【韓国】対米外交で日本がリード、韓国政府に焦り [04/09]

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対米外交で日本がリード、韓国政府に焦り
2015/04/09 09:47
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/04/09/2015040901084.html

　米政府幹部から最近、韓国よりも日本の立場を重視するような発言が相次ぎ、韓国政府が対応に苦慮している。

韓国政府の一部からは、韓日間の対米外交戦で日本がリードしているとの声も聞かれる。
韓国外交部（省に相当）はひとまず「韓国の対米外交に異常はない」との立場を示している。

韓米関係について、尹炳世（ユン・ビョンセ）外交部長官も先週開かれた在外公館長会議で「過去最高のレベルにまで引き上げることができた」と述べた。
しかし、日本が米国の官民を相手に全方位的なロビー活動を繰り広げ、最近のワシントンでは「韓国疲れ」が広がっているとの見方が少なくない。

　外交筋は「『アジア復帰』戦略のため、韓米日3カ国の協調が求められる中、米国は日本の主張に耳を傾ける可能性がある。
韓国政府は韓米、韓米日協力にもっと積極的な姿勢を示すべきだ」と指摘した。

　しかし、安倍政権が発足以降、「右傾化の暴走」が止まらず、韓国政府も日本に手を差し伸べるのは難しい状況だ。
韓国外交部関係者は「安倍政権の歴史に逆行する動きに目をつぶることもできず、韓日関係の修復を求める米国などの声も無視できない」と話した。

　日本との交流・協力に消極的だった韓国政府が最近、歴史問題とそれ以外の問題を切り離して対応する「ツートラック」路線に転じたのは、こうした現状が生んだ結果だ。
韓国政府は先月、韓中日の外相会談を仲介した。早ければ来週にもワシントンで韓米日の次官級協議が行われることもその延長線上にある。

李竜洙（イ・ヨンス）記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版