を押し切って、上奏を裁可することが出来なかったのが事実である。

　　｢宮内省はビックス氏の批判を自ら招いた。　ビックス氏に批評を依頼せねば好かったのである。天皇実録
（孝明天皇以後の天皇4人の実録）は王朝歴史の一部門であり、中国の南北朝時代に始まった王朝史編纂を
真似たものであるが、中国には24史あり、日本には万世一系のを王朝しかない。その上、中国の伝統では、王朝史は
滅ぼした王朝が滅ぼされた王朝の歴史を編纂するので、公平性があり、皇帝を誇大謳歌することが無いが、
日本は一王朝だけなので、それが無い。それが、ビックス氏の宮内省オッファーを拒否した原因である。

　　「ビックス教授は又、昭和天皇実録は好い潮時に刊行されたとクレーム、安倍晋三首相が日本人のナショナリストプライドを
高揚させるキャンペーンを行い、日本が中国や韓国、引いてはアジア諸国との関係を改善し、その侵略を反省する大切な
チャンスを失ったと主張している。

　「だが、安倍首相が日本人の愛国心を高揚させるのに何一つ誤りは無く、日本が裕仁天皇が黒子であり臆病な
日和見者であるとレッテルを張った天皇実録を刊行しても、アジア諸国の好感を招くことは出来ない。

　「昭和天皇実録は宮内省の職掌柄、刊行しなければならないものであり、日本人でも極僅かの人だけが拾い読みし、
アジア諸国では、それに興味を持っているものは皆無である。…　実録は日本とそのアジアの隣国との関係を好くもせず
悪くもしない。　日本人の絶大多数はビックス教授が我を忘れて日本人だけのビジネスに首を突っ込んだお節介やだと
思わざるを得ない。」

コメンタリー

ソース：チャイナポスト

国民党ニュースネットワーク　2014．10.20
http://www.kmt.org.tw/japan/page.aspx?type=article&mnum=119&anum=12330