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【話題】姜尚中さん「在日が存在する経緯が忘れられた、朝鮮にどう向き合うかが日本のナショナリズムに重要であり続けた」[05/29]

1 :ダーティプア ★@\(^o^)/:2015/05/29(金) 05:04:36.00 ID:???.net
―日本と東アジアを覆う歴史・領土問題のきしみは何に起因するのでしょう。

「今に続くアジアの相克は、実は終戦の時点にすでにはらまれていたと思う。戦後まもなく中国は内戦状態、
朝鮮戦争も始まり、日本の植民地から解放された朝鮮は、アジアの戦後秩序をつくる当事者から除外されて
しまう。米国は日本を経済的なアジアの橋頭 堡 (ほ) としてよみがえらせていく。朝鮮半島に対する日本の
植民地支配が何をもたらしたか、コンセンサスは形成されなかった。アジアの忘却は、日本の終戦のあり方
に関わっていた」

▽平和の対照

―日本にとっては、戦後は平和国家の始まりです。しかし、アジアにとっては違ったのか。

「戦後世界は、冷戦に突入したといわれる。しかしアジアは違う。アジアは熱戦だったんです。終戦からベトナム
戦争までをアジア三十年戦争という人もいる。しかしベトナム戦争への前線基地だった沖縄は別に、日本本土
は天と地のように違う平和と民主主義を享受し、その対照、コントラストは激しかった。韓国が開発独裁で
いびつな近代化がなされる傍らで、日本は成熟した社会に変貌し、民主主義の違いも歴然としていた」

―戦後民主主義には今、日本の針路を誤らせたという批判もあります。

「日本の戦後は何より戦争体験から始まったんです。戦争への嫌悪感が戦前との断絶を意識させ、その痛切
な思いが戦後民主主義とか平和主義と呼ばれた。政治学者の丸山真男さんをはじめ戦後民主主義の旗手と
された人は、それが米国から与えられたのだとしても、戦争体験を裏打ちして足元に引きつけ、血肉とすること
ができると考えた。民主主義を、敗戦を通じて実現させようという思いが、階層や思想を超え多くの人をとらえた。
それは確かなことで、虚妄ではなかったと思う」

ソース:47NEWS 2015年5月28日
http://www.47news.jp/47topics/postwar70/turning-point/post_20150527133932.html
インタビューに答える姜尚中さん=東京都内のホテル
http://www.47news.jp/47topics/postwar70/images/article/265655_photo.jpg
姜尚中さんはインタビューで、東アジアの未来に希望をかけた=東京都内のホテル
http://www.47news.jp/47topics/postwar70/images/article/265655_photo3.jpg
ホテルの階段でたたずむ姜尚中さん=東京都内のホテル
http://www.47news.jp/47topics/postwar70/images/article/265655_photo5.jpg

続きます

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