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【米韓】 こぶを取ろうとして、こぶがくっついた米中均衡外交〜外交ジレンマは終わりではなく本格的な始まりだ/中央日報コラム[10/20]

1 :蚯蚓φ ★@\(^o^)/:2015/10/20(火) 12:24:33.81 ID:???.net
先週末ホワイトハウスであった朴槿恵(パク・クネ)大統領とオバマ大統領の共同記者会見は、
韓半島(朝鮮半島)問題に対する米国政府とメディアの見解を垣間見ることができる分かりやすい
機会だった。51分間にわたる記者会見で、米国記者たちの質問は米国内の政治や対外懸案に
集中した。お客さんを迎えておきながら「とんでもない」質問ばかり行う米国の記者たちが無礼で
薄情に見えたかもしれないが、冷静に考えれば間違ってはいない。

大統領に直接質問できる決して多くはない機会を最大限大切に活用するには、最も重要なこと
から尋ねるのが道理に合う。米国のマスコミが見るにつけ、北朝鮮の核や韓米同盟は米民主党
大統領候補争いやシリア問題、イスラエル・パレスチナ紛争などに比べ優先順位が下がっていた
り「つまらない」イシューだということを、私たちの目で確認したわけだ。

並び立った一国の首脳の「体面」を考えて米国記者たちの質問を適当に打ち切って韓半島(朝
鮮半島)問題に質問を誘導することもできるが、オバマはそのようにしなかった。どんな質問にも
誠意を尽くして答えた。十分に見てきた場面なので事実今更どうだというわけでもない。メディアに
対する米最高指導者の姿勢がうらやましいばかりだ。記者会見が終わるやいなや発言の全文と
動画をそのままホワイトハウスのサイトに上げたのもうらやましいのは同じだ。その差は今すぐに
青瓦台(チョンワデ、大統領府)サイトに入ってみれば分かる。

今回の首脳会談の最大の成果として青瓦台は韓国の「中国傾斜」の可能性に対する米国内の
憂慮を払拭させて堅固な韓米同盟を再確認したものと強調している。だが記者会見から出てきた
オバマの発言で色あせていた。オバマは「韓米関係にはどんな亀裂もない」としながら「韓国が米
国と良い関係を維持しながら中国とも良い関係を結ぶことの間に矛盾はない」と話した。「惜しいこ
とに(?)」オバマはそこであえてもう一歩踏み込んだ。

彼は「朴大統領に話したように」という言葉で首脳会談の時にすでに言及したことを暗示しなが
ら「私が強調したいまさに一つのことは、中国が国際規範と規則を守らない時は韓国も私たちのよ
うにそれについて声を出すことを望むという点」と話した。第2次世界大戦の終戦後に確立された
国際規範と規則から韓国も恩恵を受けているのではないかとの説明もつけ加えた。要するに第2
次世界大戦後に樹立された米国中心の国際秩序に中国が挑戦する場合、韓国も明らかな反対
の声を出してほしいという要求だ。

南シナ海や東シナ海で中国が国際法を無視して混乱を起こしたり、米国が構築した国際政治・
経済の枠組みを揺さぶったりする場合、明確に米国の肩を持つことが韓国の国益に役立つという
話だ。質問に対する答弁の過程から出た話ではあるが、韓国を日本のように確実な米国側だと考
えていたとすれば、あえてそのような話をしなかっただろう。中国と良く過ごすのは良いが限度を
越すことはするなという警告に聞こえる。

青瓦台は北朝鮮問題に対する別途の共同声明を通じて北核問題を「最高の緊急性」と「確固た
る意志」を持って扱うことにした点も成果に挙げている。米国がこれまで堅持してきた「戦略的忍耐」
から抜け出して積極的に北核問題の解決に乗り出すことにしたようなニュアンスだ。事実ならば大
きなニュースだ。オバマ政権対北朝鮮政策路線の「Uターン」を意味するからだ。国内メディアはこ
の点を浮き彫りにして大きく報道したが、米国メディアは完全に無視した。北朝鮮が先に核と弾道
ミサイルプログラムを完全に放棄するという真の意志を見せるべきだという大前提は全く変わって
いないので、米国の路線変化とは思われないと判断した可能性が高い。

>>2-5のあたりに続く

ペ・ミョンボック論説委員・巡回特派員

ソース:中央日報日本語版<【コラム】こぶを取ろうとして、こぶがくっついた米中均衡外交=韓国>
http://japanese.joins.com/article/192/207192.html

関連スレ:【話題】米中、韓国の中立的態度に不満 南シナ海
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1445303222/

2 :蚯蚓φ ★@\(^o^)/:2015/10/20(火) 12:24:49.09 ID:???.net
>>1の続き

朴大統領は今回の訪米で、韓国は米国が推進するアジア再均衡政策の「核心パートナー」だと
強調した。再均衡政策の目的が中国の牽制にあるということは天下の誰もが知っている事実だ。
結局、米国・日本と手を握って対中牽制に参加するという宣言とも同じだ。中国がどんな反応を見
せるのか気になる。二枚舌だという声が出ないだろうかと心配だ。その上、米中が戦略的に衝突
する時に確実に米国の肩を持ってほしいという注文まで受けたので、こぶを取ろうとして、返ってこ
ぶをつけたようなものだ。華やかな儀式と外交的修辞を前面に出して成功的な訪米外交だと自賛
するには、韓国の前に置かれている請求書の金額があまりにも大きい。

外交は、言葉と文による戦いだ。言葉で交渉をし、交渉結果は文に残る。歴史に残るのは文だ
が、文に含まれなかった一言が、時にはより大きな意味を持つ。首脳外交の結果として出てきた
文書はもちろん重要だが、それに劣らず重要なのが首脳の口から出てきた言葉だ。オバマの言
葉から見ると、米中の間に挟まれた韓国の均衡外交のジレンマは終わりではなく、これから本格
的に始まるようだ。

おしまい

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