【神奈川新聞】高嶋伸欣琉球大名誉教授「『中韓朝は劣っていて、悪である』というレッテル貼りは小学校低学年レベルの思考」[01/14]

ダーティプア ★＠＼(^o^)／

戦後７０年目の成人の日、新成人に先の戦争の認識を聞いた。「どこと戦ったか？　えーっと、アメリカだったかな」「次に戦争をするとしたら？　中国、韓国。
領土問題とかあるし」「いや、戦争は絶対駄目だっておじいちゃんが言っていた」。その歴史認識が照らし出す「いま」がある。

◇

鎌倉芸術館大ホールで開かれた成人のつどい。小百合さん、雄大さんはともに大学生２年生。振り袖とスーツをスラリと着こなしている。

早速、質問してみる。

－先の大戦で日本はどこの国と戦ったか知ってますか？

「えーっと…」と顔を見合わせる２人。雄大さんが「アメリカ、だよね？」と自信なさげに答えると、小百合さんも「そうだね、アメリカだね」。

小百合さんが続けた。

「日本がいま、日米安全保障の庇護の下にあるのはアメリカと戦ったから。集団的自衛権が話題になった時、親に聞かされた。『敗戦国になったから日本は他国
の目を気にする国になった。負けてなければ、人の目を気にしない国になれたのに』って」

戦争で侵略した中国の名は最後まで出てこなかった。

－では、この先、日本が戦争をするとしたらどこの国だと思う？

一瞬戸惑ったような表情を見せたのち、小百合さんは言った。

「軍隊がどこかの国へ派遣され、国民の知らないところで起きてしまいそう。軍隊が勝手にやっていることだから、と実感が湧きにくいと思う」。雄大さんがうなずいた。
「国土が戦場になるイメージはない。でも、なおさら怖い。解決が難しくなるから」

■即答

川崎市中原区のとどろきアリーナ。大学生の笑鈴さん、七実さんにも聞いてみる。

「戦争になるなら？　北朝鮮、韓国、中国」。笑鈴さん、即答だった。

七実さんは「アメリカと一緒になって、どこかとやるんじゃないですか。最近、めっちゃ騒いでるよね」。集団的自衛権の行使を可能にする法整備のことらしい。笑鈴さんが
「池上彰のテレビで見た！」と応じ、七実さんは続けて「戦争する設定をつくってアメリカの味方になる。何がいいとか悪いとか分からなくても、アメリカの味方をすると思う」。

麻生区のやはり大学生、倫子さんも「北朝鮮」を挙げた。ミサイル発射実験を例に「めっちゃ攻撃してくるじゃないですか。実際は戦争にならないと思うけど、憲法改正
の動きもある。やっぱり戦争にならなくはない、かな」。

ソース：神奈川新聞　2015.01.13 19:21:00
http://www.kanaloco.jp/article/82719/cms_id/120799

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【神奈川新聞】高嶋伸欣 琉球大名誉教授「『中韓朝は劣っていて、悪である』というレッテル貼りは小学校低学年レベルの思考」[01/14]

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