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【西日本新聞/社説】戦後70年…感情的な自己正当化に陥らないよう、誠実に自国の歴史と向き合うことができるかが日本の課題[01/13]
- 1 :ダーティプア ★@\(^o^)/:2015/01/13(火) 12:25:38.03 ID:???.net
- ■戦後70年 新たな時代へ■
第2次世界大戦が終わって70年となる今年は、大戦に関わった国々が、その歴史を振り返る節目となる。それぞれの国が、それぞれの歴史を語るだろう。
しかし、自分の国の歴史について語ることは意外と難しい。例えるなら、それは自画像を描く難しさに似ている。
自分が今、自画像を描いていると想像してほしい。よほど悟った人でもない限り、少しでも良く描きたい、という誘惑から逃れられまい。目をちょっと大きく、
髪の毛を濃く、目尻のしわはないことに‐。それが人情というものだ。
思い切り美男美女に描くこともできる。自己愛(ナルシシズム)を満足させ、本人はさぞうれしいだろう。だが、その絵を応接間に飾れば、訪れた隣人が首を
かしげる。これは誰ですか、と。
だから常識のある大人は、そんなことはしない。美男美女に描きたいという思いを抑え、努めて自分を客観的に見ることによって、他者の鑑賞に堪える
自画像を作っていくことになる。
自分の国の歴史を語るとき、私たちはどうしても、同じ落とし穴に陥りがちである。特に現代史は自分たちの父祖のことだ。愛情もある。父祖たちがやった
良いことは大きな声で語り、悪いことはできるだけ語らずに済ませたい。
しかし、それが積み重なれば、やはり歴史の実像とは懸け離れてしまう。あの頃、外から見た日本はどうだったか。他者の目を意識することで、自己愛を
抑制し、過不足のない歴史を語りたい。
ソース:西日本新聞 2015年01月13日 10時30分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/138779
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