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【神戸新聞/社説】教科書検定、政権の意向に沿う内容で危うい…中韓の主張なく背景まで理解難しい、対立あおることにも[04/11]

1 :ダーティプア ★@\(^o^)/:2015/04/11(土) 12:39:09.61 ID:???.net
これでは教科書の画一化ではないか。政権の意向に沿う形で内容が変わっていくようでは危うい動きと言うしかない。

文部科学省が来春から使用する中学校教科書の検定結果を公表した。

最終的に全ての教科書が合格したが、目を引くのは社会科で領土に関する記述が倍増したことだ。全教科書に竹島と
尖閣諸島が登場し、多くが「固有の領土」と書いた。

政府の立場を記載する傾向が強まったのは、昨年1月、文科省が教科書作成の指針となる解説書と検定基準を見直した
ことが要因だ。

検定基準は近現代史を扱う際に「政府の統一的見解に基づく記述」などを求め、解説書では竹島・尖閣を「固有の領土」
などと明記して詳しく教えることとした。

領土問題を取り上げることや、政府見解を示すこと自体は必要だろう。だが、その記述は「竹島は韓国が不法占拠」
「日本は尖閣諸島を実効支配」「領有権の問題は存在しない」など、政府の立場に沿った言葉の横並びだ。出版社が
検定を通過させるため微妙な問題には触れないようにしたのだろう。

なぜ領土で対立しているのか。歴史的経緯への言及はほとんどなく、中国や韓国の主張には触れない。自国の立場だけを
前面に出すのでは生徒たちが主体的に考え、問題の背景まで理解することは難しい。対立をあおることにもなりかねない。

領土問題以外でも出版社側の自粛の姿勢や画一化が目立つ。旧日本軍の関与が論争になる沖縄戦の集団自決を記述
した歴史教科書の大半は「自決に追い込まれた」と同じ表現を使った。現行教科書の「自決を強いられた」を変更した出版社
は「全てが軍の強制とまでは言えない」としてトーンを弱めたという。

自民党の部会が「自虐史観」に立った教科書が多いと問題視したことがあった。教科書編集に対して陰に陽にかかる圧力
が記述の幅を狭くしている。

民間の創意工夫によって「個性豊かで多様な教科書」を作り、その中から適切なものを選ぶようにするのが教科書検定制度
の本来の在り方だろう。現状はそうした目的からの逸脱でしかない。

生徒たちが多面的なものの見方ができるよう学校現場で工夫することがより大切になってきた。

ソース:神戸新聞 2015/04/11
http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201504/0007906879.shtml

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