【台湾】台湾史上最大の獄政スキャンダルで、刑務所長ら23名を起訴[1/13]

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　台北地方検察署が12日、台湾史上最大の獄政スキャンダルに関連した刑務所長ら23名を汚職、収贈賄で起訴した。

　起訴されたのは、緑島刑務所の蘇清俊前所長、台中刑務所の趙崇智前副所長、宜蘭刑務所の呉載威所長、
台北刑務所の周秉荣前看守、入獄中の東森グループの王令麟前総裁の秘書・胡暁菁、他19名である。
呉被告ら前5名は11月13日から身柄を拘束されていた。

　刑務所史上最大のスキャンダルと言われている醜聞で、蘇、趙両被告は王令麟前総裁や暴力団幹部ら受刑者に
便宜を図った見返りに賄賂を受け取ったので、汚職収賄罪に問われている。　

　蘇被告は、2012年3月から今年１月まで台北刑務所で副所長を務めた際、暴力団のカポ池泳霖から収賄、
胡容疑者から現金やホテルの宿泊券などを受け取り、前総裁が「刑務所内のオフィス」から関連会社の経営方針や
人事について指示するのに手助けした。　

　王前総裁は、海運会社を大手ケーブルテレビ「東森電視」などを傘下に持つ財閥に成長させた著名人であるが、
株式の架空取引などで2007年に懲役判決を受けた。

　その上、蘇刑務所長は、緑島でも受刑者家族から計約100万元（台湾ドル：約３８０万円）相当の金品を受け取り、
酒や高級茶葉などの「禁制品」の持ち込みを許していた。

　趙被告は、蘇所長の頼みで、池泳霖の手下の世話を焼き、池親分からも収賄した。

　呉被告は、蘇前所長の頼みで収賄、胡秘書を同所で服役している民進党の大老と面会させたので、身柄は拘束されず、
保釈金10万元（30万円）で保釈釈放された。　胡被告は宜蘭で服役中の呉乃仁元民進党秘書長と顔万進元内政部次長と
面会した。

ソース：台北の新聞

国民党ニュースネットワーク　2015．01.13
http://www.kmt.org.tw/japan/page.aspx?type=article&mnum=119&anum=12804