【歳川隆雄】正恩氏に忠誠誓い自ら指２本切断？　北朝鮮外相の衝撃スクープ写真入手[9/8]

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　これは、筆者が入手したスクープ写真である。だが、読者は一瞥（いちべつ）してみて「どこかおかしい」と感じたはずだ。

　そう、メニューを手にしている恰幅（かっぷく）のいい老紳士の右手人さし指と中指の第１関節がないのだ。この人物の名前は
李洙●（＝土へんに庸）（リ・スヨン）、北朝鮮の外相である。

　この写真が撮られたのは８月５日。場所はマレーシアの首都クアラルンプールにあるプトラ・ワールド・トレード・センター（ＰＷＴＣ）。

　本コラム（８月１０日発行）で書いた日朝外相会談が行われた前夜である。

　８月５～６日、同地で東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）地域フォーラム閣僚会議（ＡＲＦ）が開催された。

　議長国マレーシアのアマン外相、岸田文雄外相、ケリー米国務長官、王毅中国外相、ラブロフ露外相、尹炳世（ユン・ビョンセ）
韓国外相、そして、件の李北朝鮮外相らが出席した。

　安保法制国会審議中のため滞在時間１７時間の岸田外相は出席できなかったが、５日夜にＰＷＴＣ４階のイベントフロアで
前夜祭が開かれた。

　マレーシアの民族衣装シャツを着て出席した李外相は終始上機嫌だった。

　だから無防備だったのか、知られたくないはずの右手指欠損を激写されたのだ。

　実は、国家安全保障局（谷内正太郎局長）が同外相の右手指先２つがないという情報を得ていて、事前にクアラルンプール入りする
外務省職員に写真を撮るよう指示を出していたというのだ。

　断っておくが、この写真はその筋から手に入れたものではない。

　では、なぜ人さし指と中指の先端がないのか。

　にわかに信じ難い話だが、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）第１書記の前で忠誠の証しとして自らが切り落としたというのである。

　今、指定暴力団・山口組分裂が話題となっているが、「指詰め」は左手小指である日本のヤクザ社会も仰天する話だ。

　彼の国では２０１３年１２月に、ナンバー２の位置にいた張成沢（チャン・ソンテク）氏が粛清（軽機関砲で処刑）されて以来、
金第１書記への忠誠心競争が権力中枢で激化している。

　この間、北朝鮮労働党幹部や人民軍トップの相次ぐ粛清が明らかになっている。

　先の韓国と北朝鮮の軍事境界線を挟んだ衝突は「寸止め」で大事に至らなかったが、北朝鮮の外交敗北は明らかだ。

　金第１書記の許可なく地雷を敷設したとされる李永吉（リ・ヨンギル）軍総参謀長が次の粛清対象ではないか。

　北朝鮮はまさに「ヤクザ国家」である。　

（ジャーナリスト・歳川隆雄）

zakzak　2015.09.08　（ソース元に画像あります）
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150908/frn1509080700001-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150908/frn1509080700001-n2.htm

【歳川隆雄】正恩氏に忠誠誓い自ら指２本切断？ 北朝鮮外相の衝撃スクープ写真入手[9/8]

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