【韓国】保坂祐二世宗大教授「日本は韓国に中国よりも自国のことを考えてほしいと思っている、これは過剰な期待だ」[03/17]

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日本生まれの保坂祐二世宗大教授
「独立運動をする気持ちで務める」

光復（日本の植民地支配からの開放）70周年を迎えるにあたり、日本生まれで初の独立記念館理事（非常任）
に任命された世宗大学の保坂祐二教授（59）は16日、ソウルプラザホテルでのインタビューで「日本の植民地
時代の残滓（ざんし）である日本による独島（日本名：竹島）領有権主張は退けなければならない。独立運動を
する気持ちで理事職を受諾した」と述べた。東京生まれの保坂教授は普通の日本人だったが、日本による
植民地時代を研究するうちに韓国に夢中になった。そして、2002年のサッカー・ワールドカップ韓日共催大会
で韓国の姿に感動したことから、03年に韓国国籍を取得した。09年には世宗大学独島総合研究所の所長に
就任、日本による独島領有権主張や歴史教科書歪曲（わいきょく）を批判している。

保坂教授は「独島は大韓独立の象徴だと言える。独島の紛争地域化を望む日本の戦略に巻き込まれず、
各国の碩学（せきがく＝学者）たちに独島が韓国領土であること知らせなければならない」と言った。また、
国交正常化50周年を迎えるのにもかかわらず、依然として冷え切っている韓日関係について、「韓国が韓日
関係で柔軟性を示せずにいるのには、日本の独島領有権主張が大きく作用している。また、日本政府や
メディアが韓国の対応を歪曲し、拡大解釈しているからだ」と語った。

保坂教授は「日本の書店に行くと、韓国に対して悪口を言う本がベストセラーになっているが、これは韓国には
ない現象だ。安倍政権がこうしたムードを誘導した面もある。最近、日本に広まっている嫌韓は、日本国民全体
のムードではない。しかも、与党・自民党内部にも現在の基調に反対する勢力が少なくない」とし、「韓国政府
も外交政策についてブリーフィングが必要だ。日本は韓国に中国よりも自国のことをまず考えてほしいと思って
いるが、これが過剰な期待だということをよく説明しなければならない」と述べた。

そして最後に、保坂教授は「光復70周年の年を迎えたが、まだ我が国（韓国）に確実なビジョンがないように
見えて残念だ」と話した。

梁昇植（ヤン・スンシク）記者

ソース：朝鮮日報　2015/03/17 09:59
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