【中国】自ら「替え玉」受験、不正暴く＝記者の潜入取材に評価の声[06/08]

なまはげ87度 ★＠＼(^o^)／

中国紙・南方都市報の記者が、大学入試で「替え玉」受験を展開する組織に潜入した上で、７日に全国で一斉に行われた入試で自ら替え玉受験し、不正行為を暴く報道を行った。
大胆な潜入取材が法律に抵触するか話題となっているが、８日付の中国紙・新京報は「（記者の行為は）犯罪を構成するものではなく、大衆の知る権利を保障したものだ」と評価した。
　同紙によると、調査報道で知られる南方都市報の記者は昨年１１月、取材のため替え玉受験の組織と接触した。
自ら替え玉となり、不正行為を取材しようと計画し、湖北省武漢市の有名大学の学生ら十数人と共に、江西省南昌市で受験した。
偽造された受験票と身分証には、本来の受験者の実名や戸籍地が記され、記者ら替え玉の写真が貼られていた。
　記者は試験が終わると、答案用紙に潜入取材だと明かした上で、試験は無効であり、関係部門が介入して調査するよう要求した。
南方都市報が７日午後、事実関係を報道すると、他紙の記者からは「素晴らしい報道だ」「大胆だ」「記者は法律に触れないのか」などと大きな反響を呼んだ。
　教育省は公安当局に対して捜査を要請。他の記者からは中国の報道規制が強まる中で、「記者が公共情報を入手し、社会の裏側を暴くことが困難になっており、
記者を法律面で苦境に陥れてはいけない」として、公益のために情報を入手した記者の権利を保護する声が強まっている。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015060800712