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【書籍】 19年目の‘エヴァンゲリオン’、韓国の哲学者が書いた批評「エヴァオデッセイ」韓国で出版[11/01]

1 :蚯蚓φ ★@\(^o^)/:2014/11/01(土) 22:47:15.27 ID:???.net
http://dimg.donga.com/wps/NEWS/IMAGE/2014/11/01/67585091.2.jpg
▲エヴァオデセイ/イ・キリョン著/448ページ・1万6000ウォン
http://dimg.donga.com/wps/NEWS/IMAGE/2014/11/01/67585078.2.jpg

1980年代後半、青少年期を過ごした男性なら日本アニメはテレビより先に小説に接した記憶があ
るだろう。日本大衆文化商品の流通が不法だった時代、大型書店に堂々と陳列された海賊版小
説‘機動戦士Zガンダム’は10代の男の子たちにとって、ちょっとした贈り物であった。

この本はZガンダムから10年後に作られたアニメ‘新世紀エヴァンゲリオン’をテキストにする。し
かし、スチール写真をチラホラ挿入してストーリーをえんえんと書いた18年前の小説とは違う。
序文に明らかなように解説書でもない。

エヴァンゲリオン(エヴァ)ファンは他のどんなアニメにも劣らず幅広くて熱心だ。作品中の象徴的
要素に対する分析資料はインターネットに溢れている。著者は子供の頃、科学者を夢見た宗教学
者だ。ドイツ留学した2000年、テレビでエヴァを初めて見て以来、インターネットコミュニティに7編
の批評を上げた。14年前書いたその文が本の骨子だ。

著者はこの幽玄なアニメに溶けている宗教的要素の洞察的究明を試みた。古代ギリシャ語から持
ってきた‘エヴァンゲリオン(evangelion)’は‘福音’を意味する。知的好奇心を刺激する神話的暗号
や象徴を含まないコンテンツは珍しい。スラヴォイ・ジジェクと17人の哲学者が真顔になって書い
た‘マトリックスで哲学する’(2002年)以後、ヒット作の人文学的再構成も徐々に食傷ぎみになった。
もし書いた人がジジェクのように笑い一つない文章を繋いで出したとすれば読むのも容易でなか
っただろう。エヴァンゲリオンは好みによって、楽しみより怒りを誘発させかねない作品だからだ。

エヴァは巨大ロボットアニメを装った人物心理劇だ。すべて強いコンプレックスの塊りの登場人物
たちが大義など構わず各々の欠乏と欲望にしばられて暴走する。主人公の父が巨大兵器を作っ
て実の息子を戦場に追い出した目的はただ死んだ妻を生き返らせるためだ。概ねそのような格好だ。

漫画らしい限界を「見せ掛けの形で一貫する」と辛らつに批判することによって著者はオタク(マニ
ア)の疑いを免れる。アニメが視聴率のために爆破場面で女主人公の脚線美をクローズアップした
ように、興味深い主要用語と登場人物の概要説明を前半部にのせた。エヴァンゲリオン新劇場版
シリーズの完結編を待つファンだけに興味深い読み物ではない。

ソン・テキュン記者

ソース:東亜日報(韓国語) [本の香り]19年目‘エヴァ’に陥っていったり…まだ難解だったり
http://news.donga.com/3/0703/20141101/67585095/1

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