【韓国】第2ロッテワールド…売り上げ半減でテナントがソウル市に嘆願書、「不渡り危機」訴え[03/24]

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ソウル市が複合商業施設「第2ロッテワールド」の映画館とアクアリウム（水族館）の営業再開を認めるかどうか
をめぐり対応に苦慮している中、同所に出店するテナントが「不渡りの危機」を訴え市に営業再開許可を求めた。

テナントの関係者らは23日、朴元淳（パク・ウォンスン）ソウル市長に提出した嘆願書で「昨年、資金を全てつぎ
込んで第2ロッテワールドに出店したが、オープン時期が1カ月、2カ月と遅れ、予想外の大きな損失を被った」
と訴えた。また「オープン後も、ほかのショッピング施設にはない駐車予約制、駐車料金の完全有料化により
初期から大きな赤字を抱えながら営業することになった。さらに（映画館が揺れたとされる問題や水族館の
水漏れといった）安全問題が報じられ、ただでさえ少ない売り上げは半減し、客の来店も途絶えた」と主張した。

続けて「映画館と水族館の問題も全て補完を終え、専門機関の検証も受けたと聞いているが、未だに映画館
と水族館に対する営業停止は解除されていない」と指摘。「この状況が続けば従業員の月給を払えないだけで
なく、不渡りが出て閉店せざるを得なくなる。私たちが望むのは、ほか（の施設の店）と同じ条件で営業すること
だけだ」と訴えた。

現在、第2ロッテワールドの三つの別館には約1000店舗が出店している。ロッテ側の集計によると、昨年10月
に別館を臨時オープンした際の来場者数は1日平均10万人水準だったが、同12月に水族館と映画館が営業
を停止して以降は5万－7万人水準に急減したという。

だが、ソウル市は営業再開には慎重を期す考えだ。市の関係者は「専門家の検証を踏まえ、原則にのっとって
営業再開を認めるかどうかを決定する。安全はどれだけ強調してもしすぎということはないため、安全診断と
補修・補強を徹底的に行う」と話している。

キム・ヒョイン記者

ソース：朝鮮日報　2015/03/24 09:00
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/03/24/2015032400816.html